学校で「ハイブリッド型」の学びは実現しないのだろうか?
不登校8年目の子供の学びを支えるため教育移住後は、1年間で4回、学校や福祉、民間事業者と一緒に会議を開いていただいています。ちなみに、現在、5年目です。
そして、コロナ禍になり、なんとかオンラインでの開催がスタートしました。来週はオンラインで2回目の支援会議です。
教育委員会に力を借りて、市内の中学校に導入されているGoogle meetを使って行います。ちょっと気になっているのは、民間を巻き込んでいることが影響しているのか、オンラインなのにアナログが多いこと。
しかし、オンライン教育の状況はすごく活用している印象の記事もあります。
よくよく見てみて気づいたこと。それは
同じ場所でみんな同じ使い方をしていること
です。
不登校や特別支援学級など、その子にあったオンライン活用の教育は
まだまだ難しいのだなと感じました。
オンラインの最大の強みって?
ここで、オンラインの最大の強みを考えてみました。それは
離れている場所でも学べる、働ける。そして、人と繋がることができる。
最大の強みがわかっても、日本でできるまでにはかなり時間がかかるのかもしれない。と会議の流れとオンライン教育のメディアの内容の差で気付かされました。
1人でもできること
オンライン教育と聞くと、5教科の学習に目が行くためか、
「◯◯の授業をオンラインで行いました。」
「タブレットを使って説明できました」
という内容を見かけたことがあると思います。
でも、5教科の学習をしたいのであれば、学校に限定しなくても、オンライン、オフライン問わず、いろんな教材があります。ですから、究極を言えば、1人でも学習できてしまうのです。
学校だからこそできること
そこで、学校だからこそ、オンラインを使って学べることってなんだろう?と考えてみると、
人との繋がり方
なのだと思うのです。
同じ学校や教室にいなくても、人との交流ができる。そして、自分のペースで思いを伝えることができる。
だからこそ、大人になって使える力が身につくのだろうと思っています。
オンラインを学習のみで使ってしまうと、学習以外の使い方が学べません。
今、テレワークで課題となっていること。それは、
コミュニケーション
です。
テレワークになり、一緒の場所にいないことで
・他の人が何をしているかわからない。
・孤独に感じる。
・サボっているんじゃないか。
など、話を聞く機会が多いのではないでしょうか。
仕事を学校に置きかえてみると…
そんな中、テレワークをうまく活用できている企業や人は、コミュニケーションの方法を学び工夫をしています。
例えば、
・意識的に雑談の時間を作る。
・オンライン飲み会をする。
といった感じです。
学校で言えば、給食や休み時間を意識的にオンライン上で作っているということになります。
仕事は慣れればオンラインの方が集中してできることが多い業種はあります。学習も同じようではないでしょうか。
全てオンラインでみんな一緒ということではなく
これは1人でできること。
これはみんなで学んだ方が意味があること。
というふうに、分けてみる。
そうすることで、リアルでもオンラインでもみんなと一緒に学ぶ機会を奪われてきた子供たちが、少しずつ学ぶ機会を得ることができると思います。
そして、その力が、違いを認め合い、どこにいても協力しながら何か行動できるようになる。そんな大人になれるのではないかと思うのです。
オンライン教育とテレワーク。
「学習」と「働く」という観点から考えていくことは、結果的に、食べていける大人に成長できる子供たちが増えていくような気がしています。
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