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京都へ行こう❣【178】

今回は、仁和寺の近くにある築80年の郊外邸宅建築『旧邸御室』に行って来ました。
見どころは、花梨のテーブルに映り込む新緑と欄間、そして立派な鞍馬石の数々です。
(一般公開は、6月11日まで)

旧邸御室【国登録有形文化財】

5月25日撮影

嵐電『御室仁和寺駅』より徒歩3分。
駅から『仁和寺』とは反対の方向に進みます。
矢印付きの看板が出ているので迷わず到着。

毎年、5月〜6月限定で一般公開されています。料金は大人1000円。ポストカード1枚付き。

この奥に受付があります。

受付へ向かう途中の『飛び石』が素敵✧*。
右側には特徴的な『石灯籠』もあります。
これは撮ってしまう(*´艸`*)♡
どちらにも『鞍馬石』が使われています。

玄関

中から撮影

玄関で渡されたビニール袋に靴を入れ、自分で持ち歩きます。
文化財保護のため、必ず『靴下』は着用。
素足はもちろん、ストッキングもNGなので、
靴下が販売されています。

花梨の1枚板(1枚目)

ピカピカに磨かれた『花梨の1枚板』の衝立が
お出迎え。自分が映り込むのでこの角度。

そのすぐ左側には、カフェで提供されている
『御室つくね』をはじめ、Tシャツやポスト
カードなどが販売されています。

中庭

奥の白い建物は『蔵』です。
お宝がゴロゴロ眠っていそう(*´艸`*)♡

洋間の天井画

牡丹や菊など6枚のお花が描かれた天井画は、画家・武藤彰氏によるものです。
武藤彰氏の絵画も展示されていました。

洋風なシャンデリアに自分が映り込んでいて
びっくり!気付いて良かった。
しれっとモザイクかけました(*´艸`*)♡

大広間

この大広間で、まず最初にガイドさんより
注意事項と旧邸御室の歴史についてのお話が
あります。

花梨のテーブル(2枚目)

こちらの『庭鏡』と呼ばれる花梨のテーブルには絶対に触れてはいけません。←ここ大事!
つまり、机にスマホやカメラを置いてのリフレクション撮影は出来ないという事です。
ぎりぎり触れない所で撮影してきました。

真正面よりもちょっとだけ左側から撮ると綺麗だと先に来られていた方に教えて頂きました。
花梨の木には年輪がないので、鏡のように綺麗に映り込みます。晴れた日よりも、曇りや雨の日の方が、深いグリーンで撮れるそうです。
ちなみにこの日は曇りでした。

こちらが今回のトップ写真です。
あえて『庭鏡』と呼ばれるテーブルを引きで
撮影しているのは、『富士山の欄間』を見てもらいたいから。素敵でしょ♡⤴︎⤴︎
この欄間は、檜の一枚板です。

日本庭園

石灯籠の左には樹齢120年とも言われる赤松、右にはウバメガシ、奥にはもみじがあります。

今はもう採掘が禁止となっている鞍馬石の立派な『沓脱石(くつぬぎいし)』もありました。

奥にある茶室まで、お庭を散策。
この『石橋』も鞍馬石です。

サツキ

お約束の階段。結構気に入ってます(*´艸`*)♡

茶室前には『蹲(つくばい)』があります。
手を清めるための、背の低い手水鉢です。

茶室『双庵』【国登録有形文化財】

『双庵(ならびあん)』と読みます。

双ケ岡の借景を利用していることからこの名がついたと思われます。

中に入ることも出来ます。下の写真のように
座って撮る方が自然で美しいのですが、この
お庭には15もの石灯籠があるそうなので、
石灯籠を入れるためにあえて立って撮影。

野点傘もフォトスポットです。
こちらにもガイドの方がいて、見どころを教えてくれますが、入ってはいけない所の監視が
メインのようです。

茶室待合所【国登録有形文化財】

こちらにも座って景色を楽しみました。

待合室の中には『丸窓』があります。
もっと晴れていれば『影』で楽しめたかも。

ここで行き止まりなので、階段に注意しながら戻ります。

お休み処(カフェスペース)

お庭から見たカフェスペース

カフェにも花梨のテーブルがあります。
こちらは触れても大丈夫。
カフェを利用した人に限り、撮影できます。

花梨のテーブル(3枚目)

基本は貸し切りの利用ですが、混んでくると
相席をお願いされます。
カフェの利用時間は20分ぐらいが目安。
この日はひとりの時間があり、自由に撮影。

テーブルにスマホを置いて、リフレクションを楽しみました。

お菓子は『御室つくね』と『すはまだんご』。好きな飲みものが選べるので、私はグリーン
ティーを注文。料金は800円です。

ひとりの時間に、あちこち撮影しました。

ビリケン様♡

3枚目の花梨のテーブルも、ピカピカです✧*。

和装のボトル
置物色々
螺鈿(らでん)細工かな?

浴室

浴室からもお庭を眺めることが出来ます。
浴室のガラス扉には『筏下り』の装飾が施されていました。

浴室のガラス戸

いかがでしたか?
旧邸御室には3枚もの花梨の1枚板があります。大広間のテーブルリフレクション狙いの方が
多かったので、先に洋間の天井画を見たり、
お庭を見てまわったりしました。
どうしても富士山の欄間を入れたくて、ガイドさんの説明を聞かれている方の後ろから撮影。
説明の間は、誰もテーブルの撮影をされていないので狙い目です✧*。

カフェスペースで頂いた『御室つくね』は、
ザクザクの食感が楽しめるお菓子でした。
子供の頃は苦手だった『すはまだんご』が、
美味しく頂けました。大人になったなぁ(笑)
6月11日までなので、気になる方はお急ぎ下さい。おすすめのスポットです。

桐の透かし彫りから見たお庭

最後までお読み下さりありがとうございます❣

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