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『Welcome to Japan!オンライン➡️オフラインへ』_JIC国際交流Community

今、毎週土曜日の20時〜、『国際交流Community』を実施しています。名前は、『JIC Community』です。『Japanese International Communication Community』の略です♬

このCommunityを発足したきっかけは、私が日本語を教えている生徒さんが、ベルギーとフランスで、来日を待機していたからです。

コロナ前に日本での就職が決まっていたにもかかわらず、あとちょっとで来日だ!というタイミングでコロナ、、、ということで、約2年、自国で待機の状況が続きました。

私は、日本のあるゲーム会社さんとの契約で、この会社に就職した外国人スタッフさんの中で、日本語教育が必要な方は、私の方に連絡があり、一人あたり100時間、という時間をいただき、マンツーマンで日本語を教えています。

週2回ペースで、ほぼ1年で終わります。

本当は来日後、仕事が始まった後で依頼が来ることが基本なのですが、今回は、自国で待機中の彼らのことを思い、こちらの会社さんが、「このままだとなんとも不憫で、なので、まだ来日前ですが、日本語教育を始めて下さい。」
ということで、ベルギーと日本、フランスと日本、カナダと日本、ということで、当初6名の社員さんとのレッスンが始まりました。

その時点で、来日待機数ヶ月くらいは経っていたのでは、と思います。

レッスンを始めてからも、まだまだコロナの状況が改善どころか、全く先が見えなくなる一方、、、という時に、来日を諦めた方が2名。

先が見えなさすぎて不安です。このままだと、技術も磨けない。自国で待機している間に、自分と同世代の友達は仕事をしながら技術を磨いている。どうしてもそれも気になって不安が増して、、、。」
と、授業が50時間くらい終わった時点で辞退された方が1名。

「いつ日本にいけるか分からないので、たくさん考えたけど、辞退することにしました。」
と、15時間くらいのレッスンを消化した時に辞退された方が1名。

「辞退するわけではない、でも、このままでは収入がなく、家族を養うことができない。だから、コロナが収まるまで、自国で仕事をします。半年間の契約をもらい、こちらの契約が終わった頃、コロナが収まってたら日本に行きます。」
と、一時休止されている方が1名。

そしてあと3名です。

この3名は、1年間かけて100時間終えました。

この100時間の間にも、
「この状況、日本に行けるんじゃない?!」
と、希望が見えたことも何度かありました。

でも、何度も、
「やっぱりダメだった、、、」
ということも経験し、希望を持つことを諦めることにも慣れてきました。

っと言いながら、一方では、大使館のHPを頻繁にcheckしている、、、ということも知っていました。

本当に切なく、でも、私も何もできない、でも、日本と一番リアルに、近く繋がっている私が、彼らの日々の悲しさや、空しさや、諦めや、希望や、日本に行きたい、ただそれだけなんです、、、という強い思いを知っている唯一の人間なのに、何もしない?何もできない?ということがどうしてもできず、考えたのが、この

『国際交流Community〜JIC Community〜』です。

100時間が終わって、それから発足しました。
2021年の11月からです。

その時から毎週欠かさず実施しています。

短いときで2時間くらい、長いときで、6時間くらいお喋りしていたこともありました。

内容も何も決まってなくて、国籍も、年齢も、職業もな〜んでもよくて、全くルールのないCommunityです。

ただただ、彼らと日本を「繋ぐ」ということだけをしたかったので、それだけで始めて、今も、そのままで続けています。

今、約半年くらい過ぎました。
メンバーは60名です。

そんなに大きなCommunityではありませんが、日本との繋がりを作り、それを続ける、ということが今もできているので、特に何も手を加えず、このまま続けてみようかな、、、という気持ちです。

この半年間、たくさん話しました。たくさん彼らの不安や気持ちを聞きました。私たち日本側も、いろんなことを伝えました。

とにかく

「待ってるね!」

ということは伝わるように、そして、このメッセージは、最初は私からだけだったのが、福岡のかなさん(私もまだ直接お会いしたこともないのに、毎週参加してくれてありがとう!)、名古屋のあつしさん、さつきさん、(ご夫婦でいつも参加してくれてありがとう!)、福岡在住のバングラデュ人のイットマンさん(君は最高のムードメーカーだよ^^)、このような常連さんも、いつも

