ヘイプー店長

沖縄の豊かな食文化や食材の事をもっと知りたい! そんな思いで沖縄グルメ専門店の店長が「…

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沖縄の豊かな食文化や食材の事をもっと知りたい! そんな思いで沖縄グルメ専門店の店長が「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦。 2020年12月の試験に向けて学んだこと(沖縄食材や食文化)を発信します。

最近の記事

沖縄の食材車エビについてチャレンジ46日目(2021.02.24)

「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。チャレンジ46日目(2021.02.24) ●本日の勉強内容 「沖縄の食材:車エビ」について 食用えびの最高級品車えび。30年ほど前から沖縄県内全域で養殖が始まった。 冬でも暖かく水温が20度以上の期間が長い利点を生かし、 全国の生産量が1500トンの中でその半分近くを占めている日本一の車えび産地。 大分沖など九州近海から天然の母エビを捕獲して養殖に利用している。 姿のイセエビ、味の車えびと言われているようにエビのうまみ成分アミノ

    • 「沖縄の食材:山羊(ヒージャー)」についてチャレンジ44日目(2021.02.09)

      「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。 ●本日の勉強内容 栄養価が高い根強い人気のヒージャー文化 700年~800年ごろ九州沖縄地方に伝わり乳用が 江戸時代の末期に持ち込まれたのが始まり。 沖縄ではヒージャーと呼ばれ栄養価が高く滋養強壮効果があることから ヒージャーグスィ(山羊は薬)として親しまれてきた。 独特の風味がありその風味が癖になって山羊料理に目がない人が多い。 肉と内臓だけを使い塩味のみシンプルに味付けした ヒージャー汁は祝い事があると必ず振る舞われてきた

      • 沖縄の食材:島とうがらし(コーレーグス)チャレンジ42日目(2021.01.20)

        「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。 ●本日の勉強内容 「沖縄の食材:島とうがらし(コーレーグス)」について 旬9~11月 暑い地域には欠かせない香辛料の島唐辛子。 18世紀前期ごろに薩摩から沖縄に伝わったと言われている。 夏バテ防止効果のあるビタミンや腐敗、殺菌作用があるカプサイシンを多く含んでいる。 小ぶりで非常に辛い「ギダチトウガラシ」が沖縄ではポピュラー。 野菜と一緒に植えると虫が寄りつかないので、家庭菜園に1本植えられているほど身近な植物。 利用法は完熟した実

        • 沖縄の食材:スターフルーツ(ゴレンシ)」についてチャレンジ41日目(2021.01.19)

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。 ●本日の勉強内容 「沖縄の食材:スターフルーツ(ゴレンシ)」について 旬11~1月 古くから熱帯アジアやインド地方などに分布されていたスターフルーツ。 沖縄へは18世紀末頃に伝わっと言われている。 切り口が星形(五稜形)に見える事から和名でゴレンジと名付けられた。 果実はサクサク食感でほのかに甘く、あっさりとした味わい。 未熟時は緑色で熟すると黄色になる。未熟時は酸味があるのでサラダやピクルスなどに向き 黄色いものはデザート、ジュー

        沖縄の食材車エビについてチャレンジ46日目(2021.02.24)

          「沖縄の食材:パッションフルーツ」についてチャレンジ36日目(2021.01.06)

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。●本日の勉強内容 「沖縄の食材:パッションフルーツ」について 旬は4~7月 芳醇なトロピカルフルーツの香り。南国ムード満点の果実。 花の形がイエスキリストが十字架にかけられた姿に見えることから パッション(キリストの受難を意)と名付けられた。 日本では観賞用として江戸時代に、食用は明治時代に導入され 沖縄へは奄美大島を経て広まった。 和名はクダモノトケイソウ(果物時計草)呼ばれている。 半分に切ると多くの種を含んだゼリー状の果肉と甘酸

          「沖縄の食材:パッションフルーツ」についてチャレンジ36日目(2021.01.06)

          「沖縄の食材:カニステル」チャレンジ35日目(2021.01.05)

