令和3年度松本あめ市レポート (1/3)
今回は、去る2022年1月8日(土)、9日(日)に行われた令和3年度の松本あめ市の様子をレポートします。
1回目は1月8日(土)の街の様子を簡単にレポートし、2回目以降では松本あめ市の特徴でもある、神事の様子をレポートします。
街の様子
令和3年度(2022年1月)の松本あめ市は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、昨年に続いて中止となりましたが、日中に街なかを見て回ったところ、昨年よりは人が多く歩いている印象でした。新型コロナの新規感染者数が少し落ち着いていたのが一因だと思います(沖縄県では急増していましたが)。
街なかに貼られたあめ市のチラシに、『松本あめ市』と書いたものと『本町あめ市』と書いたものがありました。
おそらく、イベントを含めた全体の『松本あめ市』は中止にしたけど、本町の有志で規模を縮小してあめ市をやってるよ、という気持ちでしょうか。
あるいは、チラシを作ったけど直前で中止になったから、取り敢えず貼っとこう、って感じなんでしょうか(笑)
飴の販売
中町にある蔵シック館前にテントが作られ、山屋御飴所さんと新橋屋飴店さんが福飴などを販売していました。また、飯田屋飴店さんの福飴はパントリーマルナカさんの店先でも販売していました。昨年はコロナウイルスの影響でテントや店先販売は行われていなかったので、例年に少し近づいた感じです。
ちなみに、この3店舗は米を使った伝統の製法で飴を作っているお店です。昔は松本には飴屋が多くあったようですが、今ではこの3店舗のみが残り、伝統の味を作り続けています。
だるまの販売
石井スポーツが移転した後の空きフロアで、子どもたちと親御さんがだるまを販売していました。生憎と販売時間を過ぎていて、中には入れず。 昨年は米田屋さんの⻄隣の建物で予約を受付ける形で販売をしていたので、販売場所と販売形態が異なっていました。
だるま販売も松本あめ市の特徴の一つです。コロナの影響で、昨年は威勢のいい子どもたちの声は聞かれませんでした。
牛つなぎ石
米田屋さんの前に置かれた牛つなぎ石には、牛の看板が繋がれていました。昨年は出ていませんでしたが、今年は近くで見ることができました。 木製で、裏表で牛の色が違うんです。嬉しい発見でした。
これは牛つなぎ石の名前の由来になった故事を再現したものです。牛つなぎ石については、過去記事もご参照ください。
幟旗
信毎メディアガーデンに⻩色の幟が、いけだや呉服店さん前には赤色の幟が立っていました。昨年は幟自体がありませんでしたが、一昨年(2020年)あめ市が通常に開催された時には幟が出ており、その時とは立っている位置と色の組合せが異なりました。
四柱神社~なわて通り
枡形広場〜四柱神社前では「松本だるま縁日」と銘打って、だるまやお面などを売る露天が出ていました。
松本あめ市が全面的に中止になった昨年は、なわて通りを中心に「松本だるま縁日」として露店が出ていましたが、今年も中止になったため、同様に代替イベントとして開催されたようでです。
次の記事では、松本あめ市の特色である神事の様子をレポートします。
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