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「好きを仕事に」のウソ

おはようございます。
7月3日、艷華VOICYの配信です。

昨日はだいぶ残念な結果になってしまいました。

これはもうお店としてしっかり検証・反省して
やっていかなきゃいけないし、
皆さん個人も、自分の売上がなぜ上がらなかったのか
と1人1人が検証してほしいなと思います。

お店の売上が上がらなかったのは、お店のせい。
自分の売上げが上がらなかった、自分のせい。
ということで考えて、
「じゃあ、どうする」ということをやってほしいなと思います。

人のせいにしても、良い結果は生まれません。

それよりも周りをどう巻き込んでいくか。
それを考えた方がよっぽど良いです。

今週末、今日から週末にかけて挽回していってほしいと思います。

昨日から『科学的な適職』という本を紹介しています。

その中でスティーブ・ジョブズの話が出てきます。

Appleの創業者ですね。
皆さんが使ってるiPhone、macとかそういうやつですね。
それを創業した人です。

この人がですね2005年にですねスタンフォード大学の卒業式で行った有名なスピーチの一節があります。
それがね
『好きを仕事にしましょう』
というやつです。

『好きなことを仕事にしましょう。それが人生を一番豊かにするんですよ』
という、ものすごくセンセーショナルな伝統的なスピーチになりました。

ただ、これによって世界中が心を動かされて、
『好きなことを仕事にしなきゃ』という気持ちになったわけです。

それによって何が起きたか?
好きを仕事にしたら、思ったことと違って、余計ストレスになって鬱になった。
そんな人が山ほど出てきたわけです。

これを言ったスティーブジョブズ自身、
このAppleの仕事を好きでやってたのか?

ジョブズ自身は、決して好きでエレクトロニクスの世界に進んだわけではないのです。
楽してお金を儲けられるという広告を雑誌で目にしたからでした。

テクノロジーよりもスピリチュアルが好きだったジョブズはインドへ修行の旅に出ていますし、
Appleを創業したのも、エレクトロニクスへの愛が動機ではなく、
パートナーのウォズニアックが発明したアップルにビジネスの匂いを嗅ぎ取ったからです。

もし、ジョブズが心から好きなことを仕事にしていたら、
スピリチュアルの指導者にでもなっていたはず。

その始まりはあくまで打算的な問題だものだったようです。

同じような事例は非常に多く、
もし歴史上の偉人たちが好きなことを仕事にしていたら
ゴッホは聖職者として一生を過ごしたでしょうし、
ココ・シャネルは売れない歌手のまま活動を続け、
ナポレオンは無名の小説家だったのかもしれません。

個人の経験や思考に基づくアドバイスにはいくらでも例外が見つかるものです。

初めにでも言及したように
いかにすごい成功者のアドバイスだろうが
あなたに合っているとは限らないということですね。

仕事選びにおける7つの大罪という事で一番最初にこれが出てくるわけですね。

この7つの大罪。
仕事選びの場面で、誰もがハマりがちな定番のミスを知っておくことが大事ですよ
と言うことで7つ上げてあります。
これ全部ミスですよということです。

1つ目、好きを仕事にする。
2つ目、給料の多さで選ぶ。
3つ目、業界や職種で選ぶ。
4つ目、仕事の楽さで選ぶ。
5つ目、性格テストで選ぶ。
6つ目、直感で選ぶ。
7つ目、適性に合った仕事を求める。

これいずれもよく見かけるアドバイスです。
ですが、残念ながらこれらの行動は全て大間違い。

短期的には喜びの感覚を与えてくれても、長期的な人生の満足度には何の関係もない。
それどころか下手をすれば、あなたを不幸に落とし込みかねません。
いわば 仕事選びにおける7つの大罪です。
まずはこれらのポイントを押さえ、私たちに間違った夢を見せる幻想を壊して行きましょう。

この本はここから始まります。

この先、興味がある人はぜひこの本を買って読んでみてください。
それぐらい仕事選びも間違いだらけだということ。

じゃあ、今いる仕事で自分が何を身に付けたらいいのか?
どうスキルアップしたらいいのか?

それだけを考えて今の仕事をやるのが
一番自分の人生にとって豊かになる方法じゃないかなと思います。

皆さんが今やっている仕事の中で、
・何を身につければいいのか
・コミュニケーション力の何を身につければいいのか
・どうやって自分の売上を上げるために人を巻き込むのか
それを考えてやっていってほしいなあと思います。

今週の週末に前半の分をとりかえして行きましょう。

それでは今日も
頑張らない接客のしくみをもとに
笑顔でストレスなく1日を過ごしていきましょう。


接客で悩まれる全ての方へ

接客のお仕事に向き・不向きはありません。
社交性・会話力・性格の明るさ…、全然関係ありません。
強い精神力で頑張らなくても結果は出ます。

悩んだ時、お店の人や先輩は、寄り添って「気にしない事よ」となだめてくれたり、「心を強く持って頑張りましょう」と言ってくれたりするでしょう。しかし、悩まなくて済む方法は教えてくれません。

「心」の話で解決しようとしているからです。

この本を書いた理由は、そういったストレスに押し潰される人が考え方を変えるだけで、ストレスなく頑張らずに結果を出す人になれる事を確信していただくためです。

実はそんなに難しい事ではありません。
考え方をちょっと変えるだけで、見える景色は一変します。

この本があなたのお役に立てることを心から望みます。

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