ハートフルコーチの泣き笑い日記

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ハートフルコーチの泣き笑い日記

NPO法人ハートフルコミュニケーションでコーチングを学び、子育てをサポートしているハートフルコーチたちが、それぞれの日常での悩みや気づきを交代で綴ります。 [HP] https://www.heartful-com.org/

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最近の記事

みんなのおかげ

埼玉の岩田です。 長女を出産し退院した日は、まるで誕生を祝福するかのようにたくさんの桜吹雪が舞っていました。あれから22度目の誕生日。 今年の長女の誕生日には父と母と娘たちと総勢5人が集まってみんなでお祝いすることができました。一人でやってきたように感じていた日々でしたが、実はたくさんの人の力を借りて今があるということに気付いたことを書こうと思います。 かつての私は、何かひとつのことに集中してしまうと他のことも目に入らなくなってしまうところがありました。 例えば夫の介護中

    • 教えてくれる?

      大阪の安村です。 今回は、教える側から教わる側になったと感じたことを書こうと思います。 子どもたちが大人になった時、自分の食事くらい自分で作れた方が食べることに困らないでいいと思い、小さな頃から料理の手伝いをしてもらって少しずつ子どもができることを増やしていきました。 例えば、一番下は、レタスを一枚一枚はがす、もう1人は、ドレッシングを混ぜる、一番上は包丁で材料を切るというように、その子ができるお手伝いを。 野菜の切り方、じゃがいもの皮むき、お米を研ぐ、簡単なことのようで

      • 犬育てと子育て ❶

        犬を迎えて気づいてしまった!ハートフルコミュニケーションで子育てにコーチングを採り入れる方法を学び、トライ&エラーを繰り返しながらムスメを育てて十何年。紆余曲折を経つつも、ムスメも私もそれなりに成長した、と思う。 そしてこの一年。わたしはとても優しい声で話すようになった。「ワタシ、こんな声出るんだ!」と、自分でもびっくりするくらいに。 その声で誰に話しているかというと、ムスメ、ではない。もちろん(?)オットでもない。相手はイヌ。はるばる宮古島から我が家に来てくれた。名前は

        • 記憶術のキモは

          東京の平沢です。 突然ですが、私は記憶力に自信がありません。たまに、昔あった出来事を克明に覚えている人がいて驚きます。うらやましい限りです。 以前聞いた話なのに、初めて聞いたとばかりに驚いて、逆に驚かれたりします。例えば、「え~っ、●●さん、双子だったの?」と私、「いや、前に話したよ」と友人。 言われて、はたと思い出すこともあれば、まったく覚えてないこともあります。同僚から、「20年くらい前に、平沢さんのお姉さんのうちに泊めてもらったことがあるよね」と懐かしそうに言われた時は

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        • 2024年の泣き笑い日記
          14本
        • 学童期の子育て
          41本
        • 「現場からは以上です!」
          2本
        • 海外での子育て
          11本
        • ハートフルコミュニケーション
          101本
        • 2023年の泣き笑い日記
          43本

        記事

          現場からは以上です!

          〜「泣き笑い日記」執筆メンバーが贈る  ハートフルエッセイ〜note「ハートフルコーチの泣き笑い日記」をご存じですか? 書いているのは、子育てにコーチングを活かす方法をNPO法人ハートフルコミュニケーションで学んだコーチたち。「学んでカンペキ!」となるかと思いきや・・・そうカンタンにはいかない実践ぶりを、毎週木曜にアップしています。 その正直な内容からか、かな~り濃く深い話ばかりなのに3年間で18,000ビューを突破。どこかで誰かのお役に立っているかもしれないことが嬉しい、執

          やってみた! 家族会議

          石川県の石垣です。さて、みなさんは【家族会議】をご存知ですか? 【家族会議】とは、問題を解決し、より楽しく快適に過ごすために家族みんなで開く話し合いのことだそうです。今日は我が家で始めた【家族会議】について書きたいと思います。 4月から6年生になる息子はとってもマイペースで、自分がやりたいこと以外はなかなか腰が上がりません。例えば、食べたお菓子の袋や、使い終わったマスクなど、ゴミ箱の場所や分別方法は分かっているのですが、捨てずにリビングの机や床、時にはソファーの下に散らかし

          信じることの意義

          インドネシアの鈴木です。 今回は、「子どもを信じることの意義」について書きたいと思います。 ここジャカルタでは、小学生は保護者の送り迎えが必須。 我が家は学校から徒歩5分の距離にあるため、ほんのわずかな時間ではありますが、息子と一緒に歩く時間は貴重なお喋りの時間。学校での出来事が消化しきれていない帰りの時間は、楽しかったこと、嫌だったことが感情のままに出てきます。 そんないつもの帰り道。息子が、 「先生がChatGPTを使わなかったか? って聞くんだよ」 と話すのです。

