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トピックス(旅行記)

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2022年3月の記事一覧

《桜、忘.》

 今年も迎えた桜の季節。  祖母の介護にあたるようになり迎えた、二度目の美しき時だ。一度目の昨年。ひと月半の入院を終えたばかりの彼女の体は弱り、連れていきたいと思いながらも諦めた「お花見」だった。  それでも、90歳を超えてからも人はこんなに回復できるのかとひどく感心するほど彼女は元気になってくれた。日中は多くの時間を車いすに座り過ごせるようになり、一緒に出かけられるようにもなった。数ヶ月に一度の通院に加え、秋には紅葉狩りに出向いた。それもこれも祖母のもっと生きたいという

1989年の東欧革命から30年以上経ち…(イメージと文化)

1989年の東欧革命から30年以上経ち…(イメージと文化) 1989年の東欧革命から30年以上経ち1989年の東欧革命から30年以上経ち-「自由か、それとも、パンか」で歴史はシフトすると言われる。 東欧の自由化への動き1989年、東欧の自由化への動きは、まずはポーランドからだった。 そして、5月にハンガリーがオーストリアとの国境の鉄条網の撤去し、その8月には国境から東ドイツ市民が、オーストリア経由で西ドイツへ脱出した。 それから、決定的な瞬間は、11月9日夜、ベルリンの壁

LivingAnywhere Commons真庭に新たにできた屋内型グランピングに子どもと一緒に泊まってみた

こんにちは。LACメンバーのおいちゃんです。 子供たちが春休みになったのもあり、LivingAnywhere Commons真庭(以後LAC真庭)に新たにできた屋内型グランピングに4人で宿泊してきました。 グランピング初体験の方、キャンプしたいけど野外が苦手な人も楽しめそう。(虫の苦手な長女もここなら大丈夫でした。笑)しかも1日1組限定なので貸切でした! LAC真庭のあるUEDA VILLAGE(ウエダビレッジ)は山道を登ったところにあり、近くには花の山寺として知られる普

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雷乃発声・かみなりすなわちこえをはっす「3月31日〜4月4日頃」

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ヨコハマ散歩*サクラ咲く

フォトレタッチという方法論:ソビエトの写真から消えた人々(イメージと文化)

フォトレタッチという方法論:ソビエトの写真から消えた人々フォトレタッチという方法論:ソビエトの写真から消えた人々(スターリンのプロパガンダを考える-イメージと文化) ソビエト社会主義共和国連邦の独裁者と言われる、ヨシフ・スターリン( Ио́сиф Виссарио́нович Ста́лин,1878 - 1953/ソビエト連邦の政治家)の側近にも、政治的なライバルの多くは、彼らは、命を奪われただけでなく、地上からそのすべての痕跡を消し去られた。 過去には、この同志たちは固

2010年のターナー賞の打ち上げは抗議で迎えられた・・

2010年のターナー賞の打ち上げは抗議で迎えられた2010年のターナー賞の今年度の打ち上げは抗議で迎えられたのだ。 それは、物議を醸している現代美術賞-ターナー賞は、写真家や芸術家グループによる抗議の中で発足した。 そのロンドン中心部のテート・ブリテンでのターナー賞の発表は、当初、写真家がテートに「悪評をもたらす」画像や言葉(サウンド)を公開できないというフォームへの署名を求めた後、ボイコットされた。 Tate Britain Art Gallery-2010 21st

京都の休日 #29 〜Salon de Muge(さろん ど むげ):料亭のお味を「時雨弁当」にていただいた雨の日のこと〜

石畳を伝う雨粒。 京の都は、 雨の日も美しくて。 傘を手に向かったのは、 Salon de Muge(さろん ど むげ)/
 無碍山房(むげさんぼう)でした。 以前、喫茶で訪れた際の様子は ↓こちらに綴っております。 この時、いつかいただこうと決めた 「時雨(しぐれ)弁当」。 Salon de Muge(さろん ど むげ)を営む 老舗料亭「菊乃井(きくのい)」さんの お味を愉しめる お昼限定のメニューなのです。 幸運にも、この度口にすることができましたので ご紹

食の風景「間にあった豆ごはん」

春の嵐吹き荒れて、先日漸く葉の綻び始めたぐみの芽が、早速世の洗礼を受けて居ります。季節の移り変わりを日ごと実感するこの頃です。 今日は買い物へ行きました。野菜売り場は季節商品が次々登場しては私たちを楽しませてくれますから、できるだけじっくり歩きます。そら豆、菜の花、法蓮草、春キャベツ、新じゃが芋、新玉ねぎ、それにブロッコリーもお買い得です。どれも初々しくて美味しそうです。この中から料理できる分だけを選ぶなんてと、すっかり迷ってしまいます。そんな中、和歌山県産うすい豆が、二袋

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桜始開・さくらはじめてひらく「3月26日~3月30日頃」

桜前線

靖国神社の東京の標本木の桜の木が、開花宣言をしてから、今、都内のソメイヨシノ桜は、8分咲くらいでしょうか・・・ 2022.3.27am 各地で、楽しみな時ですが、この時期、寒暖差もあるので、どうぞ、ご自愛くださいませ。 私は、東京の開花宣言の後、3月22日の火曜日に、オープンカーの車検に車検場に参りました。途中から、横殴りの雪になって来ました。 何しろ、屋根がないのですから・・・ 花のサンフランシスコ〜♬ それが歌われた時は、ある意味(ベトナム戦争にも重なりますが)、ま

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『DC展 スーパーヒーローの誕生』の思い出

京都の休日 #28 〜城南宮:『源氏物語』の世界でたおやかな梅のお花見を〜

ほのかな香りに、 紅白に咲きほこる花々、 広がるピンク色の絨毯と。 今回、ご紹介する 城南宮(じょうなんぐう)には このような夢見心地な 神苑/庭園がございます。 その名も 「源氏物語 花の庭」。 春の山、平安の庭、室町の庭、 桃山の庭、城南離宮の庭 の五つのエリアにて構成される庭園です。 そこへ植えられているのは 『源氏物語』に登場する 80種の草木。 その中でも、 「春の山」に育つ 150本のしだれ梅が満開となる 早春の景色は、 京都の絶景として 多くの人に

スーザン・フィリップスとコンテンツを考える

スーザン・フィリップスとコンテンツを考えるスーザン・フィリップス(Susan Mary Philipsz OBE,1965- /アーティスト・彫刻・サウンド) サウンド・インスタレーションのアートでの位置づけを基づいた第一人者だ。 彫刻家であったスーザン・フィリップスは、サウンドインスタレーションは、グローバルに著名な表象だ。 近年のアートワーク- Susan Philipsz2011年、フィリップスはシカゴ現代美術館(Museum of Contemporary Art,