【ハーブ紹介】最強ハーブ・グリーンティー
最も日本人に馴染みのあるハーブ、
グリーンティー(緑茶)Camellia sinensisを
ハーバルメディシンという視点から
ちょっと珍しい効能を含めて
今日は紹介してみようと思います。
緑茶といえば
カテキンというポリフェノールが含まれていることで有名です。
効能も
▷ 抗酸化作用
▷ ガン予防
▷ アルツハイマー予防
▷ 脳の機能に良い
▷ 血中コレステロール低下作用
▷ 血圧を整える
▷ 血糖を整える
▷ 抗菌作用
などなど。多岐にわたる有益な作用があり
体に良いことはよく知られていると思います。
紫外線ダメージから守ってくれる
こんな研究論文を見つけました。
緑茶が皮膚ガン(メラノーマでない)予防に効果がある
というものです。
この論文によると
緑茶のポリフェノール(EGCGを含む)が、UVBによるダメージを受けた皮膚細胞のDNAの修復を早めたためにガン予防につながったと考察されています。
これまでのエビデンスなども照らし合わせ、人への作用を考慮すると
習慣としてお茶を飲んだり
緑茶ポリフェノール入りのクリームなど肌につけることにより
紫外線から受ける悪影響に対抗しうるのではないかと結ばれています。
ちなみに、この動物実験から得た量を人間の摂取量に換算すると
1日5、6杯の緑茶になるそうです。
また日焼け止めやクリームに緑茶(ポリフェノール)を入れることは紫外線ダメージ予防に効果的でないかとも追記されています。
紫外線大国で、太陽大好きな私はもはや肌がやられまくっていて
私が日焼けや紫外線予防の話をするのはどうかとも思うのですが。
私が好んで使う化粧品にThe ordinary のECGC+カフェインという商品があります。
カフェインの引き締め効果ももちろんですが
緑茶ポリフェノールECGCが含まれているので紫外線によるダメージ予防にも効果的だと思います。(証拠はないですが笑)
腸内細菌のバランスを整える
ポリフェノールは腸内細菌をハッピーにすることは、以前の記事でも紹介しました。
緑茶ポリフェノールは乳酸菌を増やすことで知られています。
善玉菌を増やすだけでなく
バランスが狂ったSIBO(小腸内細菌異常増殖症)などの治療(植物療法)にも使われます。
SIBOはよく知られていなかった疾患の一つですが
小腸に細菌が増殖して起こる疾患です。
(腸内細菌は大腸に多く住んでいます。)
多ければいいってものでもなく、やっぱりバランス大事です。
そして緑茶はバランスを整えてくれる働きがあると言われています。
リラックス効果
緑茶に含まれるテアニンというアミノ酸は
▶︎ ストレスや不安の原因となる脳内物質を減らす
▶︎ 落ち着く・リラックスできる脳内物質を増やす
ことからリラックス効果があるのではないかと言われています。
不眠、不安やストレスなどに効果が期待できます。
注意点
タンニンが含まれるので
ミネラルとは一緒に取らないようにしましょう(例:亜鉛や鉄剤など)
カフェインを含むので繊細な人は量を調節しましょう。
(テアニンが含まれるのでコーヒーのようなカフェイン効果はないです)
最後に
緑茶って最強ですよね〜。
しかも美味しい!
あのさっぱり感は飽きもこないし
飲んでもよし、肌につけてもよし
この植物を見つけた先人はすごいです。
身近にある食材に改めて「すごい!」って思えます。
だんだん日差しが気になる季節になってきていると思います。
いつもの日焼け予防に、緑茶も取り入れてみるのもいいかもしれませんね!
今日は日本が誇るハーブ、緑茶についてでした。
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