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育児で大事なことは、薬学生時代に教わった

こんにちは、しきです。

今回は、『育児で大事なことは、薬学生時代に教わった』ということで、わたしの薬学生時代から現在に至るまでの体験を踏まえて書いていこうと思います。

患者さんと接するうえで大切な〇〇

薬学生には、薬剤師が働く現場へ出向く実習があります。
わたしも10年近く前に受けました。
2.5ヶ月ずつの実習で得たことはあまりにも多く、当時の私はいっぱいいっぱいでした。
その中で、何度も言われて今でも覚えている
『患者さんと接するうえで大切にすべきこと』があります。

なんだと思いますか?

それは、『傾聴と共感』です。

■傾聴と共感とは■

傾聴とは、アメリカの心理学者であるカール・ロジャースが提唱したものです。
ロジャーズの三原則によると、傾聴には3つの要素があります。



1.共感的理解
相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとすること。

2.無条件の肯定的関心
相手の話を善悪の評価や好き嫌いの評価をせずに聴くこと。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景を肯定的な関心を持って聴くこと。それによって、話し手は安心して話ができる。

3.自己一致
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認すること。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。

【厚生労働省】 こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
https://kokoro.mhlw.go.jp/listen_001/

1つ目に共感も出てきていますね。

薬剤師における『傾聴と共感』

簡単に言うと、薬学生が習う『傾聴と共感』とは、
💎患者さんの立場に立って話を聞く
💎話の内容を受けて入れる
💎その上で受け答えを行う

ということです。

就職してからも、患者さんと接するときは『傾聴と共感』が頭の中にずっとありました。
私にとってそれはそんなに苦痛ではなく、むしろ患者さんと話すのは好きだったので、指導業務は向いているんだと思います。

育児にも『傾聴と共感』が大事

そんな私も現在は育児休暇をとり、2歳と0歳の息子を家庭保育中です。
家庭保育していたら、自然と『傾聴と共感』ができていることに気が付きました。

例えば…
泣き出したときは『どうしたの?』
したいことがうまくできなかったときは『悔しかったね』
つたない言葉で一生懸命喋っていたら耳を傾け『〇〇って言いたかったんだね』
上手にできて嬉しそうなときは『上手にできたね。嬉しかったね。ママも嬉しいよ。』

育児において『共感』が大事ということは、様々な書籍や講座でも出てきていました。
子の気持ちを汲み取らず、親の気持ちを押し付けてしまいがちだと、娘は親に心を閉ざしてしまいます。

ついでに言うと薬剤師の指導業務もそうです。
患者さんの訴えも聴かず、薬の説明だけしておしまい!な薬剤師なんて、所詮薬を袋に詰めるだけの簡単な職業って言われてもしょうがないです。

育児における『傾聴と共感』

みなさんも無意識のうちにできていることかもしれませんね。
でも改めて感じてみることで、もっと大事にしてみようと思いませんか?

親が子の意見を傾聴し、共感することは自己肯定感の向上に繋がります。
自己肯定感がうまれると、困難に立ち向かえる子になります。
いいことづくめですね。

おわりに

私の息子はイヤイヤ期。なるべく広い心で受け入れるようにしています。成長するに従ってその時々で悩み事も変わると思いますが、薬剤師業務で培った傾聴力と共感力を忘れずにいたいと思います。

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