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病気になったら頑張る教を脱会するチャンス。

日本最大の宗教団体である「頑張る教」

頑張って目標を達成していこう。

頑張って、この競争社会を勝ち抜こう~。


頑張るって

頑なに、張る。


だから仕事を頑張っています。

っていう人のカラダ、背骨は硬張っている。

私は家事を頑張っています。

っていう人のカラダ、背骨は硬張っている。


頑張るから

カラダの悲鳴は聞こえていない。

感じないから頑張れているわけ。

頑張っているって

必死になっている。

カラダの声も聞こえないほどに必死。

感じないって

必ず死ぬって在り方。

それが頑張る教の信者のカラダ。


幸せで豊かな在り方をしている代表選手のような本田晃一さんは

嫌なこと、ものからは速攻で逃げる。

頑張らないとおっしゃっていた。

自分は頑張れませんって。


ぼくは周りからホントに修行が好きだよね~と言われていた。

自覚はなかったんだけど

完全に「頑張る教」信者として長らく生きてきた。


せっかく入社した会社なんだから、頑張る。

お金がないと生きていけないから、頑張る。

体調が悪くても仕事なんだから、頑張る。

心地よくないけど、お金をいただくために、頑張る。

波風を立てないよう、他人や家族の意見を優先して

自分の意見を抑えるように、頑張る。


頑張る教の重症信者だったので

強制終了で3度、退職、立ち止まる体験をした。


損害保険会社で示談交渉業務に従事していたころ

出社の日は、午後になると39℃近い発熱。

表情も動かなくなってしまった。

頑張っているがためにカラダを感じないで生きてきたつけ。

限界を迎えてしまってカラダの悲鳴が無視できなくなってしまった。


芸能人の付き人兼運転手。

保険会社でクレーム対応していた経験あったのに

感情の起伏が激しい奴と一日じゅう一緒にいる緊張で

下痢が止まらなくなってしまった。

数ヵ月止まらない下痢と、下痢によりただれて切れ痔になってしまった。

会社組織であわない奴と一緒に仕事をすることだって辛いけれど

おはようからおやすみまでふたりっきりのストレスって半端ない。

そんな仕事で頑張っていたものだから速攻で壊れてしまった。


コールセンターでは声が出なくなってしまった。

働き始めた最初の経歴が保険会社の交渉人だったので

どこの職場に行ってもクレーム対応を任されてしまう。

頑張っているがために

心身が悲鳴をあげてしまった。


頑張れてしまう背景には

頑張ることがいいことだという昭和的観念が入っていることはもちろん

世界を「ない」フィルターで眺めていて「ある」に気づけていない。

悲鳴をあげているカラダを感じないことも大きく寄与している。


カラダって自分が生きているあいだじゅう

ずっと一番身近に居てくれる存在。

うち神さんと言ってもいいほどのコンサルタント。


痛みや苦しみで強制終了になっちゃったけど

実はもっと前からカラダは苦しい、辛いってメッセージを発してくれていた。


むかし、あるお医者さんの講演会に連れていかれたことがある。

神の手と言われるような内科手術で有名な方。

あるときから手術という行為に疑問を感じるようなってしまったんだそう。


患者がカラダが発しているメッセージに向き合う機会を

自分の手術が奪っているって気づいてしまったって。


手術が成功すれば、ありがとうと感謝されるけれど

患者は以前と同じ日常に帰っていく方がほとんど。

カラダが発したメッセージを拾い上げない方が多いって。

だから病気を生み出した自分の在り方、働き方を見直す方は少ない。

手術と言ってもあくまでも対症療法で

カラダと対話して

在り方、生き方が変わっていくことで治ってしまうのが

本当の病気との向き合い方なんだって。


たいていの人は治してくれればいいって感覚しかないものね。

一番優秀なコンサルタントが

痛い~、苦しい~ってメッセージを出していても拾い上げず

育ててしまった異常が病気。

一番優秀なコンサルタントの意見には耳を傾けずに窮地に陥ってしまって

自分の外のコンサルタントに相談するって

やっぱり間抜けだもんね。


ぼくなどは相当間抜けで

カラダにはいつも迷惑をかけっぱなし。

さんざん硬張らせてしまったカラダなんだけど

カラダから湧き起こる欲求を大切に扱って

カラダの硬張りを緩めて使ってあげて

すなわち頑張らないで生きていくようになると

カラダが発する様々な言葉をふたたび聞くことができるようになる。


カラダは生きている限り

ずっと寄り添ってくれるパートナー。

最期までそばに居てくれるパートナー。

もし病気になったのなら

頑張る教を脱会して

カラダというパートナーと再び対話を始めるチャンスかもしれない。



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