Sean Zhong

伯耆国から信濃国に移住した会社員です。松本まるごと博物館市民学芸員。 もう少し詳しい自己紹介→ https://bit.ly/3oSnJUc

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マガジン

  • 松本あめ市 (初市) を知るともっと面白い

    松本あめ市は初市とも呼ばれる新春のお祭りです。単なる新年の初売りではなく、「敵に塩を送る」義塩伝説や、深志神社とも深い関わりを持つ、歴史あるイベントです。なぜ「あめ市(飴市)」?義塩伝説や神社との関連は?調べて見るともっと面白くなるあめ市を紹介します。 [マガジン画像出典: NPO長野県図書館等協働機構/信州地域史料アーカイブ, 善光寺道名所図会, 巻一]

  • 水を知るともっと面白い

    松本市街地には「平成の名水百選」に選出される清水が多く湧き出し、小川も多く流れています。実は松本市は「水の街」なんです。 そんな水を切り口にした記事を掲載します。

  • 伝説・民話・伝承を知るともっと面白い

    伝説や民話には、その土地の成り立ちや名前の由来、文化的な背景が織り込まれています。もしかしたら、史実だって含まれているかもしれない。 そんな視点からみてみると、新しい発見があるかもしれません。

  • 石は不可視なものとともに生きている

    石や岩は古くから信仰の対象とされてきました。自然石だけでなく、石像や道祖神なども取り上げたいと思います。

    • 松本あめ市 (初市) を知るともっと面白い

    • 水を知るともっと面白い

    • 伝説・民話・伝承を知るともっと面白い

    • 石は不可視なものとともに生きている

最近の記事

令和5年 松本あめ市 開催

 新春の恒例イベント「松本あめ市」が開催の運びとなりました。新型コロナウイルス感染症予防のため、2021年、2022年と開催が中止になり、来る2023年は3年ぶりの開催となります。  以前の記事にも書きましたが、近年で松本のあめ市が中止になったのは、昭和64年(1989)に昭和天皇が崩御された時以外にないとのことなので、新型コロナウィルスの影響がどれ程大きかったか、ということをしみじみ感じます。  さて、今回は3年ぶりの開催となる松本あめ市のイベント概要をご紹介しようと思い

    • 旧開智学校 耐震工事見学会

       10月2日に旧開智学校の耐震工事見学会に参加してきました。  令和元年(2019)に国宝となった旧開智学校は、現在、耐震工事中で建物内の見学ができません。この工事は2年後の令和6年(2024)まで行われる予定で、博物館で一般向けに工事の様子を見学する機会を設けられました。   学芸員さんの案内で、足場やブルーシートがかかった工事中の旧開智学校へ潜入開始!  木と竹で作られた壁の内部構造。向かって右側の壁の中が白くなっていますが、これが補強材。向かって左側は補強前の状態

      • 第3回 博物館まつり 終了しました

         コロナ禍のために延期に延期を重ねていた『第3回博物館まつり』が昨日無事に開催できました。  前日は土砂降りの雨で開催できるかかなり心配だったのですが、当日は9:30頃から雲が少なくなり太陽が出て、気温も上がってきました。  私は『まる博deウォーク』という街なか歩きの担当だったのですが、スタートする10時頃には青空まで!  担当したコースでは隠しボーナスとして、深志神社の絵馬殿を宮司さんにご案内いただきました。  絵馬殿は深志神社に奉納された絵馬を保管、展示する場所

        • 第3回 博物館まつり のお知らせ 【ふたたび】

           コロナ禍のために延期に延期を重ねていた『第3回博物館まつり』が2022年9月24日(土)に開催の運びとなりました。  私も実行委員の末席に加えていただいていて、1年空いたとはいえ、ここにきて準備が忙しいです。  開催内容は変更ありませんので、昨年の記事とほぼ同じ内容ですが、イベントの概要をご紹介します。 博物館まつり 開催概要 松本市立博物館の本館が移転準備による休館中のため、松本IC近くにある歴史の里をメイン会場にしての開催です。  当日のイベントのほとんどは申込み不

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          刀匠・宮入法廣さんと刀子

           松本市美術館で開催された『よみがえる正倉院宝物』展の関連プログラムとして、2022年6月4日(土)に鼎談会「正倉院宝物の再現模造」が開催されました。  キャストは、正倉院事務所長の西沢明彦さん、刀匠の宮入法廣さん、松本市美術館長の小川稔さんです。  展示会と鼎談会については前回の記事で触れましたので、今回はその中でも一番に興味を惹かれた、宮入さんと刀子について書こうと思います。 前回の記事↓ 刀子(とうす)とは 私はこれまでその存在すら知らず、今回の展示会で初めて見知

          よみがえる正倉院宝物 展覧会

           少し前になりますが、2022年6月4日(土)に松本市美術館で開催された『よみがえる正倉院宝物』展に行ってきました。  美術品にはほとんど興味がないんですが、展示品が正倉院収蔵品の再現模造だということで興味を惹かれました。 再現模造とは 再現模造というのは、簡単にいえば本物ではなく、精巧なレプリカのこと。正倉院が自ら再現模造を作っているのです。  本物ではなくて残念、とか、本物が観られる展示会でないと意味がない、というのは2つの点で間違っています。  ひとつは、再現模造

          第11期市民学芸員講座スタート

           先日、第11期となる市民学芸員講座がスタートしました。  これから月1回ペースで合計9回、講義やフィールドワーク、検討会等を行っていきます。  初回なので、まずはオリエンテーション。  最初は松本市立博物館本館の木下館長から、市民学芸員の位置づけや考え方について説明がありました。  午後からは具体的に今回のテーマの概要等が説明されました。  自分が受講した時にも言われましたが、松本市の市民学芸員は単なるボランティアではなく、自己実現の場として位置づけられています。  自

