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子供が学校に行けなくなった時に言ってしまった絶対に言っちゃいけない言葉

私にとって「失敗した」と感じることは、とてつもなく多いです。

その中でも1番の失敗であり、今につながっていることは子供が学校に行けなくなった時に言ってしまった言葉。

それは

「学校に行ってくれないと働けないじゃん!」

です。

事実ではあるけど、学校に行きたくても行けなくなっている子供たちに絶対に言っちゃいけない言葉。


なぜなら、「働けない」と選択したのは親である私だから。


もっと、いろんな方法を探して試せば良かったし、他にもいろんな方法があったはず。

もちろん、私の両親、当時の子供たちの父親、いろいろ伝えてはみたけど、残念ながら、私の周りには不登校を理解し、支えようとする大人は少なくて…結果的に、子供たちを責めてしまいました。


私も子供たちも泣きながら生きた心地もせず、あの頃は笑顔も忘れていました。


どうしても、どうやっても、出口が見えない。

言いたくないし言ってしまった後、何度も反省の繰り返し。

それでも止められなかった言葉を言ってしまったある日、息子から

働けないのを僕たちのせいにしないで!


と言われ、学校行けないことと、働けないは別なんだと、気づくことができました。

一緒に泣きながら「ごめんね」と子供たちに何度も何度も謝ったこと、今でも思い出します。


あの失敗があったから、今いる場所で自分らしく働きながら生活が安定するように、試行錯誤しています。


お陰様で、面白い仕事や初めての仕事ばかりで、いろいろありますが、何とか、生活できています。

何より、子供たちが、大人になることや働くことをプラスに考えられるようになりました。

それまでは、私も頑張りすぎて仕事に適応しようとしていたのでしょう。子供たちは、大人になることも働くことも怖がっていたんです。


あの時の私を思い出すと、今でも子供たちに「本当にごめんなさい」という気持ちになります。

大人も辛いのですが、1番辛いのは当事者である子供たちです。


不登校に対しての知識がなかったことで、たくさん遠回りしました。

学ぶ機会を作るために、たくさんの時間を費やしました。


だから、学ぶって本当に大変だと思うし、今、子供たちが自分で学ぶために動き出している様子を見て、

「大人は何してるんだろう」

という気持ちにもなります。


絶対にやっちゃいけない失敗をしたからこそ、noteで「働く」を軸に気づいたことや子供たちの不登校の様子を伝えるようになりました。

私と同じような失敗をする大人が少しでも減ってくれればと思うので。


もちろん、あまり多くの人がやっていないことばかりなので、理解もされにくいです。

それでも、情報として発信することで、必要な人に届けばいいなと思って、失敗も含め(ほとんど失敗談のような気がしますが…)、拙い言葉で発信しています。


子供たちを傷つけてしまったことは消えないし、やっぱり、今、ふりかえっても大きな失敗。

でも、あの失敗を、失敗で終わらせずに、子供たちが笑顔で大人になれるようにと動いてきたから、今、親子で少しずつ進んでいるのかもしれません。


あの失敗は、できればしなかった方がよかった。

でも、あの失敗があったから、今の子供たちの笑顔と成長があると思っています。

#あの失敗があったから

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