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世界初の陶板名画美術館【大塚国際美術館】②

前回からの続きです。
『大塚国際美術館』の陶板名画は、特殊な技術によってオリジナルと同じ大きさに複製され、
そのままの色と姿で2000年以上残す事が出来るそうです。凄いですね!

今回は【B1】バロック・近代のエリアです。

フォトスポット

大塚国際美術館のブランドシンボルと、ゴッホのひまわりがコラボしたフォトスポット。
テーマカラーの『ラピスラズリのブルー』は、パンフレットの表紙やチケットにも使用されています。

フィンセント・ファン・ゴッホ の『ヒマワリ』が集結。作品を見比べる事が出来ます。

ヒマワリ

1888年

おそらく最初の作品。
花の数が少なくシンプルな構図。

ヒマワリ

1888年 

『幻のヒマワリ』といわれた6輪のヒマワリ。
有名なアムステルダム・ロンドン・ミュンヘン・フィラデルフィア・東京の5つのヒマワリの原点になった作品です。
大塚国際美術館の『フロアマップ』の表紙にもなっています。

ヒマワリ

 1888年 ミュンヘン

3番目に描かれたもの。
青系統の背景がヒマワリの黄色を引き立てています。何点も描いていくうちに、花の数が次第に増えています。

ヒマワリ

1888年 ロンドン

太陽の光に憧れたゴッホ。ヒマワリは英語で『サンフラワー(太陽の花)』なので、
ヒマワリに熱中した事にもうなずけます。
太陽の光を黄色と見たゴッホにとって、黄色は『聖なる色』。
背景まで黄色系で統一されています。

ヒマワリ

 1889年 東京

このヒマワリにはサインがありません。
花の位置関係、構図、花瓶を乗せたテーブルの色から、ロンドンのヒマワリに近い作品。
ヒマワリの咲く時期が終わり、生花からは描けない時期に模写した可能性があると考えられています。

ヒマワリ

1889年 フィラデルフィア

この作品は、ミュンヘンで描かれたヒマワリの模写といわれています。

ヒマワリ

 1889年 アムステルダム

構図的にも色彩的にも、ロンドンの作品に酷似しているので、模写だとされています。

ヒマワリを描くゴッホ

ポール・ゴーギャン

アモルとプシュケ

フランソワ・ジェラール

笛を吹く少年

エドゥアール・マネ

マネの代表作。
平面的な構成は、マネが関心を持っていた日本の浮世絵の影響と考えられています。

セーヌ川の舟遊び

オーギュスト・ルノワール

この絵の真の主題は、二人の女性ではなく、
画面を包む自然の光と、これを映した水面
です。

団扇を持つ少女

オーギュスト・ルノワール 

右手に持つ団扇は日本風で、これは涼をとる
実用のためのものではなく、アクセサリーの
役割を果たしています。

日傘の女

クロード・モネ

今回は、こちらをトップ写真にしています。

印象・日の出

クロード・モネ

『印象派』の名前の由来になった作品。
【特別展示作品】でした。

ダンス教室

エドガー・ドガ

舞台の踊り子

エドガー・ドガ

私がカフェで食べたケーキのモデル作品✧*。
(前回の記事にケーキの写真があります)

グランド・ジャット島の     日曜日の午後

ジョルジュ・スーラ

点描法が用いられています。
近くで見ると小さな色点ですが、離れて見ると隣合った色同士が混ざり合って見えます。
パレットの上で2色を混ぜ合わせるよりも、
ずっと明るい効果を得ることが出来ます。

こんな風に椅子が配置されているので、
座ってゆっくりと鑑賞できます。

落ち穂拾い

ジャン=フランソワ・ミレー

農民画家として十分な実績をあげていた
ミレー43歳の時の作品。

ムーラン・ド・ラ・ギャレット

オーギュスト・ルノワール

ラ・ジャポネージュ

クロード・モネ

モネのジャポ二ムズの作品の中で、最も顕著に日本趣味の出た作品。

光輪のある自画像

ポール・ゴーギャン

『戯画的自画像』とも呼ばれている作品。

黄色いキリスト

ポール・ゴーギャン

オーヴェールの教会

フィンセント・ファン・ゴッホ

種まく人

フィンセント・ファン・ゴッホ

ゴッホが最も敬愛した画家、ミレーの
『種まく人』を下敷きにした作品。

ローヌ川の星月夜

フィンセント・ファン・ゴッホ

光に対するゴッホのこだわりがうかがえる
作品。

夜のカフェテラス

フィンセント・ファン・ゴッホ

徳島県の地場産業である木工の職人が、
原画が飾られている額縁を再現しています。

アルルのゴッホの部屋

フィンセント・ファン・ゴッホ

自画像

フィンセント・ファン・ゴッホ

精神面に不安を抱いたゴッホが、サン・レミの病院に入院している頃に描かれたものです。

麦藁帽子の自画像

フィンセント・ファン・ゴッホ

ゴッホがパリに来て2年目に描かれたもので、
明るい色彩が特徴。

オフィーリア

ジョン・エヴァレット・ミレイ

オフィーリアは、シェイクスピアの『ハムレット』の登場人物で、ハムレットに冷たくあしらわれて発狂したあげく、川に落ちて死ぬ悲劇のヒロイン。

蛇使い

アンリ・ルソー

熱帯の風景に夢中になっていたルソーの
最も有名な作品。

異国風景

アンリ・ルソー

晩年になって絵が売れるようになったルソーの亡くなる年に描かれた作品。

アデーレ・ブロッホ=バウアーの    肖像 Ⅰ

グスタフ・クリムト

接吻

グスタフ・クリムト

皇帝ナポレオン1世と      皇后ジョゼフィーヌの戴冠

ジャック=ルイ・ダヴィッド
(友人Aが撮影)

友人Aのイチオシの作品がこちら。
私は写真すら撮っていなかった💦

叫び

エドヴァルト・ムンク

ミュージアムショップには『ムンクどらやき』が販売されています。

星月夜

エドヴァルト・ムンク

北欧の神秘的な夜の深さを感じさせる作品。

ヴィーナスの誕生

アレクサンドル・カバネル

今回はここまで。
このフロアには、ゴッホの『ヒマワリ』を
はじめ、美術の教科書に載っているような有名な作品がたくさん展示されています。
絵画だけでなく額縁にも注目して見て下さい。私はどちらも楽しめました。

大塚国際美術館は、地下3階、地上2階。
鑑賞ルートは約4kmもあるので、記事を3回に分ける事にしました。

次回がラスト。地上1Fと2Fです。
いよいよピカソのゲルニカが登場します。
どうぞお楽しみに♡♡♡

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