11/9病院
いつもの病院日記。
ここ数ヶ月は本当に調子がいい。
セルトラリンという名前の通り、セロトニンに効くSSRI薬を飲み始めて、びっくりするくらい楽。
人生で一番健康である。大袈裟ではなく。
投薬していて健康というのもおかしな話じゃないか、と言われてしまえばそれまでだけど、本当35年間、ずっとしんどかったなと思う。
セロトニンが足りてるだけで、こんなに楽なものかと思う。
カウンセリングでは最近始めたパタンナーのバイトの話。
うちの会社、どうにもこうにも社長が変(笑)。
別にブラックではないし、むしろ今まで入った会社で一番ホワイト。
契約書もちゃんと交わしたし、定時にはみんな帰るし、むしろ残っていたら「ヒグチさん帰っていいんだよ?」と言われる。
社長が変なことはまだ詳しく書けないけど、なんというか…お金のためだけに仕事をしていない人だ。
レタルの話もしていて、「私は好きな制作をしないとストレスになると思います…」と言ったところ「自分もそうだからそれはやっていいよ。」と言われている。
「ある程度自由にはさせるから、会社にいてくれ。」という感じだ。
自分の持ってる取引先も会社に放出してしまった。
本当はバイトなので、腰掛程度に考えていたけど、そうもいかないかもしれない。
外注仕事を個人で抱えるのはそれなりに大変なので(何より交渉や営業が大変)、まぁ、会社で引き受けてもらった方がいいかなとは思っている。
私は自分の好きな制作さえ出来ればいいのだ。
そんな話をカウンセラーとする。
「はぁぁ、面白い人に出会いましたね~!」
最近、noteをほぼ毎日書いてる話もした。
みんながどれくらいのスピードで書くのかはよくわからないけど、私は30分から1時間くらいで毎日書き上げている。
移動時間に書くことが多く、わざわざそのために時間を作ることも減っている。
「どれくらいの文章量を書くんですか?」
「あんまり数えたことないですが、1000字から2000字は書いてますかね?」
「へぇぇ、すごい!すごい資質ですね!」
「まぁ、あんまりよくわからないです。すごく天然に書いているので…。ほっとけばずっと書いてられる気がします。自分の書きたいことなら。」
「いやぁ、それはすごいですよ。」
「書いていて思ったんですが、客観的に見て『私って変わってんな』って思うようになりました。」
「ほう(笑)!」
「しばらく自殺についてのテキストを書いていて、自分が今まで考えたことを書いていたんですけど、『自殺して住む人がいなくなったら申し訳ないから死ぬわけにいかない』とか、近所で死んだとしても『幽霊が出るとか言われたら忍びないな』とか。『遺書を書いてるけど、パスワードがわからないのがあるからちょっとまだ死ねないな。』とか、私すごく真面目なんですけど、なんかちょっと変だなって。(笑)」
「確かにそれは変ですね(笑)。」
「でも、すっごく真剣に考えてはいるんです。でもなんかズレてるなって。私自体は真面目だし、常識はちゃんとあるんです。でも、最近そういう常識に捉われたり、規範に縛られて苦しんでいることに気づいてすこしずつやめていったら、自分の地の部分が出てきたんですけど、それがすごく変なんです。」
「そうですね、今まで義務教育や親に言われたことが縛っていたんですね。ヒグチさんって、自分の中に実況する自分と解説する自分がいる感じがありますね。」
「そうですね。私、多分離人症なんじゃないかなと思うんです。いつも自分をテレビで観てるみたいなんです。それって普通のことかと思っていたら、最近離人症を知って。『あ、これ病気なんだ』って思いました。」
「それはいつからですか?」
「中学時代にいじめられてからですね。」
「なるほど。」
「私の文章、知り合いが『視点がコロコロ変わるのが面白い。あんまりしつこく説明しない』と言っていて、『そうなんだ!』って。」
「それはADHDの傾向かもしれませんね。」
「文章を書いて、客観的に見て、あぁ、自分ってこんな人だったのかって思うようになって、今まで随分無理していたなと思いました。」
「自己理解が進んでますね。睡眠は大丈夫ですか?」
「はい。最近は目覚まし時計よりも早く目覚めます。」
「食事はどうですか?」
「問題ないです。」
「お薬はまだ飲んでます?」
「はい、まだ飲んでます。」
「体調は大丈夫ですか?」
「あ、すごく元気です。ただ働きたくないです(笑)。」
「それは普通ですね(笑)。」
「働きたくないと思わないとずっと働いてしまうので(笑)。」
「なるほどね(笑)。」
主治医とは薬の確認程度で終わった。
次の病院は12月11日。
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