          バイアスとの向き合い方

          タイの瀧澤です。 先日、大学のオンライン授業でバイアスについて話し合う機会がありました。バイアスとは思考や判断の誤り、歪みのことで、誰にでもあるものだそうです。 思考や判断を誤らせるバイアスに、私はネガティブなイメージを持っており、自らが持つ認知の歪みをなくしたいと意識して過ごしているつもりでした。にもかかわらず、その授業で行った確証バイアスの例を挙げるアクティビティや心はどこにあるかの問いについて考察し意見交換をした際に、自らが気付かないうちにバイアスをかけていたことに気

          自分の感情に寄り添ってみたら

          カナダのチャウです。 保育や子どもに関わる仕事をしようとカレッジで学び始めて1年半が経ちました。学んでいくなかで、保育者として子どもをどのような対象として見るかという基本的なこどもの捉え方が、何度も繰り返しでてきます。それは、「子どもは有能で、複雑な思考ができ、好奇心旺盛で、可能性に満ちている」というフレーズです。 そして、元々このような存在である子どもたちにどんなカリキュラムや学びの環境づくりを用意できるのか、というのが私たち親や保育に関わる大人の在り方だと教わります。子

          自分の感情に寄り添ってみたら

          伝わるように、伝える

          さいたまの落合です。 助産師をしていると、嬉しいことにたくさんの方に会うことができます。そのなかには外国人の方もいらっしゃいます。コロナウイルスが蔓延した頃から、日本に住む外国人妊産婦さんに、NPOのスタッフとして月に1回程度、同じ国の言葉を使う人たちのグループごとに通訳さんと一緒にオンラインの相談に応じています。 先日、「やさしい日本語」(医療版)という研修をうけてきました。 「やさしい日本語」とは、難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。

          出会いがくれた学びの力

          兵庫の渡海です。 今回私は、幼少期の出会いがきっかけとなり、私の人生を照らしてくれている「学び」について、考えてみようと思います。 奈良県の田舎に育った私は、遊ぶところも少なく、多くの時間を図書館で過ごしました。 そこには、大好きな司書のお姉さんがいて、私がウロウロしていると「何探しているの?」とか、「これおすすめだよ」と私が好きそうな本を教えてくれたり。「これ読んでください」と言えばいつでもニッコリ笑顔で答えてくれました。この司書のお姉さんのおかげで、私は図書館が大好きに

          10年越しのギフト

          埼玉の岩田です。 私は、初めてコーチングが役に立った話を書きたいと思います。 「ママに頼ってばかりでいけないと思う。自立をしたいから一人暮らしをしたい」 と、昨年度から娘は一人暮らしを始めました。 その時の私は淋しい気持ちは多少ありましたが、娘が自分から家を出て行くと言ってくれたことに内心ホッとしました。いつも一緒に居ると娘ができることでもついつい手を出してしまい、本当に必要なことを分かってあげられていないと思ったからです。離れることで、分かることがあるだろうと、一人暮らしに

          捨てられない物

          大阪の安村です。 今回は、断捨離のツールをゲットするまでのことを書こうと思います。 私は、不要な物は出来るだけ家に置きたくないと思っています。それでも、なかなか捨てられない物もあります。 そのひとつは、子どもたちが使っていた道具類。 すでに成人している息子たちが、小中学生の頃に使っていた道具セット(裁縫、絵の具、習字)使わないのにずっと押し入れの中に置いてありました。 使わないけど、それぞれ使えないわけでもなく十分に使えそうな物。子どもたちがお世話になった道具セットです。捨

          アイテムを増やしてダンジョンクリア!

          東京の平沢です。 現在、中学3年生の次男は、小学生の頃から不安症な傾向が強く、特に初めてのことをする・場所に行くとなると、気持ちが悪い、頭痛、腹痛、頻尿といった症状がよく現れました。なので、そうしたときは、事前にどんなことが起こりそうかシミュレーションして伝えたり、同行できれば一緒に付いていったりと、不安解消対策をこうじて過ごしていました。 中学校にあがり、初めてのことが多くなったからか、登校前に、「なんとなく気持ちが悪い」といった症状を口にするようになりました。けれども、

          アイテムを増やしてダンジョンクリア!

          「幸せ」の正体

          石川県の石垣です。 さて、2024年は思いがけない一年の始まりでした。元日に発生した能登半島地震で被害にあわれた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。 石川県内に住んでいる私は家族と共に一時的に避難しましたが、幸いにも自宅の物がいくらか散乱するくらいで無事でした。 テレビは断水や停電のニュースで溢れていて、数週間は余震に備えてわが家も風呂水を捨てずに溜めておいたり、スマホや電子機器をこまめに充電していました。 私は蛇口から流れる水を眺めながら、蛇口をひねればすぐにキレイな水

          ゴウに入ってはゴウに従え

          インドネシアの鈴木です。 慌ただしくも、友だち、実家の両親、家族の愛情いっぱいの濃密な年末年始を過ごし、千葉からジャカルタへ引っ越しました。 インドネシアには、「一度インドネシアの水を飲んだものは、インドネシアに帰ってくる」ということわざがありますが、まさか本当に帰ってくるとは。 父が若い頃、材木の仕事で度々訪れていた国、そのため私はインドネシアの調度品に囲まれて育ち、父のインドネシアの友人家族は親戚のよう、更には息子が生まれた国、ということでインドネシアには特別な縁を感じま

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