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京都へ行こう❣【267】

今回は、『建仁寺 癒しの夕涼み 夜間プレミアム
拝観』に行って来ました。
『脳がととのう』をテーマにした、音と静寂、光と影で、夏の涼を感じるサウンドアートナイトイベントです。

【アクセス】
京阪『祇園四条駅』下車、徒歩約5分。

北門【京都府指定文化財】

9月17日撮影

このイベントを知らない外国人観光客たちは、
『動く謎の光』が気になって門の中へ。

ここまでは無料で楽しめます。
事前予約制ですが、当日窓口販売もしています。(現金は不可・デジタル決済のみ)
料金は、大人2200円です。

本坊(庫裏)【重要文化財】

庫裏前に受付の白いテントが2カ所あります。
入場券の代わりに渡されるのが『うちわ』。
9月なのにまだまだ暑いので役に立ちます。
このうちわには、境内案内図が載っています。

うちわの裏

去年の紅葉ライトアップにはかなり並びましたが、今回はスムーズに入れました。
開場は19時からなんですけど、もっと早くから案内されていた様です。(私は10分前に入場)

庫裏の玄関にある衝立です。
靴は下駄箱へ。持ち歩かないスタイルでした。

双龍の画家 小泉淳作展

奇跡的に無人で撮れました。
右側の部屋はグッズ売り場になっています。

濤声

1992年制作 個人蔵

濤声(とうせい)とは、波の音を意味します。

2018年制作 

ある会社の創業110周年記念に制作された
風呂敷のようです。

雲龍図

2000年制作 建長寺蔵
小泉淳作氏

建長寺の法堂の天井画『雲龍図』制作中の
1コマ。

 ○△□乃庭

ライトがついたり消えたりするのでタイミングが難しく、なかなか納得できるものが撮れません。ボツ写真だらけ(笑)

薄墨牡丹図

1986年制作 個人蔵

臥竜梅

1985年制作 個人蔵

悠久の妙義山

1997年制作 横河電機蔵

蕪図(遺作)

2011年制作 個人蔵

潮音庭

小書院より撮影

潮音庭は『四方正面』の禅庭で、中央には
『三尊石』があります。

こちらは、手前にある手水鉢のリフレクションを意識して撮った1枚。

今回は一方通行。何度もグルグルと見てまわれないので、お手洗いを見つけたら入ろうと決めていました。建仁寺には何度か訪れていますが、お手洗いを借りるのは初めて。

とても綺麗な最新式のお手洗いでした。
ただ、スリッパに『鈴』が縫い付けてあって、歩く度に『シャンシャン』と音がします。
私の脳内では、ドラマの『大奥』の鈴の音が
リピートしました(笑)
建仁寺に行かれたら、ぜひお手洗いへ。
鈴の付いたスリッパを体験して下さい!

蓮池

2010年制作 東大寺蔵

こちらは大書院。
皆さん、この『蓮池』の襖絵をバックに写真を撮られていました。

花頭窓

『花頭窓』を撮影しているのは日本人だけ。

別の場所から見た『潮音庭』です。
潮音庭は、小書院と大書院の間にあり、
反時計まわりにグルッと一周しました。

しだれ桜

2010年制作 東大寺蔵

よく見ると『月』も描かれています。(右上)

先程とは違う場所から見た『○△□乃庭』
です。

納骨堂

方丈北庭にある納骨堂が、怪しげな紫色に✧*。

『大雄苑 - 蒼海』

7代目小川治兵衛(通称 植治)が作庭

『大雄苑(だいおうえん)』は、白砂に緑苔と巨岩を配した枯山水庭園。
今回のトップ写真は、『蒼海』というテーマが
ピッタリなこちらの1枚。

今回の夜間拝観では、この『大雄苑』に大規模な『霧の雲海』が出現しています。
『脳をととのえる音楽』ニューロミュージックを聴きながら、光と影の演出を楽しみます。

唐門

縁側の最前列に座って見る事が出来ました。

霧の雲海も素敵ですが、ライトアップされた
砂紋にも注目して下さい✧*。

十一面観音菩薩坐像

『風神雷神図屏風』や『風神雷神』の書は、
仏間に置かれていました。

花頭窓

禅宗建築に多く用いられている『花頭窓』は、蓮の花弁を図案化したものです。

方丈【重要文化財】

方丈の縁側は、『蒼海』を見る人たちで溢れています。これがリアル。私が見ていた時よりも増えているような気がします。

この辺りで、外国人カップルから写真を撮って欲しいと頼まれます。撮った画像を確認してもらうと、『パーフェクト』からの投げキッス
٩( ˘ ³˘).。.:*♡ 
彼女のキュートで可愛らしい仕草に、ドキッ♡としました(笑)

渡り廊下

スリッパを履いて『法堂』へ向かいます。

私が訪れた9月17日は『中秋の名月』なので、
法堂前から月を眺めました。

法堂 『双龍図-龍雨図』

法堂では、小泉淳作の天井画『双龍図』と対をなす形で、脇田玲のデジタルプロジェクションアートの『龍雨図』が設置されています。

禅寺寺院において、龍は守護神。
この作品は、最新の液体シュミレーション技術を使い『仏法の雨を降らせる龍』を描いています。

法堂の中を移動しながら、ベストポジションを探します。壮大すぎて画面に入り切らない!

いかがでしたか?
このイベントはかなり前から知っていましたが、建仁寺はいつも混雑するので、今回はパスするつもりでした。ギリギリになってやっぱり見たい気持ちが勝り、慌てて予約(笑)

東大寺が所蔵している『蓮池』や『しだれ桜』も見応えがあり、やっぱり行って良かったというのが正直な感想。
青色が好きな私は、『蒼海』の演出に癒やされました。

イベントは終了しましたが、この写真で楽しんでもらえると嬉しいです。

風神雷神図

最後までお読み下さりありがとうございます❣