幻ノ月音
映画の感想。素晴らしかった作品について語ります。映画comレビューサイト『ふたり映画』 https://eiga.com/user/839251/
小説の感想と本についてのお話。
開催している読書会について、日程、場所、お申し込み情報を載せています。また、活動報告も随時更新していきます。 メールの場合は名前(ふりがな)、年齢(例40代)、参加申し込みを記載の上こちらまで→ gennotsukito@gmail.com
小説と詩たまにエッセイ。創作について。ビターテイストな作品が多く、暗闇の中で小さな光を見つけるような話を書きます。 https://amonkoshaku0.booth.pm/
新生活はなにも春からとは限りません。夏でも秋でも冬でも、やりたいと思ったそのときがタイミングです。その中の一つに、好きなことを追求して趣味を発掘する人も多いかと思います。一人で黙々とやる趣味もあれば、大勢で和気あいあいとやる趣味もありますが、私はその両方を兼ねたものをお薦めいたします。それは、【 読書 】です。家で黙々と、じゃないの?と思われるかもしれませんが、読書は読み手をいろんなところへ連れて行ってくれます。本屋さん、ブックカフェ、聖地巡礼、サイン会etc...、そんな
〈 あらすじと概要 〉 映画「侍タイムスリッパー」 話題違わずめちゃくちゃ面白かった! みんなクスクス笑って、ズビズビ泣いてました。 そして私も。観れてよかった。感涙の拍手です。 初見では音声が吹き替えみたいで違和感がありましたが、すぐにその違和感は気にならなくなりました。役者さんも脚本もクライマックスの緊張感も、いいところがありすぎて書ききれない!ネタバレを見ないで、そのままのまっさらな気持ちで観てほしいですね。 時代劇は元から好きだったので、その世界にフュ
映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」 宮城県では一週間早めに先行上映されたので、さっそく観てきました。 コーダの立場で生きてきた彼の世界がとてもリアルでした。葛藤と優しさの狭間で揺れ動く吉沢亮さんの名演が光ります。十代から二十代にかけての演じ分けが素晴らしい。 また、忍足亜希子さん演じるお母さんの多様な表情も印象的で凄く良かったです。喜びも悲しみも、泣き叫ぶ声も、彼女の内から迸る感情が見えてとてもよかったです。小学生の息子が近所の人に盗人扱いされて連れて行かれそうに
9月15日(日)15:00から第18回いわぬま読書会が開催されました。 本日はあいにくの雨天、傘をさしても所々にできた水溜りのせいで、歩くたび路上に跳ね返った雨粒がズボンの裾を濡らしました。そんな中、ご参加いただき誠にありがとうございました。第18回目の課題本は 樋口一葉「たけくらべ」 です。現代語訳を想定しておりましたが、原文そのままの「たけくらべ」をお持ちになる方もいました。私も2冊持って行きました。各々が持ち寄った違う出版社のものや装丁の本を並べてみました。結構多種
ぱらぱらと屋根で跳ねる雨音がきこえてきた 次第に雨あしが強くなり 路上を黒く染めあげる 窓にあたる水しぶきが自己を主張するように 庭の木々がよりいっそう艷を増した ハイビスカスも花葉を広げて鮮やかになっていく 雨音をきけばきくほど 雨色をみればみるほど 世界が静かに澄んでいく 千貫山にけぶる霧が幻想的な頂を映し その様相は朝靄の海となんら変わらない わたしは虹の橋が架かるのを期待して やさしい雨になるまで西の空を眺めていた 雲間から差す光に誘われて窓
黒田八束さんによる、カクヨム企画 『 父親の死体を棄てにいく 』で寄せられた8作品の感想です。Xでやると長文になってしまうため、noteにまとめて記載させていただきました。企画内容↓ 以下感想は開催中の参加順。 ① 雪の晩鐘 -下村アンダーソンさんその人の境遇や生活環境、価値観や嗜好など、互いに違うことを明確にするキーとして『音楽』はとても最適かもしれない。他者と出会い、こういう生き方もあり得るんだと知ることは幸いにも不幸にもなりうるけれと、自我を出しきり思いっきり歌い銀
#夏の1コマ 「フウセンカズラの戸締まり」 今年は暑さが続いたのと、台風による雨天も時折あったせいか、フウセンカズラがすくすくと育ちました。青々とした中に早くも茶色く変わりゆくものもあり、今年は成長速度がいつもより前のめりで進んでいるようでした。写真では蔦が小窓まで迫っています。換気のとき、網戸がうまく開かないなぁと思っていたら、外側の網戸にフウセンカズラの蔦が絡まり引っかかっていていました。青空越しのフウセンカズラに陽光があたり透けて見えました。 緑葉に囲まれると、暑
読書会でオススメしていただいた本書。時代小説がより面白くなるとのお墨付きが本当でした。 正直、昨年の大河はこういう物語が見たかったのです。とまぁそれはさて置き、何もない沼地だらけの不毛の大地に260年という歴史を刻んだ、その始まりに着手した武士と、技術者、人足(労働者)、開拓者など、江戸を建てることに関わった人々のお話。 大きな河川を移動し、金貨を流通させ、飲水を広域に引き、城壁を築き、天守を建てる。言葉で大変だったというには容易く、まだまだ足りない。畏敬の念が湧いて
集中し過ぎて持ち込んだ飲み物を一口も飲まずに画面を食い入るように鑑賞した。なんせ、映画化情報がでてから首を長くして待ち望んだ作品だったので。期待を裏切ることなく素晴らしい作品だった。 緊張感が続いているなかで、毛利さんは相変わらずコミカルで面白い。それなのに洞察力が鋭くてかっこいいとかって……ますます好きになったよ。 シェアードユニバースムービーということで、アンナチュラルやMIU404のドラマのファンだった自分にとってもご褒美のような設定に、どう絡むのか心配していたけ
先日、地元の病院に本の寄贈をしてきました。 そこの病院には図書室があり、随時本の寄贈を募集しているそうで、それを読書会の仲間から聞いた私は、さっそく自分の蔵書から30冊程選んで紙袋に詰めました。ほっこり癒し系と元気が出る本を中心に。また、自分が好きな作家さんや推している作品も含めて。 実は数冊買い足した作品もあります。心があたたかくなる作品は何よりも栄養剤になると思います。とまぁ、私の実感ですが。 私も2年前に入院したことがあり、そのとき持ち込んだ小説に大いに元気づ
京都の一乗寺BOOK APARTMENT様で棚主始めました! 京都市にある 一乗寺BOOK APARTMENT 様で棚主募集中というXの投稿を見たとき、遠方の人でもOKですというのを見つけて、かねてより共同書店『 小さな本屋さん 』を開店してみたかった私は参加する意向を決めました(※現在遠方からの棚主様は休止中です)。こちらは、7月に新規オープンしたばかりのシェア型書店様、直接お伺いできずに無精ではありますが、お力添えと棚貸しをご了承していただき、誠にありがとうございまし
「 劇場版モノノ怪 唐傘 」 感想 待ちに待った作品!TVシリーズのときから大好きだったので今回映画館で観れてとても嬉しかったです。 薬屋さん、前よりちょっとガタイ良くなってる?着物も厚手な感じで、動きも躍動感がありました。薬屋さんのアクションの格好良さ、魅力的なキャラクターたち、極彩色の背景、派手で奇抜なのに疲れない、どこをとっても全てのカットが絵になっている。音楽も和洋折衷混ざったようなオリジナル曲がより物語を彩っていて格好良かったです。和紙の切り絵を張り付け