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世界初の陶板名画美術館【大塚国際美術館】③
友人と巡る『大塚国際美術館』のラストは、
1Fにある庭園からスタート。
『大塚国際美術館』の展示室の大部分は山の中に建てられていますが、1Fには庭園が広がり
四季折々の景色を楽しむ事が出来ます。
1Fの庭園
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芝生が広がる庭園には、ガーデンチェアーと
二人掛けのブランコが設置されています。
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![](https://assets.st-note.com/img/1719475514673-6llcThw0W5.jpg?width=1200)
ブランコから見た景色。
各自が自由に見てまわっているので、
友人Bも1人でブランコを楽しんだようです。
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1Fと2Fは、現代とテーマ展示のフロアです。
まずは1Fから。
ゲルニカ
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ナチス・ドイツ軍がスペインの古都ゲルニカを全滅させた事に衝撃を受けたピカソは、この
作品を『パリ万国博覧会の壁面』としてわずか一か月で仕上げます。ミノタウロスや母と子、曲芸師など、ピカソが好んだ主題をネガティブに反転させて、戦争の悲惨さと愚かさを訴えました。
『ゲルニカ』は、1Fの一番目立つ場所に展示
されていて、皆さんソファーに座ってじっくり鑑賞。部分的なアップも撮っておけば良かったと、今ごろ後悔。
マリリンの二連画
![](https://assets.st-note.com/img/1719487447213-FYwDYyHUL6.jpg?width=1200)
マリリン・モンローの自殺のニュースを聞いて制作された二連画は、スターの持つ栄光と死を対比するかのような、鮮やかな色彩とモノクロが対照的な作品。
フォトスポット
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マリリン・モンローの唇に注目❣
よく見ると、唇の部分は真っ赤なソファー。
うまく考えられていますよね(*´艸`*)♡
唇のソファーに座って、記念撮影が出来ます。
ストゥディオーロ(書斎)
環境展示
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今回のトップ写真はこちら。
ルネサンス時代は、書斎を持つことが知識人の証でした。
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四方の壁面の下の部分は、寄木細工になっています。細やかで目を引く装飾は、書斎の持ち主 フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロの教養を示しています。
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壁面の上の部分は、ダンテ・プラトン・モーセなど、著名人28名の肖像画。
次の作品から、2Fのフロアになります。
娼婦とパイプの男
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ピカソは、『画家とそのモデル』を主題とした多くの作品を残しています。
遊ぶクロードとパロマ
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この絵には、はっきりと塗られた原色、線で捉えられた輪郭など、子どもの絵から教えられた手法が生かされています。
女=花(フランソワーズ)
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画家志望の若い女性、フランソワーズ・ジローをモデルにして肖像画を描こうとしますが
うまくいかず、彼女の体を細長く単純化して、
最終的に地面から立ち上がっている一本の花のように描いてしまった作品です。
窓辺に座る女
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事物を一つの視点でとらえるという見方や描き方をやめてしまったピカソは、窓と椅子と人物との関係を見事に密接に表現しています。
ダンス
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マンドリンとギター
![](https://assets.st-note.com/img/1719492965483-sHTsXQZ2VN.jpg?width=1200)
絵の具に砂を混ぜて描いた作品です。
詩人 : 三時半
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この作品は、モデルとなったロシアの詩人の頭部、フォーク、ペンが指す方向から『三時半』とも呼ばれています。
農夫の生活(ロシアの村)
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マルク・シャガールは『色彩の魔術師』と呼ばれるほど、色を巧みに活用する画家でした。
赤・青・黄に緑を加えた原色の対比が、活気を生み出しています。
彼女をめぐりて
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愛妻ベラが亡くなって、9か月間も筆が持てなかったシャガールが、再開後に亡き妻を想って完成させた最初の作品です。
イカロスの墜落
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マルク・シャガールの晩年の作品で、ギリシア神話の一場面を描いています。
黄色い牝牛
![](https://assets.st-note.com/img/1719493103563-2ocyzyEjDw.jpg?width=1200)
フランツ・マルクは、見たものを心の内面で感じた純粋な気持ちで描き、既成概念に捉われず自由な色で表現しています。
預言者の報酬
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ジョルジョ・デ・キリコの作品は、影を有効的に使った作品が多く見られます。
不安がらせる女神たち
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現実ではない時間と空間を描こうと考えて
『形而上(けいじじょう)絵画』と呼ばれる
世界を築き上げ、美術史に名を残した画家です。
躍動する人物
![](https://assets.st-note.com/img/1719493151208-r51sCXmG3m.jpg?width=1200)
『シュルレアリスト』の間で流行した、
コラージュの技法を絵画に取り入れた作品を
作り出しています。
※シュルレアリスムとは、フランスで起こった文学・芸術運動。
自画像
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ナチス・ドイツ軍によるゲルニカへの無差別
爆破は、ジョアン・ミロに強い衝撃を与えました。自画像の瞳には、世界をしっかりと見据える強い意思を示すかように、燃えるような太陽の印が描かれています。
自画像
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パブロ・ピカソは、美術史上で最も多くの自画像を残しています。
この自画像は、亡くなる10か月ほど前に描かれた晩年(90歳)の作品。
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エレベーター近くにあったこのスペースでは、
公式キャラクターの『ベガっち』の映像が流れています。
ヤン・フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』に扮した『ベガっち』が可愛い♡⤴︎⤴︎
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(ペガサスのこども)
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2Fから見た庭園
![](https://assets.st-note.com/img/1719493293021-80VBtgatit.jpg?width=1200)
いかがでしたか?
約4時間かけて名画を見てまわった後は、
楽しみにしていたミュージアムショップへ。
ゴッホの『ヒマワリ和三盆』に惹かれましたが、お買上げには至らず。
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面白いのは『ムンクどらやき』ですが、以前に同僚からおみやげでもらって食べた事があるので、今回はパス。
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大塚だけに、ボンカレーもありました。
このパッケージが懐かしい(笑)
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友人と一緒に行ったのに、別行動?と思われる方もいらっしゃると思いますが、やっぱり好みが違うのでバラバラに見てまわって大正解✧*。
私は【B3】のフロアにある古代遺跡や教会などの壁画をそのまま再現した【環境展示】が一番魅力的でした✧*。
写真には撮っていませんが、だまし絵や食卓の情景などの【テーマ展示】もあります。
若い頃に海外で見た作品もいくつかありましたが、大塚国際美術館の最大の魅力は、近くで見れて、実際に触れて、写真に残せること。
しかも日本に居ながらにして、世界各国の名画に出会えます(*´艸`*)♡
興味のある方はぜひ、時間に余裕を持ってお出かけ下さい。
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(信楽在住の陶芸家)
最後までお読み下さりありがとうございます❣