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。 チャレンジ35日目(2021.01.05) ●本日の勉強内容 「沖縄の食材:カニステル」について 旬は1~4月 見た目はカキのようなホクホク食感の不思議なフルーツ。 果実の形が散弾の弾体:カニスタアに似ていることから名付けられた。 食感がゆで卵の黄身に似ていることからエッグフルーツ、クダモノタマゴとも呼ばれている。 高さ7~15m以上にもなる常緑高木で沖縄では庭など植栽されている。 大きさは握りこぶし程度で果肉の中に大きな種が2~

          「沖縄の食材:カニステル」チャレンジ35日目(2021.01.05)

          チャレンジ34日目(2020.12.22)「沖縄の食材:フルーツパパイヤ(ワンダーフレア)」

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。●本日の勉強内容 「沖縄の食材:フルーツパパイヤ(ワンダーフレア)」について 旬は1年中。 明治時代に導入された100種類以上の品種があるパパイヤ。 青パパイヤのように消化促進作用があるたんぱく質分解酵素は含まない。 ビタミンCやAが豊富で沖縄産の場合は完熟直前まで気にならしておくことができるので輸入物より甘みが強い 【楽しみ方・用途】 ・スムージー ・ヨーグルトやアイスを添えて お好きな果物と一緒にパパイヤのスムージー!! 砂糖

          チャレンジ34日目(2020.12.22)「沖縄の食材:フルーツパパイヤ(ワンダーフレア)」

          チャレンジ33日目(2020.12.21)「沖縄の野菜:アップルマンゴー(アーウィン)」について

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。 ●本日の勉強内容 「沖縄の野菜:アップルマンゴー(アーウィン)」について 旬は7~9月。 4000年以上前から栽培されてきた聖なる果物のインド原産のマンゴー。 1920年頃台湾から導入。500以上品種がある。 マンゴー生産量国内1位の沖縄。国内シェア48%。 沖縄での栽培品種は赤色のアーウィン、緑色キーツ、キンコウなど。 なめらかでとろける果肉に濃厚な果汁とコクのある甘さ、 そして香りが輸入品と比べて格段に違うとして人気を集めている

          チャレンジ33日目(2020.12.21)「沖縄の野菜:アップルマンゴー(アーウィン)」について

          「沖縄の野菜:エンサイ(ウンチェーバー)」についてチャレンジ32日目(2020.12.16)

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。 旬は4~9月。 昭和20年頃中国から渡来してきた別名空心菜。 茎がストローのように空洞になっている葉野菜です。 水田や池、低湿地帯で栽培されていたが近年畑での栽培が主流。 暑さに強く30度の炎天下でも成長し、5センチ程度残して収穫すると また2週間程度で収穫できる再生能力が強い植物。 カルシウム、ビタミンA、B1、B2 、C、鉄分が豊富に含まれている。 炒め物や汁物、和え物、茎を割いてサラダなどオススメ。 【美味しいたいもを見分ける

          「沖縄の野菜:エンサイ(ウンチェーバー)」についてチャレンジ32日目(2020.12.16)

          「沖縄の野菜:ヨモギ(フーチバー)」についてチャレンジ31日目(2020.12.10)

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。 沖縄のヨモギは苦みが少なく柔らかいニシヨモギという品種。 方言でフーチ(病気)を治すバー(葉)という意味。 沖縄では草もちだけでなく、山羊汁や雑炊、沖縄そばに使われている。 【美味しいたいもを見分けるポイント】 ・モスグリーンに近い柔らかそうな葉を選ぶ ・斑点が付いているものは× 【保存方法】 ・湿った新聞紙などで包んでからビニール袋に入れて冷蔵保存 【栄養成分/100gあたり】 ・エネルギー:46kcal ・タンパク質:5.2

          「沖縄の野菜:ヨモギ(フーチバー)」についてチャレンジ31日目(2020.12.10)

          「沖縄の野菜:ホソバワダン(ンジャナバー)」についてチャレンジ30日目(2020.12.09)

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。 ●本日の勉強内容 「沖縄の野菜:ホソバワダン(ンジャナバー)」について 旬は12月から5月。 沖縄の海岸沿いの岩場や砂地に自生しているキク科の植物。 ホソバワダンと呼ばれるアゼトウナ属のもの。 ニガナの名の通り苦みが強くアクがある。ビタミンA、C、カルシウム、カリウムが 豊富に含んでいるので、薬草として解熱と産後の体力回復に利用してきた。 和え物や炒め物、天ぷら肉汁の具、雑炊などオススメ。 マヨネーズを絡めて炒めると苦みが感じにく

