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脳内の反対の声が大きくなる理由。

自分が何か行動を起こそうとしても

必ず脳内で反対の声がささやいてきて行動できないと相談を受けた。


反対の声がすると言っても

それは自分が生み出した声だよね。

たとえ言ってくる内容が親が言っていた内容であっても

自分の脳内なんだから自分が生み出している。


その脳内の声の音量を大きくするにはどうしたらいいか?

分かりやすい例がマスク。


パンデミック以前の時代

職場でNOマスクの人を見ても特に気を留めることはなかったはず。

ところが2020年2月ごろには会社でマスク着用の指示が出た。

東京メトロの車内でも2020年6月ごろには

車内でマスクの着用をしてくださいとのアナウンスが流れ出した。


人と接するときにはマスク着用

このルールを厳密に実践しているひとほど

NOマスクの人を見ると非難したくなる。

ルールを守っているわたしは正しくて

ルールを守っていないあの人は間違っている。


ここに脳内の声が大きくなる秘密が隠されている。


整体指導者という人種はマスクを着用していない。

病気に罹らないように生きるんじゃなくって

病気に罹っても自力で経過できる整体という在り方を伝える職業だからね。


いちどだけ初めて整体指導を受けに来られた方に

先生マスクをしてくださいと大きな声で注意をされたことがある。

脳内の声が大き過ぎて外界に漏れ出てしまった方は

某企業の役員秘書をしている女性だった。


役員秘書という職業柄

マスク着用というルールを厳格に運用してるもんだから

マスクしていないなんて非常識にも程があると

ボリュームの音量が最大になっちゃったわけ。


親から否定的な言葉かけを浴びていたひとや

自分の要求に従って何かを達成した経験がないひとは

自信を持てていないことが多い。

自分の価値が低いもんだから

そんなことできるわけないじゃん。

失敗するから止めておけ。

すべてを失ったらどうするんだよ。


自分の価値を低く見積もれば見積もるほどに

ホメオスタシスの働き以上に反対の声は大きな音量で脳内で鳴り響く。


ルール、観念の存在と、その厳格な運用。

そして自分の価値を低く見積もること。

脳内の反対の声を大きくしたければこの2つがかなり有効になる。


逆説的に脳内の声を消していきたいのならば

ルールの存在に気づいてあげれば反対の声は小さくなっていくし

そのルールを自分がわざと破ってみても反対の声は小さくなっていく。


自分の中で生まれた要求を

行動に移して、この世界に出してあげると

自分のことが好きになる自愛が育まれて

自分を低く見積もることが解消されていく。

ささいな要求や、あほらしい要求であるほどに自愛は深まっていく。

また心地いい体験を重ねることでも自愛は深まっていきますよ。



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