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いのちの扉を叩いたならば。

まさに今、通常の整体指導で行っている働きかけが出来ないケースを体験している。

転倒して肋骨を骨折された方や、難病の方。


整体指導においては全ての「ふれる」には愉気が伴うんだけど

もっとも強く働きかけが可能なものは整圧を伴う。

内臓の無意識運動に働きかける背中の三側への刺激。

運動系に働きかける背中の二側など。

しかも働きかけを最大になるのは「押す」じゃなくって「放す」。

「放す」ために最大に押さえることが必要になるの。


整圧が刺激になるためには相手が感じている「快」を破る必要がある。

心地よさが破られると一気に注意が集まる。

一気に気が集まるわけ。

ところが骨折や骨密度に懸念があれば圧を加えていくことは出来ない。


ほとんど愉気一択で働きかけていくことになった。


異常が起こっている部位に愉気をしていく。

その部位と響きあう部位、手がひきつけられる部位へ愉気をしていく。


愉気をしていくと最初は捉えられなかった骨折した1点が感じられる様になった。

本人も明確な1点が感じられるようになると気が集まりやすくなる。

すなわち骨がくっつきやすくなる。

「気」の一番分かりやすい力は凝集力だからね。

女性だったら顔に愉気すれば皮膚細胞の再生が早まるので肌が艶々になる。


愉気をしていくことで相手の中にあるチカラ

無意識運動を運営している気が感応してくれれば

元気が呼び起こせたことになる。

手のあいだに気を集めていく合掌行気の要領で

骨折した肋骨を前と後ろで挟んで

両手のひらのあいだにある相手のカラダの中に気を集めていく。

ぼくが集めた気が呼び水になって相手の気も集まってくる。

愉気を受けた方から経過が早くて驚いていますと報告をいただいた。

凝集力である「気」が集まるようになっているので経過は歴然と違ってくるわけ。


骨折で痛みを感じていれば気が集まる。

異常を感じられるから注意を集められるわけ。

痛みが感じられるのであれば

愉気でいのちの扉を叩けば元気を呼び起こしやすい。


難病の方の場合は愉気でいのちの扉を叩いても

初回は反応してくれなかった。

こんなに進行してしまった膠原病の方への愉気は初めてのこと。

西洋医学では自己免疫疾患と分類されるんだろうけど

野口先生の分類では血液の汚れ。

自力で指導室の階段が上れなくなったら整体指導は終わり。

野口先生も田総先生もあえて階段がある指導室にしていた。

ところが難病の方は自力では当の昔に階段が上れない。

本来ならばぼくの実力を越えているし、整体指導の範疇も越えているかもしれないんだけど

ご本人が変化を感じられるのならばと愉気をさせていただいている。


ひたすら愉気で働きかけていく。

2回目の出張で愉気をしていると初めてカラダの中で活元運動的な動きが感じられた。

そして肝臓が愉気に感応しだしてくれた。

愉気でいのちの扉をひたすら叩き続けていたら

よくやく応答してくれました。

整体指導を依頼してくださった方にとってもチャレンジだと思うんだけど

ぼくにとっても同様にチャレンジ。未知の世界。


ただし、生きているのであれば

病んでしまっていたとしても、いのちを営んでいる無意識運動は営まれている。

生命エネルギーである「気」は働きを止めていない。

働きを止めていない「気」がホメオスタシスに則って働いてくれるよう

愉気でいのちの扉を叩き続けてみようと思う。



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