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髪を切るだけではない、何かがある

美容師も切ってもらいたい美容師がいる

ちょっと前のことですが、後輩にカットしてもらいながら、                 それぞれの憧れの美容師さんについて話をする事がありました。

〇〇さんの作るスタイルや雰囲気が好きだから 

仕事に向かう姿勢が素敵で話を聴いてみたいから

☆☆さんは、なかなか予約が取れないらしい!

 など

切って貰いたい美容師、行ってみたいサロンの話になると美容学生の頃のような盛り上がりをみせます。(一、ファンとして話ているので、興奮気味になります)

その「切って貰いたい!憧れの美容師」は、  何がどんなふうに違うのか。

技術を見てみたい、というだけではなく、   サロンではどんな立ち振る舞いをしているのか。人を惹きつける魅力の秘密はなにか?

など、お客様としてサロンで実体験してみたいという思いで、いっぱいなわけです。



今、コンビニの数よりはるかに多い(4〜5倍の件数)と言われる美容室。

それだけの数ということは一生のうちに    何人の美容師に会えるのでしょう?

美容師であれば、何かしら美容師同士の出会いも多いでしょうし、知り合いも多いと思いますが、それでも知り合いの美容師全員に施術を担当してもらうわけではありません。

そう考えると切ってもらいたい、会いたい美容師がいる!行ってみたいお店がある!というのは かなり貴重なご縁なのだと思います。


「前にやってもらったことある!」

お客様と話していて、            美容師のことを覚えている方は、結構いらっしゃるなと感じます。

「子供の頃に切ってもらったことあります!」と言ってもらえると「覚えていてくれてたんだ!」       と嬉しくなりますし、
メインの担当者ではなかったとしても     アシスタント時代の□□さんにシャンプーしてもらった、とか                 カラーを塗ってもらったなど、聴かせてもらうこともしばしば。

特に、その場合、              よく話をしたとか、丁寧にやってくれたとか、 それが印象に残り、記憶に残るのでしょう。

コミュニケーションの回数が多い相手ほど記憶に残るといいます。

これはあくまで感覚的な見解ですが、     お客様も、美容師も視覚や触覚、聴覚、嗅覚など感覚を通してのコミュニケーションが多いから こそ、印象や記憶に残るのではないか?と考えます。


髪を切る→コミュニケーション

一緒に仕事をしているハサミメーカーの友人が常々

「理美容師の仕事は、髪を切るだけではない。」と言います。

「どれだけの人とコミュニケーションを図り、 喜んでもらえるのか。頼りにされているか。  それは素晴らしいこと!理美容師の仕事の魅力にもっと気付いてほしいし、楽しいんでほしい!!そのきっかけの一つにハサミがあるとも思う。」

と言います。

そんな風に理美容師を応援してくれる人がいるのだと思うと嬉しいですよね。


髪を切ることでお客様とのコミュニケーションを深めている。                独特な仕事でもあり、素敵な仕事なのだと実感します。


Aya Horiguchi




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