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活元運動が出やすくなる秘密。

野口先生の本を読んで活元運動に興味を持ってやってみたんだけど活元運動が出なかったという体験がある方は多い。

頭がポカーンとして、カラダの力が抜けると

カラダが勝手に動き出して、カラダ自身がやりたいこと、調整したいことをやろうと動き出す。

それが無意識運動の訓練でもある活元運動。


ぼく自身は活元運動を初めてやったときは全然動かなかった。

整体指導は受けずに自宅で思い出したようにときどき向き合ってやっていて

活元運動が明確に動いたのは1年後だった。

活元運動が出たその日、奇しくも初めて活元運動をやってみた親友は初日に猛烈に活元運動が出るという体験をしていた。


初めて来室される方はほとんどが整体指導の依頼。

稀に初めての来室時に活元運動指導でいらっしゃる方がいる。

初めての来室で活元運動指導を受けた方で活元運動が動き出した方は

今のところぼくの指導室ではゼロ。

そのせいもあって再び訪ねてくる方もいない。


最初の活元運動指導では、いつでも大あくびが出せることを目標にしている。

全身が連動して動くような大あくびは

それ自体が既に意識運動じゃない。

大あくびは分かりやすい無意識運動。

日常生活の中で丁寧に大あくびをする習慣を取り入れることができたのなら

どこかのタイミングで活元運動は出てきてくれる。



初めての活元運動指導で運動が動き出された方々は

ぼくの指導室ではすべて整体指導を受けていただいていた方々だった。


今まで受けていた整体指導で

受けた愉気を通じて「気」を感じて

愉気によって連動して動く自分のカラダを感じられる様になって

忘れていたカラダの感覚を思い出されていく。


整体指導の後に猛烈な弛緩反応や発熱を経験されることで

自分のいのちを運営しているのが無意識運動なんだと発見してしまう。

異常や疲労があれば元に回復しようとするホメオスタシスの働きを

自分のカラダを通じて体験できたことで活元運動に興味を持たれる。


「気」も体験しちゃっているし

愉気を受けると自分のカラダの内部が動き出すことも体験済。

だからこそ知的理解から生じた好奇心よりも濃い

体験から生じた好奇心を持って活元運動を学びたいって来室されることになる。


加えて整体指導を受けに来室される方の多くは

来室されることを喜びとして感じてくださっている方が多い。

気の相性がいい方々。

なので愉気を受けるたびに感受性は高まっていく。


結果として好奇心や自発性が高まったタイミングで活元運動指導を受けることになるので

活元運動も出やすくなっているんだと思う。


活元運動は無意識運動なんだけど

不思議なことにやる気というか、向き合う姿勢が運動に影響する。


活元運動の会が終わった後の整体指導者の勉強会で

師匠の田総先生から

この中でやる気のない活元運動をしている者が二人いる。

そう指摘されたことがあった。

その二人の中にぼくは含まれていた。(>_<)

指摘されたのは、30人中もっとも若い二人で

整体指導者を目指していた二人だった。


今思い返すと期待している二人に活を入れたわけだけど

不思議なことにその後の活元運動は激しく出てきた。


活元運動は意識運動じゃないので強制されて行う運動じゃない。

馴れてくると活元運動はいつでも動くんだけど

人に見せるために絶対に動いて欲しいなんて状況は避けたい。

ところが数十人、場合によっては数百人の前で

デモンストレーションとして活元運動を見せてあげてくださいと指示されて

活元運動をやってみせる役を仰せつかったことが何度もある。


ぼくの体癖が捻じれ型という

右と言われると、左を向きたくなっちゃう心身の感受性なせいで

望まない状況下での活元運動であるにも関わらず

何故か毎回ふだんよりも激しく運動が出てしまう。


運動が初めて出てしまうきっかけも

運動が激しく出ちゃったきっけかも

その秘密は自発的な要求が高まっているかどうかなんです。



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