          梓川の流路変遷の調査

           中日新聞(ネット版)で面白い記事を見つけました。  梓川の流路が昔と今とで違っていたと考えられていることに関して、学術調査が行われるそうです。  これは信州大学理学部の原山特任教授の研究によるものです。  現在の梓川は上高地から長野県側に流れ、犀川、千曲川と名前を変えながら最終的に信濃川となり日本海に注いでいますが、今から1万2千年前より以前は岐阜県へと流れていたのだそうです。  私が泉小太郎伝説を調べていた際にこの学説を知り、泉小太郎伝説が(一部)史実ではなかったかと

          第11期 市民学芸員講座

          令和4年度の市民学芸員講座の募集案内が、松本市報に掲載されました。 講座は来年2月まで計9回。テーマに沿った内容について学芸員さんからレクチャーを受け、皆で考え、意見を出し合いながら講座が進みます。 お昼を挟んで午前と午後がありますので、なかなかボリュームがありますが、ご興味があればきっと楽しめると思います。 奮ってぜひご参加ください。 詳細は、松本市立博物館までお問い合わせくださいね。

          クラフトフェアまつもと まちなかゼミ

           2022年5月28日(土)、29日(日)、3年振りにクラフトフェアが開催されました。  その関連イベントとして、松本市内にある池上邸の土蔵で、信州大学人文学部芸術ワークショップゼミが「bureau 芸術ワークショップまちなかゼミ」と題して工芸の五月の見どころやゼミの活動を展示していました。  工芸系にはあまり興味がないのですが、この芸術系のゼミ生が以前に県宝橋倉家住宅の見学をしているのを知っていたので、どのような展示をしているのか興味があって行きました。  ゼミの学生さ

          まつもと城下町湧水群を分けてみた (2/2)

           平成の名水百選になっている「まつもと城下町湧水群」。その数、ざっと20箇所以上。そのうち、水質検査がされた井戸には検査成績書が掲示してあり、飲用できます。とはいえ生水なので、一度に大量に飲むとお腹が痛くなるったりするのでご注意を。 はじめに まつもと城下町湧水群、数が多いので何かの指標で分類してみよう、の2回目です。  (1回目 ↓ )  今回は、前の記事でお示ししたpH-硬度分類表をまとめた時に、  「地図の方にまとめても面白いかも」 と思ったのでやってみた、という内

          令和3年度松本あめ市レポート (3/3)

           令和3年度(2022年1月)の松本あめ市での、神事のレポート記事です。  前回の記事は本稿最後にリンクを張っておきますので、よかったら読んで下さい。 本町4丁目、本町5丁目の神事 本町4丁目と5丁目は駅前大通りの南側、現在の深志2丁目の一部にあたります。  本町4丁目は1月10日(月)18時から、本町5丁目は同日17時から斎行とのことでしたが、私の都合が悪く、見学できませんでした。 中町の神事 中町は東側から1丁目、2丁目、3丁目とあり(今の住所では松本市中央2丁目の

          令和3年度松本あめ市レポート (2/3)

           前回に続いて、令和3年度(2022年1月)の松本あめ市のレポート記事です。  松本あめ市では、開催期間中に各町会が独自の拝殿を設えます。普段は歩道だったり、広場だったり、駐車場だったりするところに突如祭壇と小祠が現れるのです。  各町会ごとに差はありますが、あめ市開催前日に設営し、その夜か、あめ市初日の夜に神事が執り行われます。  松本あめ市にとって、飴と同じかそれ以上に関わりの深い神事。その詳細は後々に記事にするとして、今回と次回の2回に分けて、令和3年度(2022年

          松本城 夜桜会

          4月5日(火)に松本城で桜の開花宣言が出ました。 4月8日(金) (今晩!) ~ 4月15日(金) まで、毎日 17:30 - 21:00 松本城本丸庭園で夜桜会が開催されます。 普段は有料の本丸庭園に無料で入れるので、 黒門を入ってすぐにある枝垂れ桜や、加藤清正が立ち寄った際に馬をつないだと伝わる「駒つなぎの桜」も見れちゃいます! 残念ながら、お茶会や演奏会は開かれないようですが、 松本城と夜桜は ❝映え❞ 間違いなしです! 天守には入れません コロナ対策(マスク

          令和3年度松本あめ市レポート (1/3)

           今回は、去る2022年1月8日(土)、9日(日)に行われた令和3年度の松本あめ市の様子をレポートします。  1回目は1月8日(土)の街の様子を簡単にレポートし、2回目以降では松本あめ市の特徴でもある、神事の様子をレポートします。 街の様子 令和3年度(2022年1月)の松本あめ市は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、昨年に続いて中止となりましたが、日中に街なかを見て回ったところ、昨年よりは人が多く歩いている印象でした。新型コロナの新規感染者数が少し落ち着い

          松本あめ市の魅力

           しばらく更新が滞っていましたが、今年もよろしくお願いいたします。  今回は個人的な松本あめ市の魅力を書いていきます。  今年はすでに終了してしまい、記事のアップのタイミングを完全に逃してしまいましたが(笑)、参考になれば幸いです。 松本あめ市の由来 松本あめ市は毎年正月明けの成人の日に近い土日に開催されるイベントです。今年(2022年)は1月8日、9日に開催される予定でしたが、コロナの影響で中止となりました。  通常であれば、露店に縁起物の飴やだるまが並び、お神輿や七