見出し画像

人と人を繋ぐ人

以前一緒にお仕事をした方から久しぶりに連絡をいただいた
「なつきさんにお繋ぎしたい人がいるんです」とのこと

話を聞くと、これから起業しようとしているふたりの青年を紹介してくれるそうなのだが、「ブライダルで熱い思いを持っているおふたりだから、なつきさんと絶対にあうと思って」とのことだった

私はとにかく熱い思いをもった人が好きなので、即答でお会いすることにした

ちなみに、私が今日語りたいのは、その青年のこと!…ではなく(その青年達もとても素敵な方だったのでいつか青年についても語りたいが)その「繋いでくれた方」についてだ

お会いするまでも、その方はお繋ぎが上手で、青年がどんなおふたりなのか、どんな経緯でその方と青年が出会ったのかなどを分かりやすく、簡潔に教えてくださり、お会いする場所もその方のお店で両者が出向いて、となった

実際、青年と私が話しているのにも、ほとんど口を挟まず(そばにいて作業はしているがとにもかくにもただそばにいるだけ、というスタンス)

でも、話が脱線しそうになると軌道に戻しながら、私のことも青年のことも褒めながら、終始和やかにその会は進んだ

とても良い出会いだったので、上機嫌で帰路につきながら、ふと「彼女にとって得になることが今回あっただろうか」と思いを馳せた

今回限りのことでいえば、彼女にとっては、知り合いと知り合いを繋いだだけで、なんなら、会う場所の提供、コーヒーまで用意してくれたり、同席してくださった時間までくれたけれど、得は何一つしていない

それどころか、私が家に着いた頃にちょうど「今日はいそがしいなかお時間くださってありがとうございます」と御礼のご連絡までくださっていた

何の得もないのに???
と、ひねくれ者の私は思ってしまう(笑)

けれど、今回のことでみれは、何の得もなかったかもしれないけれど、広い視点でみたら、おそらく彼女は仕事が舞い込むことになると思う
まぎれもなく私が、彼女に仕事を依頼するからだ

誰に仕事をお願いしようか、と思う私の脳内リストに、今回のことで彼女の顔がラインナップされた、と言っても過言ではない

彼女はそんなこと、意図せずだと思うし、もしかしたら、意図していてかもしれないけれど、それでも、彼女の株があがったことは間違いない

自分の知り合いと知り合いを繋ぐのが上手な人とそうでない人がいる

繋ぐのが上手な人は距離感がとてもうまいんだ

そして、視野が広く、めぐりめぐって、自分のもとに縁が戻ってくることを知っているのかもしれない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?