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海外留学生#4 授業

政治大学は台湾の中で、なかなかのエリート校。
いつも通っている大学を言うと驚かれる。

文系の国立大学では国立台湾大学に次いで、台湾No.2の大学。
いろんな著名人も輩出している。
現在、台湾の総統「蔡英文」も政治大学の卒業生。

日本の大学で例えると、国立一橋大学に相当するらしい。

政治大学基本情報
https://www.taiwan-navi.jp/university/program_seiji.html

言語

最初に驚いたのは、言語。

入学したての時、話せる言語についての話題になった。
僕は得意げに、二カ国語話せると答えたが、みんなは平然と二か国語、もしくは三カ国語。そしてこう言った。

「英語は出来て当たり前だよね!」

この一言に対し、僕は一人時間が止まった。
日本でバイリンガルであることをアドバンテージだと思っていた僕は井の中の蛙であったと思い知る。

そして一気に台湾人との「差」を感じた一言であった。

また、政治大学には日本以外にもたくさんの国から留学生が来ている。
国際色豊かなのも政治大学の特徴である。

英語を話す機会も、聞く機会も日本より全然多かった。
全くできなかった英語が今は聞き取れる程度にはなったと実感している。

授業

通っている生徒もやはりしっかり勉強してきて、入学してきている。

高校まで大して勉強をしてこなかった僕にとって、一番の難関が授業。毎日勉強する習慣なんてなかった。
最初は、ただただ時間が過ぎていくのを待つだけ。

学部によるが、授業はいわゆる講義スタイルが多い。
もちろん教授は一人の生徒のためには止まってくれない。
わからない場合は授業後、質問する必要がある。

授業の言語は中国語もしくは英語と選べる。
だが、これは教授が話す言語のことであり、教科書やレポートは英語であることが多かった。

「中国語を聞いて、英語を読む」そして、日本語で理解する。

この動作が全くできなかった。これもインプットの場合。

テスト時、アウトプットは、逆の

「問題の英語を読んで、理解した日本語を中国語もしくは英語に変換する」

頭の中で3ヶ国語が回っていると、ほんとに頭がパンクすることを経験した。

僕の学部ではほとんどの必修がテストによって成績が決まる。
経済学や微積分は以前の知識でなんとか補えたが、会計学はそんなに甘くなかった。

よって、僕は1年生の前期から単位を落としてしまった。

ティーチングアシスト(TA)

たぶん日本の大学と異なる点は「ティーチングアシスト(TA)」。

学部の先輩や博士号の生徒が教授の補佐として、授業とは別に教えてくれる時間がある。
大体一時間ほど、時間を取ってくれる。

TAは強制ではない、質問がある場合のみ行くのもあり。
ただ、授業の復習もしてくれるため、すごくためになる。

名前の通り、学生の学びをアシストしてくれる。

高得点を狙ったり、テストがほんとに危ない時は、必ず行くべき。

僕自信だいぶ助けられた部分があった。

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