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トピックス

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素敵なクリエイターさんたちのノートをまとめています。
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2020年11月の記事一覧

11月の最終日に

もう明日から12月がやってくるなんて、月日の流れが嘘みたいに早く感じられる。 2020年を振り返ると少し早い気もするけれど、もうそんな気持ちが湧いてきていることにも驚く。 大掃除プランニング無意識に年の瀬を思っていたのか、大掃除のプランを立てた。 毎年完璧主義な「やらなきゃ!」が募って結局程よくも終われないみたいな状況になってしまうので、今年はそれを改善したくて一つひとつの作業を短時間で出来るようにざっくりだけど仕分けしてみた。 それを12月に入ったらスタートしようと思って

東京23区内のインターナショナルプリスクール

日本でプリスクールというと主に未就学児を対象に英語を使って保育を行う施設を指します。国や地域によって制度が違うようですが日本では保育園と同じような機能を持った施設として扱われることもあり0歳児からの受け入れを行っているところも少なくないようです。 パンデミックが収まったら渡米を考えているということもあり、それまでの間に娘が英語に慣れ親しんで(あとは親以外の人に慣れて)もらえればと思い東京23区内でプリスクールを探してみました。ところが公開されている情報が学校によってまちまち

¥250

天から届く、雪の便りと希望の言葉 ~アドヴェントに、聖書で「雪」を探してみたら

 昨日から、今年のアドヴェントが始まりました。待降節などとも呼ばれる、キリスト教でクリスマスを待ち望む期間です。 ↓ドイツ連邦共和国大使館・総領事館のサイトの説明がわかりやすいです。  北海道で生まれ育った私にとって、クリスマスといえば、それは真っ白い雪に覆われたホワイトクリスマスでした。  いまは横浜に住んでいて、ここではめったに雪は降りません。あたたかくて暮らしやすいのはうれしいのですが、アドヴェントに入ると、やはり雪が恋しくなります。  noteで写真カテゴリーを

EU予算の成立までの紆余曲折

EU議会は欧州評議会から2021年から27年のEU予算の承認を得た。総額1.8兆ユーロにのぼるいわゆるEU予算には、Next Generation EU(NGEU)の7500億ユーロと、新規の7年にわたる1.1兆ユーロが含まれるものである。 欧州救済パッケージを実施するには、加盟国からの批准が必要だ。しかし、今般、ハンガリーとポーランドが反対しており、目先の予算承認の可能性は低下している状況にある。ハンガリーやポーランドなど中欧諸国はEU復興基金の条件に“EU基本理念に違反

本日発売!協力隊員 レシピブック

ドンドコドンドコ! 度々のお知らせですみません。 JICA海外協力隊員たちによるレシピ本が本日発売となっております。私も一部参加しました。 世界66カ国、66名。現地の人々とともに暮らした隊員の生き生きとしたコラムも。いつかの旅先のあの味や、意外な味に出会えるかも?! カラフルでとっても楽しい内容になっています。 Kindle Unlimited会員の方はなんと¥0。 ♢ 『任国で暮らし任国の人々と「同じ釜のめし」の食べた、そして食べるはずだったJICA海外協力隊達

女性作家ロール・ピジョンの絵画とスピリチュアリズム(アウトサイダー・アート)

女性作家ロール・ピジョンの絵画とスピリチュアリズム(アウトサイダー・アート/アール・ブリュット) ロール・ピジョン(Laure Pigeon, 1882-1965/仏):画家であり、アウトサイダー・アーティスト(アール・ブリュット)と言われる。 ロール・ピジョンの作品は、分類する訳ではないが、ビジョナリー・アート(Visionary art/日本では幻想芸術)と呼ばれるものかも知れない・・ 問題は、その「作品」だが、主には、ブルーのインクでのハッチング(hatching/線

流行りのブーツを手放してまで自分のスタイルを守りたい

今季の流行、ひざ下丈のボリュームロングブーツ。 このタイミングでわざわざそれを手放した。 流行アイテムを手放す自分が好きなものがトレンドに乗れば自然と手に取ることも増えるけれど、そうでなければ絶対に飛び付いたりはしない。 ボリュームブーツは今人気のアイテムだし、わたしのファッションスタイルや体型、バランスに、重ための足元はとても相性が良い。華奢なパンプスやサンダルも好んで履くけれど、何もせずバランスが取りやすいのはプラットフォームやウェッジソール、チャンキーヒールといった

