ハートフルコーチの泣き笑い日記

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ハートフルコーチの泣き笑い日記

NPO法人ハートフルコミュニケーションでコーチングを学び、子育てをサポートしているハートフルコーチたちが、それぞれの日常での悩みや気づきを交代で綴ります。 [HP] https://www.heartful-com.org/

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最近の記事

卒業延期

大阪の安村です。 今日は、お弁当作りについて書きたいと思います。 息子3人、お弁当作りは結構続きました。だから、いちばん下の子が、高校卒業と同時にお弁当作りを卒業できるのをとても楽しみにしていたのです。 その頃、夫は職場の人と一緒に外食をしていたし、お弁当作りは、あと数ヶ月の辛抱と・・・。 ところが、夫が同僚と食べに行くところは、量もカロリーも多いから健康のことも考えてお弁当にするからよろしくと、いきなりの宣言。 「えー!!」と、了承とは言い難い反応をする私に、夫はしばし無

    • やってみた!~私のミラクル体験

      東京世田谷区の平沢です。 さて、毎回、「泣き笑い日記」に触発されまくってますが、7月20日の安村さんのブログ 「自分は自分」は、特に興味深く拝読しました。内容は、「出来の悪い自分をやっつける」。 実は、私も物心ついた頃から、「自分は出来が悪い」という想いが住み着いていて、「そうそう、同じ!」と、いたく共感したからです。 安村さんの日記で印象に残ったのが、「出来が悪いと思っている自分の存在に気づいて、その想いをやっつける」という言葉です。そんなふうにできたらいいなぁとつらつ

      • 放置と見守りの違い

        東京の村井です。 高校入学が決まってから、急に勉強のエンジンがかかった高1の長男に、突然、「お母さんは、勉強しろって言わないよね」と言われました。 「そうだね、勉強しろって言ったらやるの?」「いや、やらないね・・・」 そのあと「何でそんなこと思ったの?」と聞いてみましたが、いつものお決まりの「別に」の一言で終話。私は「いま、頑張っているんだね」と、一言添えました。 子どもが不登校になってから3年余り、息子の変化を見て、子どもを見守るということを意識してきた成果かなと思い、嬉し

        • 答えるのは誰?

          石川県の石垣です。 先日わが家に子ども英語教室の営業マンが来ました。その時のやり取りの中で感じたことを今日は綴ります。それは、昔の私も当たり前にやっていたことなのに、子育てについて学んだ今の私にはモヤっとすることでした。 営業のお兄さんは、私と小学5年生の息子を前にいくつかの質問をしました。 まずは、「(息子さんは)何歳ですか?」と私に向かって聞きました。私が息子の顔を覗き込むと、息子が「10歳です」と答えます。すると、「じゃあ…5年生かな?」と息子に聞き返しました。「あ、

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        • 2023年の泣き笑い日記
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          親の価値観からの私の自立

          千葉の鈴木です。 夏休みを経て息子は10歳になりました。実家の両親にも一緒にお祝いしてもらい、私は息子の成長とともに、孫の成長を喜んでくれる両親の姿を嬉しく眺めていました。 今回は、そんな息子と父とのやりとりに教えられた、親の価値観からの自立について書きたいと思います。 私は子どもの頃から、両親にとって私が何よりも大切であること、愛されていることを肌で感じていました。それは、私を失ったら彼らの心が死んでしまうだろうという恐怖にも似た感情でした。 それと同時に、その両親の愛情

          受け止めてみたら

          タイの瀧澤です。 『子どもの心のコーチング』(菅原裕子 著)の巻末に、「ひび割れ壺」という物語が載っています。私はこの物語が大好きです。何度も読んでいるのですが、読むたびに受け取るメッセージが変わるのです。 養成講座を受講し始めたころ、この物語にでてくる水汲み人足とひび割れ壺のやりとりのなかから、私の親としての役割は子どものありのままの姿を受入れ、その子らしさを伸ばしていくことかもしれないと感じたことがありました。そして、その役割をぜひ果たしたいと思いました。 よし、娘の

          頑固

          カナダのチャウです。 この7月、8年ぶりに家族全員で日本へ帰国しました。実家に居候させてもらい、孫たちの成長を両親に見せることができ感慨もひとしおでした。 同時に久しぶりに会う両親が高齢になってきたことや、言葉の奥底にある心配や思いを全身で感じ、私の両親への想いを改めて見つめ直す機会になりました。 私は子どもの頃から、母は強くて賢くて、意見を言えばいつも正しいと思っていました。 教員の仕事をしながら家事もてきぱきこなす母に、台所で夕飯づくりのお手伝いをしながら学校の友だち関

          北風と太陽

          埼玉の落合です。 今回、人間関係で困ったとき、私がいつも辿る思考パターンがあることに気づきました。 私はとても人の態度を敏感に感じ取ってしまうことがあります。 例えば、どうも相手がずっと黙り続け、怒っているようだ…と感じると 「その怒りは何だろう?」と、一気に私の脳内で着想と内省が働き出します。 はじめに自分自身を責めます。 それは私の力量不足のせいかもしれない。私が相手を怒らせてしまう何かをしてしまったに違いない。私は気に入られない存在だ。 そして次に私は相手を否定し

