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びちょびちょの汗は病気じゃなかった。

整体指導で来室された方で大量の汗が止まらない方がいらっしゃる。

みなさん一様に汗でビチョビチョであることを謝られる。

お気遣いは有難いんだけど

そんなに謝ったりしないでいいのにと思っちゃう。


というのもぼく自身がものすごい汗っかきだから。

野口整体の学びを始めた当初

この大量に汗をかく傾向は治りますか?

と先生に尋ねたことがあるくらい。


稽古でよくぼくと組む友人たちは

ぼくが汗っかきであることを分かっているので驚かないんだけど

脇の下は年中湿気ているので

初めての方と組むと嫌な顔をされたりして傷つくんだよね。


湿度が高い季節だと通勤するだけで汗びっしょり

だから汗染みが目立つような色のシャツは絶対に着ない。

会社勤務していたころは夏場になると

出勤したらアンダーシャツを着替えていたものね。


電車内で汗をかいている人が見受けられない状況でも

湿度が高いと汗が背中を流れてしまう。

だから汗っかきというのはコンプレックスだった。

役者活動をしていたときは

某有名な演出家が

集中していたら汗なんか出ないんだよ!

って役者にダメ出しを言っているのを聞いて殺意が湧いたよね。


病院に行ったら多汗症と診断されちゃうのかもしれないけど

これは体癖現象であって病気じゃない。

歌っているときに汗をしたたらせている竹原ピストルさん。

彼はぼくと同じ体癖なのは間違いない。


※汗をしたたらせながら歌う竹原さん


体癖現象以外で大量の汗をかく方では

原因不明の激痛で汗が噴き出しておられる方がいた。

激痛が緩和するにつれ汗の量は激減していった。


何度も手術を繰り返してこられた方は靴下がびしょびしょだったし、

詳細は聞いていないんだけど

両親がいなくて他人の元で育てられた方は常に手のひらが汗で光っていた。

ロック解除が指紋認証の会社PCだと汗で手が濡れている状態なので

なかなか指紋を認証してもらえないらしい。


ひとくちに凄い汗っかきと言っても原因はいろいろ。

日常的に噴き出してしまうような汗であっても

ぼくのように体癖現象ならば修正対象じゃない。

カラダにくっついている感受性、それが体癖。


体癖現象というのは

カラダに備わっている個性。

それを病気だと認識して治そうと思ってしまうと

一生、その病気なるものと格闘する人生になってしまう。

しかも病気じゃないものに対して

カラダに薬を放りこんでいくので

カラダ本来の自然はますます乱れてしまう。


いずれにしても

汗に限らず、よく分からない現象であっても

背骨の弾力が取り戻ってきて

整体状態になっても残っているのなら

それはカラダに備わっていた個性。

体癖。

逆に整体状態になったら消えてしまったのなら

それは異常なものだった

余分なものだったと結論できる。



※体癖について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ



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