ハートフルコーチの泣き笑い日記

NPO法人ハートフルコミュニケーションでコーチングを学び、子育てをサポートしているハー…

ハートフルコーチの泣き笑い日記

NPO法人ハートフルコミュニケーションでコーチングを学び、子育てをサポートしているハートフルコーチたちが、それぞれの日常での悩みや気づきを交代で綴ります。 [HP] https://www.heartful-com.org/

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最近の記事

自分の感情に寄り添ってみたら

カナダのチャウです。 保育や子どもに関わる仕事をしようとカレッジで学び始めて1年半が経ちました。学んでいくなかで、保育者として子どもをどのような対象として見るかという基本的なこどもの捉え方が、何度も繰り返しでてきます。それは、「子どもは有能で、複雑な思考ができ、好奇心旺盛で、可能性に満ちている」というフレーズです。 そして、元々このような存在である子どもたちにどんなカリキュラムや学びの環境づくりを用意できるのか、というのが私たち親や保育に関わる大人の在り方だと教わります。子

    • 伝わるように、伝える

      さいたまの落合です。 助産師をしていると、嬉しいことにたくさんの方に会うことができます。そのなかには外国人の方もいらっしゃいます。コロナウイルスが蔓延した頃から、日本に住む外国人妊産婦さんに、NPOのスタッフとして月に1回程度、同じ国の言葉を使う人たちのグループごとに通訳さんと一緒にオンラインの相談に応じています。 先日、「やさしい日本語」(医療版)という研修をうけてきました。 「やさしい日本語」とは、難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。

      • 出会いがくれた学びの力

        兵庫の渡海です。 今回私は、幼少期の出会いがきっかけとなり、私の人生を照らしてくれている「学び」について、考えてみようと思います。 奈良県の田舎に育った私は、遊ぶところも少なく、多くの時間を図書館で過ごしました。 そこには、大好きな司書のお姉さんがいて、私がウロウロしていると「何探しているの?」とか、「これおすすめだよ」と私が好きそうな本を教えてくれたり。「これ読んでください」と言えばいつでもニッコリ笑顔で答えてくれました。この司書のお姉さんのおかげで、私は図書館が大好きに

        • 10年越しのギフト

          埼玉の岩田です。 私は、初めてコーチングが役に立った話を書きたいと思います。 「ママに頼ってばかりでいけないと思う。自立をしたいから一人暮らしをしたい」 と、昨年度から娘は一人暮らしを始めました。 その時の私は淋しい気持ちは多少ありましたが、娘が自分から家を出て行くと言ってくれたことに内心ホッとしました。いつも一緒に居ると娘ができることでもついつい手を出してしまい、本当に必要なことを分かってあげられていないと思ったからです。離れることで、分かることがあるだろうと、一人暮らしに

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        • 2024年の泣き笑い日記
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        • 海外での子育て
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        • ハートフルコミュニケーション
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        • 2023年の泣き笑い日記
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        • 思春期の子育て
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        • 学童期の子育て
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        記事

          捨てられない物

          大阪の安村です。 今回は、断捨離のツールをゲットするまでのことを書こうと思います。 私は、不要な物は出来るだけ家に置きたくないと思っています。それでも、なかなか捨てられない物もあります。 そのひとつは、子どもたちが使っていた道具類。 すでに成人している息子たちが、小中学生の頃に使っていた道具セット(裁縫、絵の具、習字)使わないのにずっと押し入れの中に置いてありました。 使わないけど、それぞれ使えないわけでもなく十分に使えそうな物。子どもたちがお世話になった道具セットです。捨

          アイテムを増やしてダンジョンクリア!

          東京の平沢です。 現在、中学3年生の次男は、小学生の頃から不安症な傾向が強く、特に初めてのことをする・場所に行くとなると、気持ちが悪い、頭痛、腹痛、頻尿といった症状がよく現れました。なので、そうしたときは、事前にどんなことが起こりそうかシミュレーションして伝えたり、同行できれば一緒に付いていったりと、不安解消対策をこうじて過ごしていました。 中学校にあがり、初めてのことが多くなったからか、登校前に、「なんとなく気持ちが悪い」といった症状を口にするようになりました。けれども、

          アイテムを増やしてダンジョンクリア!

          「幸せ」の正体

          石川県の石垣です。 さて、2024年は思いがけない一年の始まりでした。元日に発生した能登半島地震で被害にあわれた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。 石川県内に住んでいる私は家族と共に一時的に避難しましたが、幸いにも自宅の物がいくらか散乱するくらいで無事でした。 テレビは断水や停電のニュースで溢れていて、数週間は余震に備えてわが家も風呂水を捨てずに溜めておいたり、スマホや電子機器をこまめに充電していました。 私は蛇口から流れる水を眺めながら、蛇口をひねればすぐにキレイな水

          ゴウに入ってはゴウに従え

          インドネシアの鈴木です。 慌ただしくも、友だち、実家の両親、家族の愛情いっぱいの濃密な年末年始を過ごし、千葉からジャカルタへ引っ越しました。 インドネシアには、「一度インドネシアの水を飲んだものは、インドネシアに帰ってくる」ということわざがありますが、まさか本当に帰ってくるとは。 父が若い頃、材木の仕事で度々訪れていた国、そのため私はインドネシアの調度品に囲まれて育ち、父のインドネシアの友人家族は親戚のよう、更には息子が生まれた国、ということでインドネシアには特別な縁を感じま

