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素敵なクリエイターさんたちのノートをまとめています。
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2020年4月の記事一覧

本みたいなnote『わたしの世界のほんとう探し』

人に話すかわりに、ノートパソコンの中に自分のための文章を書き溜めて数年。自分の感情を読み解いていくように、手を加え、読み返すうちに、私は私の言葉に助けられてきました。 自分を助ける言葉は、いつか誰かにもらった言葉が消化されて、ある時ふっと浮かび上がってくるもののような気がします。 だから、私の言葉も誰かの目に触れれば、いつか役に立つときが来るかもしれない。そんな気持ちで、約2年分の詩や文の中から25個を選びました。 日々のnoteとはちがって、流れのなかでうまれる意味も

¥330

幻冬舎から

本日から連載が始まりました。 1月くらいから加筆・修正を重ねやっと完成した短編集です。プロではないから稚拙だし意味わかんないなぁなんて自分で読んでみて笑っちゃう部分もあるけれどたくさんの人に読んで欲しいです。 月に一度12回の連載になります。ぜひぜひ〜。

ナンバー。

777。 あの角曲がった駐車場。 並んだ2台の車。 なんとなく、 おめでたい。 3988。 この道の突き当たり。 並んだ2台の車。 パパのことが大好きな家、 ってことにしよ。 3298。 結構見かけるよ。 まんまだけど。 ミニクーパー。 500。 これも結構見かけるよ。 可愛いよね。 フィアット。 3232。 …あら、 そこにもいたのね。 ミニクーパー。 2222。 さっきのレシート。 735。 二度寝して悲鳴をあげた時刻。 38。 すれ違った子供の服

食べて生きて呼吸する

東京に来てから1ヶ月が経った。 修論が終わってからというもの、コロナで不安な日々を過ごしながらなんとか引越しを終えて、母たちとの別れもそこそこにあっという間に一人暮らしが始まった。 大学院の修了式は中止、せっかく頂いた賞も授賞式が無くなり、無機質なダンボールに包まれた表彰状があっけなく送られてきただけだった。ならば入社式は、と思ったけれどいくつか研修を終えた後、中止の連絡が入ってきた。そうして手持ち無沙汰な日々を過ごしているうちに仕事が始まって、1週間の自宅研修の後、配属

スペインの海街・シッチェス弾丸1日旅(2019.2)

#オンライン旅行記 マガジン用。沢山写真載せてますが、ここまでやらなくても全然OKです。。。久々に振り返ったら懐かしさでいっぱいになった! 2019年2月、スペインはシッチェスへ訪れた際の記録🇪🇸きっかけは2018年の秋に『カメラを止めるな!』チームが映画祭目的で訪れていたこと。スペインには以前から行ってみたいと思っていたので、冬休みのタイミングでバルセロナとシッチェスを訪れました。 🌹 バルセロナから電車でシッチェスの駅へ。海外の電車って本当に難しい!!!英語で聞きま

挫折癖の克服

今振り返ればそんなのも思い出だ、あるいは言い訳だと思えるが、当時の苦悩の度合いから言って、私は何かに一生懸命になろうとするたびにそれを周囲からの圧力でへし折られてきたように思う。 つまりそれは「挫折」だ。 高校の運動部における怪我・病気など最たるものだった。それ以外の要因で部活に滅入っていたタイミングでの病気というのは、ある意味で絶好の機会でもあったはずだった。 そう考えてしまう当時の自分が嫌で、私は何かに諦めを覚え、挫折した。葛藤の末に部活を続けることを選んだが、それに

しあわせになるということ

「あのときは大変だったよね。」 「ほんと。毎日会えるだけでしあわせだね。」 そんな会話が、きっと私たちを待っている。 しあわせは、状態だ。 それはつまり、一瞬だということ。 今がしあわせだということは、未来の幸せを確約せず、そして今がふしあわせだということは、未来の不幸せを確約しない。 なんなら、今のふしあわせは、将来ふりかえって、目の前のしあわせを見つめ直すもとになる。 どんなしあわせも、あっという間にあたりまえにしてしまう私たちにとって、しあわせでいるというこ