「待ってるね!」

と、エールを送ってくれていました。

あと、時間があるときには参加してくれるメンバーももちろん、顔を見れば、メッセージを送ってくれていました。

本当に嬉しい思いでいっぱいです。

そしてこのCommunityメンバーは、もちろん最初はみんな
「初めまして」
だったのですが、それからこの半年でどんなことが起こったかというと、何を話したかは、もちろん数え切れないくらいあるのですが、

・実は私、、、実は僕、、、と、辛い思い出や、乗り越えてきたこととか、出会ってすぐには話せないような心の奥にあることを話してくれたこともあったり、

日本語の先生のレッスン体験として、生徒になってもらったり、
(日本語レッスン、文化レッスン、いろんな体験がありました^^)

・「赤ちゃんが産まれました^^」と、新しいファミリー誕生の御報告をして下さったり、

・フランスから、オンラインで料理風景を見せてくれたり、また、家の外に出て、フランスの町並みを紹介してくれたり

・ベルギーで、よく行くスーパーの中を撮影して、現地の商品を見せてくれたり、朝ご飯を紹介してくれたり、

名古屋の商店街でのお散歩風景を撮影して、それを見ながら日本のことを紹介してくれたり、

オンラインでできることを通して、たくさんの楽しい時間を共有し合いました。


そしてこの頃では、、、


・名古屋のあつしさん、さつきさんが、名古屋から、福岡のメンバーに会いに来てくれました(イットマンさんの家です)。その時は、さつきさんが皆さんに料理を教えたり、神社に行ったり、あつしさんはイットマンさんとゲームで盛り上がったり、

・その時、かなさんもイットマンさんの家に来てくれて、宗教的に食べられるものに制約がある彼らのために、選りすぐって、「黒棒」を買ってきてくれて、彼らに初めての味、を、体験させてくれたり、

・そして、この4月、や〜っと来日できたベルギー人のC君と、フランス人のIさん。

本当は私は空港まで迎えに行くね!って、ず〜っと約束していたにもかかわらず、スリランカ行きが急遽決まり、東京での待機期間と重なって、すれ違いのように彼らに会えないことになって、本当に申し訳ない、、、って思っていたのですが、かなさんが、「自分でよければ案内しましょうか?」って言ってくれて、先週末は彼らと過ごしてくれて、そして今週末は、彼らをイットマンさんの家に連れて行ってくれて、昨日はJIC Communityの日だったので、ずっと彼らがすっごく楽しんでいる時間を実況中継してくれたり、、、(ほんと〜に楽しそうだった!!!!!)

最初、ただただ「彼らが来日するまでは、オンラインででも繋がって、日本との接点を作ることで、少しでも気持ちの支えになれたら」という思いだけで場所を作ったのですが、始めて見ると、毎週開催することができて、彼らと参加者の皆さんの関係が深くなり、そして、オフラインでも会うという関係になり、そして最後には(まだ最後じゃないけど^^;)、彼らが来日できることになり、それを日本側で待っててくれて、つまり

『オンライン』➡️『オフライン』

に繋がることができて、本当に夢見たいな展開です^^

JIC Communityは、こんなCommunityです^^

みんなが、世界中から、
「一緒のリビングにいる」
みたいな時間です。

仕事しながら、ただただみんなの会話を聞きながらでもいいし、
料理をしながら、BGM代わりにみんなの笑いを聞きながらでもいいし、
聞きたいことがあれば持ち寄ればいいし、
時間がなかったら10分でもどのくらいでもいいし、
眠かったら途中で退出してもいいし、

「〜ながら」で十分です^^

こんな感じで、全く画面を意識していないタイミングもあります^^;自由です^^;

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⬆️は、フランスから、朝ご飯を作っている風景です。この日は「クスクスプロバンス風?!」でした。オンラインでも、十分ライブ感を楽しんでます^^

こんな国際交流Communityですが、居心地がいいな〜と思って下さる方が増えるといいな、と思っています。

皆さん、よかったら、いつでも遊びに来て下さいね♬
あ、ただ、時差のある皆様には本当に申し訳ないですT T

そして最後に、このCommunityを半年続けて気がついたことは、

「やっぱり、みんな、会いたいんだ!」

という、人と会うことのワクワク感と、世界中の人と繋がることの、抑えきれないちょ〜ワクワク感!です^^

やっぱり会いたい。
やっぱり直接会いたい。

だから、直接会えるまでは、オンラインで会いましょう。
でも、直接会えるようになったら、オフラインで会いましょう。

とにかく、いつも会っていたいです、世界中の皆さんに。

いつでもお待ちしています^^

Chihomi

『JIC Community』より、いつでもお気軽にお問合せ下さいませ^^

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