          「沖縄の野菜:ホソバワダン(ンジャナバー)」についてチャレンジ30日目(2020.12.09)

          「沖縄の野菜:スイスチャード(不断草/フダンソウ)」についてチャレンジ29日目(2020.12.08)

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。 ●本日の勉強内容 地中海原産のフダンソウはシチリアで紀元前から栽培されていて 肥大した根から砂糖をとるビートと同じ種類の野菜だが、 フダンソウは肥大せず葉を食する。葉や柔らかく、50㎝にも大きくなる。 次々と絶え間なく葉が生えてくるので不断草と呼ばれている。 沖縄方言でンスナバーと呼ばれ「ンス」とは味噌のこと。 葉を煮たりいためたりするとみそ汁のように柔らかくなることから名付けられた。 暑さにも寒さにも強いので年中収穫可能なので沖縄で

          「沖縄の野菜:スイスチャード(不断草/フダンソウ)」についてチャレンジ29日目(2020.12.08)

          チャレンジ29日目(2020.12.07)「沖縄の野菜:十六ササゲ(フーロー豆)」について

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。奈良時代の古書にも登場するマメ科のササゲ。 莢の中の豆が16こあることから十六ササゲと名付けれた。 暑さや病気に強く、日差しの強い夏でもよく育つ。 乾燥させて豆を摂取したものは長い時間に詰めても割れないので 縁起を担いで、お祝の赤飯や菓子、あんにも使われる。 若莢はビタミンA、Cが豊富で乾燥豆にはタンパク質、糖質、 カリウム、ビタミンB1が多く含まれている。 【美味しいたいもを見分けるポイント】 ・若莢は、ヘタと先端部分に痛みのないも

          チャレンジ29日目(2020.12.07)「沖縄の野菜:十六ササゲ(フーロー豆)」について

          「沖縄の野菜:島にんじん(チデークニ)」チャレンジ26日目(2020.11.26)

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。 ●本日の勉強内容 「沖縄の野菜:島にんじん(チデークニ)」について 旬は10月から3月。 沖縄のにんじんは根長が30㎝前後、直径3㎝とゴボウみたいに細長い野菜。 現在市場に多く販売されているにんじんはヨーロッパ系の品種。 島にんじんは東洋系の品種です。 人参臭さは少なく肉質は柔らかめなので沖縄では煮物や炒め物、汁物などに使われている。 カロテンが多く含まれているため滋養食として豚のレバーや腎臓、赤肉と煮込んだチムシンジが古くから食さ

          「沖縄の野菜:島にんじん(チデークニ)」チャレンジ26日目(2020.11.26)

          沖縄の野菜:島だいこん(デークニ)チャレンジ25日目(2020.11.25)

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。●本日の勉強内容 旬は12月から3月。 沖縄特有のだいこん(島大根、屋部大根、鏡水大根)などの在来品種がある。 辛味が強く、肉質は柔らかく味の染み込みがよく煮崩れがしにくい貯蔵性がある大根。 根部には消化・吸収を助けるジアスターゼが含まれるが、葉にはビタミンA、カロテン、ミネラル類が含まれ栄養的には根よりも葉の方が優れている。大根と人参、豚肉を短冊切りにして炒めながら出汁と煮つめる料理 大根イリチーがオススメ。 【美味しいたいもを見

          沖縄の野菜:島だいこん(デークニ)チャレンジ25日目(2020.11.25)

          「沖縄の野菜:紅いも(沖夢紫)」についてチャレンジ24日目(2020.11.24)

          「沖縄食材スペシャリスト検定」に挑戦中。 ●本日の勉強内容 「沖縄の野菜:紅いも(沖夢紫)」について 肉色が赤紫色のものが主流でアントシアニンによる抗酸化作用に優れている。 1597年中国から宮古島にもたらされたのが日本で初めてと言われている。 その後で野国総官が苗を持ち帰り全国に普及した。 食物繊維、ビタミンA、C、カリウム、などミネラルも豊富でポリフェノールを多く含む 栄養価の高い島野菜の1つです。ウムニー(きんとん状に調理した)を主食とした時代もあり、 蒸したり天ぷら

          「沖縄の野菜:紅いも(沖夢紫)」についてチャレンジ24日目(2020.11.24)