転職しても読書~2024年4月の10冊~
2024年4月の読書録を紹介。
4月は仕事が変わったばかりで心の余裕はあまりないが、残業ゼロ・通勤片道40分でプライベートの時間はむしろ余裕があるため、読書ペースを落とさず読み進めた。
計10冊、購入3・図書館にて6・友人から1、という内訳である。
いつも通り一貫性はないものの、以下の3カテゴリーで7割を占める。
①仕事に関連(障害者)した2冊
②定年後人生を見据えた3冊
③芸能人の著書2冊
①も②も自分の境遇(障害者支援の仕事、現在58歳)に関わり、③はミーハーとしての興味(笑)、結果的には自分らしいチョイスとなった。
さあいってみよう!
①弘兼流60歳からの手ぶら人生(弘兼憲史)
「島耕作シリーズ」で著名な漫画家もはや76歳、自らの経験もベースに60歳から理想の生き方をつづる。
意識改革が必要な「昭和の価値観」を持つ人が対象、筆者にも少々「昭和の価値観」を感じるため一部違和感も感じるが、弘兼氏の考える「死に様(=生き様)」を自分と対比してみることで自分なりの軸が見つけられる。
②60分でわかる!障害者総合支援法 超入門
障害者の歴史・権利から法律のポイント迄コンパクトかつ見やすくまとめられている。
概要を知る上でありがたい一冊…が、60分では読めない笑。
障害者数は年々増加しており、格差社会の中で取り残される危険性が高まっている。一方で、支援体制は十分と言えず、残念ながらやりたがる人もあまりいないのが実情。
だから、自分が飛び込む意味があると思った。
4月から人生初の就職支援業務は障害者の方が対象。
駆け出しの中年新入社員だが笑、しんちゃんのメッセージを心で受け止めがんばっていきたい。
🌸
自分を犠牲にしてでも他人を助けるのが
人間の愛なんでしょ?
ー野原しんのすけ
う…うん、そっ、、そうだよ、もちろんさ💦
③70歳、すっぴん人生(研ナオコ)
「なまたまご~」のギャグが今も夢に出てきそうな研ナオコさんは今やYouTuber(チャンネル登録者24万人超)でもある。
50年以上も芸能界の第一線で活躍、年齢やすっぴん顔を気にすることなく?明るくチャレンジし続ける姿はピカピカにまぶしい。
④水谷豊自伝(水谷豊/松田美智子)
バンパイヤが不良のアキラになって北野先生で更生して右京さんに生まれ変わってはや60年。
俳優界のレジェンドが「普通の人と違う」のは「苦労話はしないところ」
とても(良い意味で)肩の力が抜けた人、という印象だ。
「逆風」を明るく迎え入れ転機に変換する、だから人を楽しませることができるのだ。
⑤定年まで待つな!一生稼げる逆転のキャリア戦略(成毛眞)
かつてビル・ゲイツから日本法人(日本マイクロソフト)を任された筆者からは「学び直しは役に立たない」「スキルは幻想」と私のここ2年間の活動を全否定するようなメッセージが連打される。
が、よく読んでその本質を理解すれば自分のストーリーと齟齬があるわけではない。
反発したくなる内容もあるが、これこそが本との対話である
ミドルエイジも自らをマーケティング、固定観念を壊して自分の可能性を追求しよう。
⑥時間革命 1秒もムダに生きるな(堀江貴文)
ファンから話しかけれると「時間を奪われる(時間のムダ)」と語る筆者が嫌われる理由がよくわかる笑。
が、本音を隠し愛想よくしたり遠慮したり忖度で結果的にギスギスし、病んでしまったりする世の中、ホリエモンの「本当に好きなことにハマれ」という生き方から学ぶことは多い。
一方で「無駄な時間」から生まれることもあるよな、と思ったり思わなかったり。
⑦宇宙経営12のメッセージ お金と人間関係編(平井ナナエ)
18歳で結婚し子供3人授かり23歳で離婚、シングルマザーとして必死で家族を支え、速読教室「楽読」を開業。
一度は倒産寸前まで業績が悪化するも「宇宙経営」を実践してV字回復。
とても怪しくて実際怪しいが笑、届けられるメッセージはとてもシンプル。
不要なルールや常識、義務感にとらわれる現代人の心を開放する、実はそれだけで「楽」しくなれるのだ、と。
言葉は違えどキャリコン風に解釈すれば「自己概念の揺らぎ→自己概念の成長」を語っているとも感じた。
⑧きほんから新発想まで 家事ずかん750(藤原千秋/大村信夫/河野真希)
以前著書に関する記事を投稿した「大村信夫さん」が監修する“家事ずかん”
フライパンで調理後はすぐ水をかけていたり、ヨレヨレTシャツを着続ける私には、ほとんどが「目から鱗」の連続。
よくぞここまで「名もなき家事」をまとめたものと感動するとともに、普段自分が雑に無駄に生活している(モノを扱っている)ことを痛感する。
やるかやらないか、ではなく「まずできることからやる」ことが大切。
その先の世界は単なる効率化やエコロジーだけでなく心も思想も整理し「自分と他人の大切な時間を増やし」「楽しく生きる」ゴールがある。
⑨90歳までに使い切るお金の賢い減らし方(大江英樹)
お金の増やし方の本が溢れる中、あえて警鐘を鳴らし「減らし方」を指南。
そもそも「お金って何?」
この本を読んでいなければ実は答えられない質問だったかもしれない。
サラリーマン脳を捨てて楽になって「お金の本質」を正しく知り、幸せを掴むために「価値あるお金の使い方」を学ぼう。
⑩障害者雇用のすすめ(古里靖)
障害者の就労支援事業所の元経営者が、7社の企業への取材を通し、障害者雇用のメリットや、成功のためのポイントを提示する一冊。
「障害者は社会を映す鏡」障害者が普通に働く職場を作れば“ハラスメント”という言葉は死語になる。
多様性推進の原点がここにある。
そして私の障害者支援は始まったばかり、勉強することはたくさんある💦
私の気まま読書投稿を最後まで読んでいただき感謝いたします。
時間に余裕があるとは言え、転職して間もなく心の余裕はあまりないためにしばらく取り組んでいた日本手話の学習は一時断念、それでも読書は「歯を磨くように」続けています。
私の人生を変えた読書は永遠に続くのです。
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