          しあわせな子どもが育つ環境づくり

          兵庫の渡海です。 先日私は、ハートフルクラブ「子どもが育つ環境づくりー今、私たちにできることー」に参加しました。 PTA活動をテーマにした話を聞いていて感じたこと、それは、「生きることを楽しむ」ことの大切さでした。「生きることを楽しむ」大人たちの中で子どもが育つことが、”幸せなこどもが育つ環境となる”。私が子どもに望む環境はこれだ! と胸が熱くなりました。 そう気付いた時、私の頭に浮かんだ人がいました。娘の学校の先生です。 その先生は、 「教師という仕事は天職だと思っていま

          しあわせな子どもが育つ環境づくり

          「受け取る」ということ

          埼玉の岩田です。 次女が大学生になり、一人暮らしを始めたいと家を出ていきました。 「私がいなくなったら二人とも会話がなくなるんじゃないの?」そう言い、長女と私の心配をして出ていきました。 長女が中学生の頃だったでしょうか、「ママとは話が合わないからもう話すのは諦めてる」と言われたことがあります。私が子どもたちに何かを伝えると、次女と二人で私に反論するのですが、私は伝えることに必死で娘たちが何を言っているのか分かりませんでした。 次女はそれでもめげずに、私に言いたいことを言いま

          自分は自分

          大阪の安村です。 今回は、最近私に起こった嬉しい変化について書きたいと思います。 私は、子どもの頃から何となく「自分は出来が悪い」と思っていました。 親戚が姉を褒めるのを聞いて、自分はそうじゃない、賢く気の利いた事も言えない。学校でも、いい点は取れないし、集団行動が苦手で、何だかまわりについていけない。 別に「出来が悪い」と言われ続けたわけでもないけれど、自分が羨ましいと思う誰かと比べ、そうではない自分をダメだと思う。 気が付いたら、私の中に「自分は出来が悪い」という想いが住

          相談事は長男に

          東京世田谷区の平沢です。 私は最近、相談事があると、大学3年生の長男に相談します。なぜなら、とても親身になって聞いてくれるからです。 「ちょっと、聞いてくれる?」と口火を切って、実はこんなことがあってねと話しだすと、じっと耳を傾けて聞いてくれます。食事中などは私の話を箸を止めて聞いてくれるので、受け止めてもらえている感が半端ありません。 話している間は、ああだのこうだの上から目線のアドバイスもなし。私が感情的になり、時には怒りながら、時には涙ぐみながらに話しても、慌てず騒が

          学校との距離がもたらした成長の機会

          東京の村井です。 次男が不登校になってから、1年半。今も途中経過ではありますが、彼の様々な面を知ることができる、いい機会になっています。 5年生になり、担任が変わってから、息子が徐々に元気がなくなってきました。先生が怒ってばかりいる、友達も荒れている、という話から始まり、腹痛など体の不調を訴え出し、運動会を休み、習い事も足が遠のいていきました。 休日友達と元気に遊ぶ姿と、平日の不調の訴えとのギャップに、私はどうしていいか分かりませんでした。病院に行っても原因も見つからず、ただ

          学校との距離がもたらした成長の機会

          許し

          石川県の石垣です。 娘が旅立っていった2ヶ月前。娘は私に、1冊の絵本をくれました。その絵本は、私と娘の想いが詰まった宝物です。 今日は、その絵本を読んだ時に私の中に蘇ってきた娘との日々、沸き上がってきた思いを綴りたいと思います。 昔の私は、娘を「いい子」に育てようと必死でした。「みんなと同じように」、「普通」が大切で、周囲の人達から見た「いい子」に躾けることが、親の役目。そして、それが娘の為になる、と疑いませんでした。 そんな私は、「こうやればいいのよ」とすぐに手を出し、「

          手放した先に見えてきたもの

          千葉の鈴木です。 国境を越えて引っ越しの多い我が家ですが、 今回は、インドネシアでの子育てを通じて、「大切な我が子、この子を守るのは私しかいない!」という思い込みから少しずつ解放され、その先に見えてきたものについて書いてみたいと思います。 現在9歳になる息子は、ジャカルタで予定日より3カ月早く生まれた未熟児でした。 出産したばかりの私は、子どもに対する不憫さと、なんとしてでもその小さな命を守らなければいけないという闘争心にも似た母性本能、そして不安でいっぱいでした。我が子の

          手放した先に見えてきたもの

          「娘のために」から気付いたこと

          タイの瀧澤です。 今年の4月から日本の大学の通信教育課程で学び始めました。自分の興味のある分野について学びを深めることができる楽しさにわくわくしながら、自宅でテキストを読み、オンライン授業に参加し、リポートや課題を提出し、マイペースに学習をすすめています。 そんな私ですが、1年ほど前までは大学生になるとは想像もしていませんでした。 ハートフルの養成講座を始める時には、月1回の講座に参加することに抵抗がありました。休日は家族と過ごすもの、夫の出張や外出の日程が重なったら娘の面

          「娘のために」から気付いたこと