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高校時代の友人

先日、久しぶりに高校の友達と再会してお泊り会をした。ゲストハウスを借りて自由に何でもできる状況であったが、ほとんど飲み会がメインだった。正直な話をするとあまり楽しくなかった。飲み会の内容がゲームで負けたらお酒を飲むというような罰ゲーム付きだったからだ。自分の好きなお酒を飲んで楽しく近況報告をして話をしたかったが、あまりできずにそのゲームに参加するしかなかった。当然お酒に強い人もいれば弱い人もいるのでギブアップして酔いつぶれる人もいた。それを見て笑っている人もいたが、私は何が楽しいのかわからなかった。自分で飲む量を調整して楽しく話をする方がよっぽど楽しいと思ったけれど、言うこともできなかった。

ずっと同じ調子で続いていたので明日の朝に帰ることに決めた。理由は面白くなかったのもあるが、寝たかったからだ。実はこの日はほとんど寝ていなくて二時間くらいしか睡眠時間を取っていない。明日も何かするかもしれないが、体力的にも持たないので家で寝たくなった。

しかし行ったことに後悔はしていない。私は来年から三年次編入をするけれど、高校の同級生は皆就職活動を終えて来年から働き始める。なので皆が集まる機会は今回しかなかったからだ。もっと色々話をしたかったが、正直会うだけで目的を果たせたと思っている。最後に皆で会えたことが懐かしくなって満足できた。

ほとんどの人が大学がバラバラなので高校生の頃と同じように話や波長が合うことが難しいことは予感していた。それぞれ違う環境で生活しているのだから価値観や考え方のずれは大きくなっていても仕方ない事だ。

高校生の頃に仲良くしていた友達であることに変わりはないのだから最後に会えてよかった。

これから皆仕事を始めていき、その同僚と付き合い始めることになるのだから今以上に疎遠になることだろう。でもそれは自然の摂理である。環境が変わればその環境に適応しないといけない。

そういう意味で今回会ったことが最後になってもおかしくはない。

それぞれ違う道を歩んでいくことになるけれど、私は私なりに日々精進して頑張っていこうと思った。

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