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素敵なクリエイターさんたちのノートをまとめています。
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#小説

11月「貴婦人のコルヴェイユ」にて新作を発表いたします

東北、東京、延長戦、通販と各地で長丁場となりました委託の「文学イベント」が無事に終了いたしました。 もう、とにかく厳しく激しい暑さですので、ぜひお運びください!とも申し上げられず、正直者なところ、あきらめ半分でおりました。 ですが暑さにもウロウロ台風にも負けず、スタッフ様はしっかりと各地を回ってくださり、足をお運びくださったお客様方もいらっしゃり、 ミルフィーユの本も手に取っていただけたようで、ちゃんと旅立っていった模様です。 本当にありがたいです。 スタッフ様、会場をお貸し

第34回「小説でもどうぞ」応募作品:ひとかけらのクッキー

第34回「小説でもどうぞ」の応募作品です。 テーマは「最後」です。 すぐに思いつきそうなテーマなのに全然思い浮かばず、なかなかに苦労しました。 とはいえ、ほっこりしたお話ですのでぜひお楽しみください。 ひとかけらのクッキー  大皿の上に、クッキーの最後のひとかけらがある。  どうしよう。そう思いながら私は、ちらりとお父さんとお母さんを見た。  テストなどなにかやり遂げたときやお祝いの時、お父さんはいつも大きなクッキーを焼いてくれる。どれくらい大きいかというと、オーブンの

【小説配布】天使の初配信

#ぺらふぇす に参加しています。 以下、私の作品はこちらです。おうち印刷のみ、無料配布。 八折本、約1200文字 モノクロでも中身は読めます。 本作品は10月の「ふらっとぺらっと」会場で展示も予定されています。 本編を読まなくても楽しめますが、気になる方用に…! このお話の本編はこちら⬇

今後の活動メモ。(すべてオンライン) ◆8/3~8/5 ぺらふぇす @X(無料配布) ◆8/24 15:00~8/25 17:00 文学イベント東京 @エアブー オンラインだし、無料配布とか展示を充実させたいな~。

黒髪を切る迄 5

 千紗子から預かった戯曲は『炎の記憶』といってね、若い頃幼子を亡くした老夫婦の元へ、ある女が訪ねて来て『わたしはあなた方の実の娘です』と語るところから始まるのよ。  それで彼女がこれまで生きて来た苦労話をポツポツと語り出すの。その中には若い女の性を売り物にまでした屈辱的な体験もあったりして、老夫婦は娘に憐憫の情を表すのよ。  実際には老夫婦の娘は2歳の時に病死していて、その女性が本当の娘などではあるはずがないと解っているのだけど、女の話を聞くうちに、もしかしたら、なんてことを

短編小説「花が散る前に、一つ」(『ゆめのかけらたち』収録作品)

 花は、いつか散るからこそ美しい。最初にそう言ったのは、誰だったのだろう。 「晴之さん、こっちこっち」  華奢な手で僕の手を引いて、円花はこの博物館の奥、鉱物が展示された場所に足取り軽やかに歩いていく。 「そんなに急がなくても」 「だって、早く晴之さんに見てほしくって。ほら、綺麗でしょ? 自然の中でこんなに素敵なものが創り出されるなんて、なんだか神秘的よね」  円花は腰を屈めてその水晶を覗き込んだ。  僕は、得意げにそう語る彼女の横顔ばかりが気になって、水晶ではなく、隣の彼女

文学イベント東京に参加します&その他お知らせ

久しぶりにnoteの記事作成画面を開きました。 最後に書いたのいつだろうと思ったら半年前でした。 イベントのときにしか稼働しないnoteです🤷‍♀️ Xの方ではちまちまポストしていたのですが、イベントに参加します! 「文学イベント東京」にて既刊を委託販売させていただきます。 本屋さんで開催されるイベントとのことで、自分の作品を置いてもらえるというなんとも楽しそうなイベント! 私は「名前のない料理」と「大丈夫、きみはかわいい」を委託します。 日程は以下のとおり。合計2日

新作公開始めました

おはようございます。 進捗ヤバいの霧内です。 やる気、帰ってきてー!! さて。 ベリーズカフェさんにて新作の公開を始めました。 『油圧ショベルに乗った王子様~ノーブルな土木作業員は元気娘を愛でる~』 ベリーズカフェには異色の、ガテン系イケメンヒーローのお話です。 ……って、まあ、サブタイで安定のいつもどおりだとネタバレしてるんですけど。 ベリカフェの短編コンテストにエントリーするつもりなので、さくっと週末までで完結できる……はず!? ええ、ガテン系ヒーローなのにコ

参加サークル:NRD

文学イベント東京 参加サークル 「NRD」の紹介ページです。 NRD様は主にSFやスポーツ(プロ野球・プロサッカー・プロバスケ)物の小説を創作されるサークルです。 ■ 「Moments」 西地区の一部リーグ所属「鴨野ブラックハウンツ」に所属するプロバスケットボール選手、宮星龍二が主人公の短編小説。 西地区の一部リーグ所属「鴨野ブラックハウンツ」に所属するプロバスケットボール選手、宮星龍二が主人公の短編小説。 作者、ねるねるねるねさまの作品、「CORAZON -ex」と

文学イベント東京(スモール)に出展します

ささやかです。 この度、文学イベント東京(スモール)に出展します。 文学イベント東京(スモール)は、5月26日に埼玉の書店(CHIENOWA BASE 2F)で、6月2日に東京の書店(透明書店)で、それぞれ作品を販売した後、6月3日から6月9日まで通販での販売もするというイベントです! 豪華! 詳しくは公式の説明をご確認ください。 私は本イベントで、「耳原」と「両手いっぱいのマクガフィン」を頒布する予定です。 コミティアのお品書きの流用ですが、作品情報はこちらをご確認くださ

Portfolio:藍沢紗夜

初めましての方は初めまして。いつも見てくださっている方はありがとうございます。 執筆家・デザイン学生の藍沢紗夜です。 通信制芸大に通いながら、執筆活動や同人活動、ビジュアル作品の制作をしております。 執筆X(旧Twitter)、カクヨム、ノベルアップ+、noteを中心として活動しております。また、同人誌の販売は架空ストアを利用しています。 X:@1cm41032081 宣伝や執筆関連の呟き、詩歌の投稿など。 https://twitter.com/1cm41032081

掌編小説 日本酒と烏龍茶

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【小説】神様に人の不幸を願ったら、運命の相手を紹介されました

「おっ?」 会場へ向かう途中、神社を見つけて足が止まる。 そのままなにかに導かれるように、境内へと足を踏み入れた。 賽銭箱の前に立ち、縁起が悪いとかいう噂のある十円玉をあえて入れる。 柏手を打って手を合わせ、目を閉じた。 「お願いは、と」 ……アイツらに、史上最大の不幸が訪れますように。 なんてお願いできる度胸があれば、きっとこんなことにはなっていないわけで。 でも、幸せを祈る気にもなれないのでせめて、今日、バージンロードを歩いてくるアイツらの前を黒猫が横切りますよ

ご紹介いただきました!文学イベント東京に委託で参加予定です。よろしくお願いします。 参加サークル:名も無き堂|文学イベント東京(スモール) @agL9HKKaqfnKkV0 #note https://note.com/heywood/n/n76f5fc6bc343