懐中時計(短編小説)

裸になった銀杏の木が風に鳴り、歩道に溜まった落ち葉は乾いた音を立てた。陽が落ちると急に風は冷たくなり、男はコートの襟を目いっぱい立てて首をすくめ、風に流される落ち葉を足先で追いかけるように歩いた。 1時間ほど前、駅前の喫茶店で娘と会っていた。妻と別れて以来、月に一度こっそり会うのが楽しみになっていた。 「もう来年は中学生か、早いな」 男は目を細めてジュースを飲む娘を眺めた。娘と会う日は必ずシャツにきっちりとアイロンをかけ、コートの毛玉もつまみ、僅かばかりの香水を染み込ませてい

会話はラリーだと教えられた日

パートナーが、友達と話す様子を見ていて、不思議に思うことがあった。 彼らはこんな会話を交わしていた。 「ゴールデンウィークはカレンダー通り?」 「そうだね、1日だけ出社するけど。そっちは?」 「7連休」 「それはいいね」 「あの会話は何のためにしているのか?」と私は尋ねた。「あなたたちは互いの連休のスケジュールについてそんなに興味があるのか」するとパートナーは「興味はないよ」と答えた。「あれは会話のための会話だよ」 会話のための会話? 首をかしげていると、さらにパートナー

princess。

宇宙で交わした約束が 命となって光輝く 美しい心をつれて 彗星になったプリンセス まっすぐに たったひとりの女神を選び 舞い降りたの 愛する緑の星に 先に来ていたたくさんの光 あなたのことをずっと ずっと 待っていたよ 待ち合せた愛の星 生まれる前から 愛されている あなたは大きな希望の光 安心してたくさん 遊んでほしいの 安心してたくさん 笑ってほしいよ だから 少しでも早くこの星を 愛でいっぱいにして あなたに渡してあげたいよ 約束するよ がんばるか

photograph。

記憶の隙間から 零れ落ちる刹那 悪あがきの フォトグラフ 戻れないと 知っている ここにあるのは 存在していた証だけ もう触れられない その笑顔に そっと触れてから ドアを開ける 戻れないと 知っている 色褪せていく フォトグラフ 戻らないよ 行かなくちゃ 強がりの 孤独たち 暴れ出す夜 泣いてもいいかな 抱き締めていて モノクロになっても せめてぬくもりを 想い出すから 一緒に眠ろう 朝が来るまで flag *** hana 今日もありがとう

「いい人」と「悪い人」の矛盾を抱えた彼を好きになったから、分かった。

この時期になると、毎年思い出してしまう人がいる。 社会人になりたての頃、好きだった先輩のことだ。 彼のことは、周りの友人たちにも散々「やめておけ」と言われながらも、諦めきれずにずるずると関係を引き延ばし続け、一番仲の良かった友達に「あの人は、あなたの人生を掻き乱すほどの価値なんてない人だよ」と真顔で言われてようやく目が覚めた。 わたしのことも先輩のこともよく理解しているからこそ、苦しそうな表情でそんなことを言ってくれた彼女の気持ちを思うと、今でも苦しくなるし、恥ずかしくて

ミュージカル論A 課題レポート/発掘された19歳の私①

PCの新調をきっかけに放置していたUSBのデータ整理に着手したところ、学生時代のレポートが出てきました。 演劇の学校に通っていた頃のものです。(私は演劇専攻ミュージカル学科の生徒でした) 何とはなしに読み返していたら、あまりに無邪気で一生懸命なのでなんだかちょっと笑ってしまいました。 19歳の私はこんなに幼かったのか、としみじみ。 当時の私が今の私を見たら確実に激怒するだろうな、と考えて少し寂しい気持ちにもなりました。 「ミュージカル論A」がどんな講義だったのかは正直あ

To my diary. 54「ラズベリーを踏む。」

彼女が横たわる白い部屋。 甘酸っぱい香りが閉じ込められて、見るに耐えない鮮やかさは彼女から精を奪い、咲き乱れているようだ。 床と壁に紫がかった赤色が艷られていた。 これは彼女の狂気と理性、そして官能を表し、彼女の中で壮絶な物語が繰り広げられているのだと逆再生するようにして想像する。 すでに絶望を感じとったであろう彼女の目尻から綺麗なものが零れ落ちる。拭き取ると鋭い眼光で睨みつけられた。 勢いよく仰向けになった。きっと、見たいと足掻いていたものが見ることが出来ないと察した