見出し画像

夏の雨龍に化けたか最上川

九州の大雨被害に続き、日本各地、そして山形でも大きな豪雨被害が起きてしまいました。

辛い想いをされている方がいるなかで、それを題材とした句を読むという行為は非常識と誹られるかもしれません。しかし、決して売名やアクセス稼ぎといった利己的な理由でやろうとしたことではありません。

今年だけでなく、近年各地で大きな天災が起きています。異常気象なのか、地球温暖化の影響なのか、ただの偶然なのか、それは誰にもわかりません。

でも、ひとつだけ確かなことは、惨事を嘆きや同情だけで終わらせることなく、未来への糧とすべき、ということではないでしょうか。

最上川では53年前にも大きな水害があったそうです。この経験が今の街づくりや車庫に小型艇を引っ掛けている人が少なくないという知恵となって残っていたこと。この体験を聞き伝えていた方がいたから、避難がスムーズにできたということもあるかもしれません。

年月の経過とともに、人の心は惨事を忘れようとします。そんなときに、この句を目にしてくれていた人の記憶に、かすかにでも残っていれば街の復興、また50年後に訪れるかもしれない災害への備えのほんのささやかな助けになるかもしれない。

はなはだ図々しい考えですけど、現実的に手を貸せない、お金も出せないわたしなりのエールです。

ところで、この句を目にした方は「五月雨をあつめて早し最上川」という芭蕉の句も思い出されたのではないでしょうか。一応これは、パクリとかモノマネとかでなく、本歌取りのつもりです。

俳句経験も知識もつたないわたしが、本歌取りといったところで、技法的にかなっているのか、そこは何とも自信のないところ。どなたかベテランの方にご指導いただければ・・・。

◎わたしのサイトマップ



この記事が参加している募集

スキしてみて

習慣にしていること

本質的に内向的で自分勝手なわたしですが、世の中には奇人もいるものだなぁーと面白がってもらえると、ちょっとうれしい。 お布施(サポート)遠慮しません。必ずや明日への活力につなげてみせます!