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ネット社会は世界を便利にしたが、人を豊かにはまだできていない

今年は、なんだかたくさんの自殺が目についた。

家もある、お金もある、健康である

それでも死にたくなるってなんだろうか

ネットはすごい、日本の端から端まで知り合いが作れる。ゆえに全国に知り合いいますよーという人も普通にみるようになった。

私は10代のころ文通好きで、全国の人とやりとりしていた。それですら感動していたが。

最初に戻って、

なぜ便利さの溢れる社会になったのに

こんなに死んだ顔の人が多いのか。

毎日ハッピーに過ごせないのか。

答えは、ネットが人間関係を深くするわけではない

ということ。

ただの接点なのだ。

どうしたら深くなっていくのか

仲良くなっていくのか

私はそれは、運命論でしかないと考えています。

100人会った人と、全員親友になれるのか?

なれません。

もしかしたら、なれる方法があるのかもしれない。

けれど、それだけに注ぐ時間はきっとないだろう。

本当に大切な人は

頻繁には会えないようにできているのが

この世界なんだろうと想う。

ひょっとしたら、5年に1度とか、

もしかしたら10年くらいかもしれない。

だから尊いのだ。

そして、本当に大切な人というのは

苦しみあう関係でもある。もちろん喜びも共有するが。

今の世の中のなんちゃってな関係にはそれがないから、薄いのだろう。


ただおいしいとこだけいただきます、の関係。

真に信じられる人には

独特の落ち着き、人生のある瞬間でものすごいなにかと対峙したある種の覚悟をもっている。


そういう人と繋がることが豊かさだし


時間は有限


と体感してしまったら

これまでのような生き方はできなくなるだろう。

私は本当にこの国が心配です。


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