          ゴウに入ってはゴウに従え

          思考の癖

          タイの瀧澤です。 私はタイにきてから、日本語を学ぶタイの高校生と日本人家庭を繋ぐボランティア活動をしています。 コロナ禍はオンライン交流活動をしていたのですが、昨年は3年ぶりにホームステイ活動を再開しました。対面でのホームステイ活動の再開をとても楽しみにしてはいたのですが、私自身は受け入れをしないつもりでした。 その代わりに、受入家庭が直前に体調を崩して受け入れることができなくなった時などのための待機要員としてスタンバイすることにしました。ホームステイの日程が近づいてきた1

          自分を信じる

          カナダのチャウです。 先日のことです。課外活動で週末に都市部へ遠出するために、早朝出発する予定になっていた高校生の次男がちっとも起きてきません。夫は早々に起きて、ギリギリで支度のできた次男を車で送り届け、帰ってくるなり私に言いました。 「I’m the only one who is hardworking.」 それを聞いて私は、「働き者は自分だけって、まためんどくさいこと言うなぁ、何が言いたいんだろう?」と夫の真意がつかめず、とっさに「Why are you accusin

          大切なものは目に見えない

          埼玉の落合です。 20代の頃、私はカナダにホームステイをしました。そこでの家族との生活を通して「自分らしい」という自信を持つことができました。毎年クリスマスカードのやり取りをしたり、数年に一度はステイ先を訪れることをしていて、今では私の第二の故郷になっています。 この3年間は新型コロナウイルス感染症拡大で会いたい人に会えない時間を過ごしましたが、規制が緩くなったことで、10月にカナダからホストシスター夫婦が来日するのを迎えることになりました。 そもそも、それを知ったのは約半

          大切なものは目に見えない

          愛された記憶が育む“存在“への感謝

          兵庫の渡海です。 私は、今回、『私はここにいて良いんだ』という、人間が持つ原点の思い“存在“について綴ってみようと思います。 “この世に私は存在していて良いんだ“と思えることは、世界に自分は受け入れられていて、自分が自分らしくあるがまま生きることを許される感覚だと私は思います。その感覚は、どうやって育まれたかを考えた時、幼少期の温かい思い出が蘇ります。生まれ育った環境や、親との些細な日常や会話のなかで、存在することの喜びが育まれたと思えました。 実は私は、母に対し複雑な思い

          愛された記憶が育む“存在“への感謝

          大切な気持ち

          埼玉の岩田です。 私は今年から、養護施設でボランティアを始めました。2時間ほど滞在して、小学校低学年の子どもたちとお喋りをするのですが、毎回別れ際に「また来てね」とか「今度はいつ来るの?」など可愛らしい言葉をかけてくれます。嬉しい反面、別れるときに辛いのでは? と揺れ動く私。 それは親と別れなければならない状況に直面した子どもたちである背景からそう思ったのでした。 しかし様子を見ていると、あまりにもあっさりとした反応でした。そして毎度訪ねるたびに、喜んでくれては「またね」と

          大掃除はしない

          大阪の安村です。 師走に入り、そろそろ大掃除の頃ですが、今年から大掃除はしないでおこうと思っています。 というのも、昨年末、張り切り過ぎたのです。重い引出しを抜き出して中を掃除したり、踏み台に乗って換気口の掃除、フィルター交換をしたり、お陰で年明け早々から腰が痛くて動きづらい日が続きました。ひどい時には直立の姿勢が取れない、上を向いて目薬を差すこともままならない状態。 しかたなく、近くの整形外科を受診すると、きっかけは大掃除だけど、原因は長年の姿勢の癖などから起こってくる不具

          トライ&エラーの醍醐味

          東京の平沢です。 何かと苦手なことが多い私ですが、トライ&エラーを繰り返しながら苦手克服に取り組むのはわりと好き。なぜなら、苦手を乗り越えられた時の達成感や充実感は計り知れず、自信がつくからです。 前回の日記では、「狭いところが苦手だけれど、乗り越えられた!」という体験を書きました。 今回は、ここぞというときに緊張しないワザを身につけた!という体験について書きたいと思います。 趣味でバレーボールを楽しんでいます。40歳を過ぎてから始めたスポーツですが、歳をとっても上手くなれ

          「お、やってるな」の声掛け

          東京の村井です。 学校に行っていない次男は、中学に上がってからは本人や学校とも相談し、週1のスクールカウンセラーとの面会から始め、数か月がかりで個別指導を週1から開始、週2まで増やしてみよう、とお試しをしていました。 ただ、個別指導に週2回行くことが、本人にとっては難しかったようでした。決めたはいいものの、朝になると「行けない」と話す息子に、どういう声かけをしたらよいのか、分かりませんでした。学校に行かなくても大丈夫だよ、と頭でわかっていても、学校にも連絡を入れ、間を取り持た

          「お、やってるな」の声掛け