【第2話】 優等生の証「ピオネール」に憧れて (1982年〜1985年)

▶︎第1話は こちら 〔前回までのあらすじ〕 私の名前はアセリ。ソビエト社会主義共和国連邦を構成する15の国のひとつ、キルギス・ソビエト社会主義共和国のアク・チューズという地図に載っていない秘密の町で1974年に生まれた。この町は鉛やレアメタルなどが豊富に採れる鉱山があり、ソ連の国家戦略的に非常に重要な町だった。私はここでのびのびとした子ども時代を過ごした。 私が7歳になった1982年の9月、学校に入学した。 学校の名前は「アクチューズ第一学校」。この町に学校は1つしかな

ぐるぐる話 第12話 暁の寺

¥100

トルコリラのスワップポイントはなぜ下落しているのか。外貨準備が底を尽きつつある?

外貨準備が尽きつつある? 3月のグローバルなリスクオフの中、トルコでは中央銀行が通貨安防衛のため外貨売り介入を行ってきた。 元々、トルコの外貨準備は他の新興国と比べて少なかったが、いよいよトルコ中銀が保有する外貨準備が底を尽きつつあるという観測が広がっている。 フィナンシャルタイムズによるとトルコ中銀が保有する外貨準備(Net foreign assets)が大幅に減少。その中からスワップを除いた外貨準備は一段と減少しているとも言われている。 通常の自国通貨買い介入では

【牧水の恋の歌】⑦海哀し

海哀(かな)し山またかなし酔ひ癡(し)れし戀のひとみにあめつちもなし  最愛の女性小枝子と、千葉の根本海岸で新年を迎えた牧水。心身ともに結ばれた初めての旅だった。雑誌「新聲」明治四十一年二月号には「海よ人よ」と題された、ほとばしるような短歌四十六首が掲載されている。これは、その冒頭から二首目の作。  まさに恋に酔いしれる牧水。その瞳には、天も地もないという。恋の嵐に巻き上げられて、全世界をぐわんぐわんと舞うような感じだろうか。  海は哀愁を帯びている。山もまた……。しかし

原油ETFがまた招いた混乱。米国ではトランプの支持低下が目立つ

原油安の原因は"また"ETFのUSOだった 本日も原油が大幅安。初めは先行きの需要懸念(=景気減速)が高まっているのかと思ったが、その後、このブログでも何度か取り上げている米大手原油ETFのUSOが再び限月交代を行なっているということが判明した。 今回の報告書によると、本日から4/30までに先物の限月ロールを行う模様。 元々は直近限月(2020年6月)を100%保有する形式のETFであったが、その後何回か修正を加え、何と新しいアロケーションは2限月から1年先の限月まで分散し

わたしを守ってほしい(20200427)

病院に近付くにつれ、看護服や事務服を着た人たちが入り口前に待ち構えているのが目に入り、反射的に音楽を止めてイヤホンを外した。早速医師らしき人に呼び止められ、入る前に検温をと言われる。前髪を掬い上げられて、こめかみと額の間あたりに検温器がぽんと乗る。風邪の症状はないですかと横から看護師の女性に聞かれ、また反射的に「ないです」と答える。本当はこの春のせいで喉も痛いし鼻炎もひどいけれど、それを言ったら追い返されそうで、実際、きっと追い返されていたと思う。 ひとつめの自動ドアをくぐり

エジプトのラマダンCMが素敵すぎる!!という話

先週金曜からかな?エジプトではラマダンが始まりました。 以前にも書いたとおり、日本に住む我々から見れば、ラマダン=断食、敬虔な儀式というイメージがありますが、エジプトでは、特別ドラマが放送されたりと、とても盛り上がるシーズンでもあるのです。 ラマダン特別ドラマをご紹介した記事 そして、ドラマだけでなく、ラマダンの時期には各社こぞってラマダンをモチーフとしたCMを打ちます。 日本で似たようなものがあるとすれば、パッと思い浮かぶのはケンタッキーのクリスマスCMでしょうか