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呼吸でもっとも大切なこと

無意識や身体技法に興味を持ち出すと

必ず注目することになるテーマ

それが呼吸。


洋の東西を問わず

潜在意識にアプローチするために

いろんな呼吸法が研究されて

様々な名前まで付けられている呼吸法すらある。


呼吸について書かれている本もあるし

呼吸法なるものを教えている人までいる。

そういったものは呼吸についてのHow to

やり方についてレクチャーしてくれているわけなんだけど

呼吸において大事なことは

そういったHow to ではない。


どうしてかというと

生きているあいだじゅう

ずっと途切れずに行っているのが呼吸

その呼吸を意識的に行うことが既にめちゃくちゃ不自然なわけ。

そんなことしてたらすぐに気狂いになってしまう。


大切なのは

自然と、自ずから

深い呼吸が発生してしまう心身の在り方。

勝手に深い呼吸をしてしまうカラダが大切なの。


だからやり方を学ぶ必要はなくて

カラダが緩んで

自ずから深い呼吸が現れるようにしてあげればいいわけ。


カラダが緩まない理由は2つ。

偏り疲労でくたびれていて緩められない強張り。

常にせわしなく悩んでいる脳内がもたらす大脳緊張。


現代人の特徴である眼精疲労は大脳疲労でもあるので

ますます深い呼吸が現れにくい環境が整っている時代にぼくらは生きている。


だからこそ自分の心身を緩められることは

心身の教養として実は一番大切なんじゃないかと思っている。


自分で緩められて

いつでも大あくびが自分のカラダから現れるようにしてあげる。

カラダが大あくびを出しているとき

脳内から言葉が消えてポカーンが現れる。

するといのちを営んでいる無意識運動が動きやすい在り方

環境がこのカラダに現れてくる。


活元運動のレッスンにおいて

心身の強張りが酷くて息が全然吐けない方がいる。

そんな方でも大あくびが出るようにカラダが緩むと

いきなり倍以上の息を吐き出せるようになる。


いきなりできるようになったわけだから

呼吸法を習得出来て

出来るようになったわけじゃない。


カラダを緩めてあげることで

カラダ本来の働きとしての呼吸が自ずから現れてきたってだけ。

本来の性能が働きだしたってわけ。


だから呼吸法って

積み重ねていく学習じゃなくて

邪魔をしている要素を少なくしていくだけでいいんです。


我田引水になってしまうけど

大あくびが自然と現れるカラダに復旧させていくのは

活元運動の準備運動である邪気の吐出がとっても有効ですよ。


※邪気吐きについて

















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