マガジンのカバー画像

碧梧桐探訪

10
碧梧桐の足跡を探し訪ねた紀行文
運営しているクリエイター

#碧梧桐探訪舎

碧梧桐探訪記 秋田 見られない句碑を見に行く編

碧梧桐探訪記 秋田 見られない句碑を見に行く編

記:いけだ

碧梧桐の句碑を探訪することから始まった碧梧桐探訪舎。

大体の句碑のもとに訪れて所在を確かめて来ました。

全部ではなく、大体……。
そう、まだ行ったことのない土地があったのです。

句碑の建つ「対川荘」ずっと行けていなかった、秋田県の句碑。
単に遠いから……という理由だけでなく、重大な理由がありました。

☆行っても見られない————!

秋田県の句碑は、「秋田県雄勝郡羽後町西馬音

もっとみる
碧梧桐はいつ當麻寺に訪れたか?〜當麻寺紀行〜

碧梧桐はいつ當麻寺に訪れたか?〜當麻寺紀行〜

記:いけだ
※今のところなにもわからん、という結論の記事になります

1.當麻寺に訪れた碧梧桐

ずっと行ってみたいと思っていた當麻寺。
碧梧桐が行って紀行文に書いていたのが印象的だったからです。

その紀行文が、「大和を歩く」。
『煮くたれて』という、碧梧桐の随筆をまとめた、昭和10年11月に出版された本に収録されています。

この中に「藕糸曼陀羅」という章があります。これは碧梧桐が當麻寺に訪れ

もっとみる
碧梧桐の新居の場所を探せ!

碧梧桐の新居の場所を探せ!

「水木が僕の家を見に来ない筈がない」と謎に言い張るくらい仲良し友人の水木氏に、ウキウキで新居を見せる碧梧桐。
知己や、俳句の面では離れて行ってしまった弟子たちからも出資を受けて(人徳ですね…)、昭和11年の秋、新しい家に住むことになりました。
このころの碧梧桐の文章やまわりの人々の文章を読むと、碧梧桐は相当この初めての持ち家が嬉しかったようで、浮かれています。
この新居を手に入れた数か月後に亡くな

もっとみる
神戸まちあるき ~苺摘みの場所まで~

神戸まちあるき ~苺摘みの場所まで~

記:いけだ
先日の碧梧桐フォーラムで兵庫県に訪れた機に、神戸病院で入院している子規のために、看病に来た虚子と碧梧桐が苺を摘みに行くエピソードの場所を尋ねてみました。
ピンポイントの場所を探すのではなく、神戸病院の跡から苺摘みの場所の距離感を知るために歩いてみようという試みです。ぶらりまち歩きです。

こちらの論文を参考にしました。
寺島俊雄「子規と神戸病院」

神戸病院

上記論文によると、西本願

もっとみる

碧梧桐フォーラム!

兵庫の市立伊丹ミュージアムで「河東碧梧桐と石川九楊 筆触の冒険」を開催しております!

本日の碧梧桐フォーラムには探訪舎ツアーの一行で参加いたしました!
碧梧桐関連の講談や議論を聴くのが初となりますので、とてもドキドキでした。
目の前で書や、俳句研究、各分野の方がこんなにも碧梧桐の話をしている…と妙な感動を覚えていました。

今まで読んだ碧梧桐の本から分かる内容の話もありましたが、現代の俳人、研究

もっとみる

もうすぐ伊丹ミュージアムの碧梧桐フォーラムです!
あるとき「山頭火フェスタ」が開催されたことがあると知ってから、フェスタいいな……碧梧桐もカタカナがつくイベント(?)あるといいな……と思ってから数年、遂にフォーラムが開催ということで、嬉しくて楽しみです。(い)