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美容師、それぞれのこだわりを聴いてみてほしい


美容師とハサミ

後輩美容師と、ハサミについて話をする機会が ありました。

以前と今の好みの変化や、こんなところが好き、などいろいろ聴いていると、人それぞれで面白い(興味深い)と感じるのは、美容師あるあるでしょうか。

美容師にとって、ハサミは大切な仕事道具。  大事な相棒です。それぞれに好みも違い、こだわりがあります。


道具の好みは人それぞれ

その話をした帰りに、高校時代の部活を思いだしました。

ソフトボール部に所属していたのですが、   グローブとスパイクは個人で用意をし、    練習や試合で使うバットやボールは学校が用意したものを、代々先輩から引き継いで使っていました。

何本かあるバットの中でも、チームメンバーそれぞれに好みが違い、

これは重いから嫌だとか、          〇〇先輩がこれだと打てると言っていたから。 など、キャアキャア、わあわあ言いながら選んでいたものです。

どのバットを使えば、どのように打てるのか、 など明確に言えるほどのこだわりはなく、   かなり感覚的。               好き嫌い、合う合わない、この前これで打てたから。など、ほとんどの人がフィーリングで選んでいたと思います。


高校生の部活の道具と、プロの美容師の道具を 比べるのもなんですが…

美容師のハサミも、手にした時に、                    「お、これはなんだか良い!」       「しっくりくる!」             など、フィーリングで選ぶ人は多いはず。

他には、                  ハサミの作り手のこだわりに惚れ込んで選んだり、自分の作りたいスタイル作りに威力を発揮するもの。                  髪が濡れている、乾いている、それぞの状態によって使うハサミを変えたいから。       など、言い出したら、キリがないでしょう。

1人で2〜3丁、(それ以上の人もいます)                持っていることが多いのは、そのためです。

まさに、美容師の数だけ、好み、こだわりがあります。


こだわりを聴く

道具や技術、接客にしても、仕事観にしても、 美容師それぞれに、こだわりや想いがあります。

それを声にして言葉で伝える人もいれば、   姿勢であったり、技術で表現する人もいます。

年齢やキャリアによっても、そのこだわりが、 微妙に変化、進化したり、ずっと変わらない人もいたり、それも美容師の個性が出て、興味深いものです。

そして、そのこだわりを誰かに伝えている時、 美容師はイキイキしています。   

自分の担当美容師さんから、聞いたことないな、という方は、ぜひ、美容師のこだわりを改めて、聴いてみてください。

きっと、よりその美容師のことが好きになり、 また信頼感が増すと思います。

そして美容師のみなさんも、自分のこだわりを お客様に伝えてください。

自分の仕事観、何が好きか、何を大事にしたいのか?   

改めて自分の方向性やウリもしっかり見えてくるのではないでしょうか。


Aya Horiguchi


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