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マクロ世界、本当の自分との挨拶

こんにちは、Hi_Kickです。
本日はマクロから見る世界の話。普段と違う示唆・視点が貰えます。

会社員をしていると、どうしても「世界!」や「50年後!」みたいな話が遠く関係ないものの様に聞こえますよね、実際あまり関係ないと思いますw

とは言え、そこから見える示唆、得られる視点は、「本当は自分がどうなりたいか」を考えるのにとても役に立つなと感じます。

半分、本の紹介になりますが、そこで感じたことを中心に話していきます。

何故、マクロ世界は本当の自分と向き合えるのか?

・今日、地球が爆発するなら何を食べたいですか?
・地球と火星、どちらに住みたいですか?

もう話が大きすぎて良く分からないですよね。少し雑ですがこれがマクロ世界です。今起きている細々とした話が全部飛んで、(ある意味で)極論に聞こえる前提条件で話が進みます。

今起きている細々とした話が、全部飛ぶ

これがマクロ世界の醍醐味であり、「本当の自分と向き合える」きっかけとなります。仕事などの日々降りかかる災難は自分で回避可能ですが、マクロ世界では、「自分では対処できないが、我が身に起こるであろう」災難。

やりたくもない仕事 ≒ 自分で回避可能な災難(家計を支える)
地球爆発 ≒ 自分だけで対処も出来ず、避けられない災難

人は器用なので危険回避行動を取って生きる生き物ですが、それに縛られすぎている様に感じます。結局大きな災難、マクロの波に飲まれてしまうのであれば、今ある細々とした災難は汗かいて避けるほどの災難ですか?

私、個人として今回ご紹介の本を読んだ感想は、、
日々の細々した(くだらない)ことに構っている暇ないぞこれ!
なんて思ったりして。直接的に将来像をみつけられたわけではないが、視点が上がったことで自分自身の本質を問う姿勢が身に付きました。

次の章では超マクロ本のご紹介をしますが、「これ通りの行動をせよ!」ではなく、マクロ視点でみた違和感や感情を自身の生活やビジネスに当てはめて考えを巡らせると新しい発見があります。

超マクロ本のご紹介

ざっくり言えばSDGs本といったところです。2013年出版で「40年後を生き抜くために何をすべきか?」にフォーカスを当てた本で、1972年にその40年前版として「成長の限界」という本を執筆したノルウェーの教授。

「生き抜く」の定義として、自然環境、経済環境の両面から展開され、互いに相反する動き、現状、将来とるべきアクションについて書かれています。自然環境が出てきたところで超マクロ感が出てきますよね。ドキドキ

面白かった部分を抜粋して所管と共に書かせてもらいます。
(記憶ベースなので正確な引用ではございますが、ご愛敬!)

先進国が経済成長が鈍化してなお、裕福な理由は?

GDPのマイナス成長に対して、出生率の低下で見ていく。GDPの落ち方以上に出生率が下がると一人当たりのGDPが増え、結果的に裕福な暮らしができる。EU、日本が既にこの状態だが、このまま経済鈍化が進むと貧困生活へ。

自分だけの世界(ミクロ)で見てしまうと、業務の高付加価値化が進んで時間単金が増える⇒裕福な暮らし!と思っていたがマクロで見るとそうではなかった。昔蓄えた資産を食いつぶしている状態なんだなぁと。。

「自分の稼ぎ=GDP×関与度(自身の労働÷日本の労働)-会社への上納」
こんな式で表現すると、もはや「自身の労働」しかコントロールできる変数がない!頑張ったところで関与度は小数点何桁になるか分からないし、最後に必ず会社への上納が待っている、、これ会社員デスマーチ感がすごい…

自然環境保護が進まない理由は?

これだけ温暖化や何やと騒がれ続けてなお、歯止めが利かない状況。結局、この二酸化炭素は誰のもの?議論で、最近増やしたやつが悪い(新興国)、沢山出してるやつが悪い(先進国)。結局は平等に費用負担が必要。後手に回るほど、投資の必要額が増える一方で先延ばしになっている。

まぁ予想できる話だけど、この筋論・責任論、サラリーマンとしては響く。日本も一緒、スコープ2⇒3にアウトソーシングしてCO2削減しました!とかそれ臭い物を人に押し付けているだけだからねと。。

結局、お金の前では良識や信条、優しさの類は無力。世界レベルで数十年がかりの温暖化抑止寸劇が教えてくれましたね(少なくとも日本では)。本当に環境保護をしたければ、信条を貫きたければ、その為のお金が必要。資本主義社会においては、何をするにも自分で投資して行動することが大事…

この本から学んだこと、
「本当に必要な大きな目的を果す為の直接的な行動をしない限り、小手先の対応や、今ある所与の条件は結果的に全て無駄」

500ページ超もある本でこんなことしか学んでないのかとお叱り貰いそうですが、これをきっかけに自分が目指すべき道が見えた気がします。勿論、SDGsが叫ばれている世の中、ピュアに環境保護や今後起きうる動きを知識として習得する意味でもお勧めです。

本当の自分を見つけるためには?

先程の本の学びですが、実は目の前にあるそれっぽい課題は小手先の話であり、本気で目的を達成しようとすれば大した問題ではない。大きく構え、本当にやりたいこと、本当の自分を見つめ直してみませんか?

少しまとまりがないですが、キーポイントを列挙します。
・今ある全ての前提条件を排除する
・実現性を無視して、やりたいことだけに目を向ける
・やりたいことが見えたら、どうやるか考える。

貯金や年収、家族や仕事、全部抜き!イメージし難かったらアラブの石油王にでもなった気持ちで考えてみることをお勧めします。

海外旅行を例にしてみると、

OK:「毎年 年末はハワイに行きたい、家族の恒例行事にしたい」
NG:「お金が貯まったら予算の中で、行けるところにいく」
(NG理由)もしかすると海外旅行に行きたくないのでは?何となく行く位ならそのお金で車を買い替えた方がQOL上がるのでは?

実際、ハワイに行くのに何百万円も掛かるわけではない。コロナがおきるまでHi_Kick家ではマイルを使い、夫婦二人で50万円もせずに毎年行ってました。生活費から逆算してどのクレカを使えば必要マイルが貯まるか計算し、クレカを契約すればほとんどの努力なしでマイルが貯まります。
(クレカの年会費は少し高いですが、飛行機代よりかは全然安い)

家を購入する際の例では、、

OK:「庭があり、日当たりの良いリビング、やっぱり戸建!」
NG:「渋谷まで30分、最寄り駅まで10分、3,000万円以内!」
(NG理由)家以外の条件に縛られている、特に金額。郊外駅から徒歩30分を2,000万円で買い、忙しい時は会社近くにホテル暮らしでも良いはず。

恐らくNGパターンの人は今ある物件から条件に近似する家を買ってお終い、数年後になんか違うなと住み替えて~の繰り返しなのかなと。
OKパターンの人は理想を求めて時間をかけて見ていくでしょう。その間にお金が貯まり、駒沢にデカい家を買えるかもしれない。買えなくてもそれが理想と分かれば当面は賃貸暮らしでお金を貯めたりするでしょう。

大なる目的の前では、大抵の問題はどうにかなる。

目的から外れて現在の所与の条件に縛られた選択をしていると、永遠に満足度の上がらない暮らしになるのかなと思っています。

私自身としてこの本、考え方から「会社員として働いていくことの限界」を感じ、数年後の独立に向けて意思が固まった経緯があります。
(まだ道長ばですし、何故か主夫っぽい動きをしておりますが…)

是非、ご参考になれれば幸いです!


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