経口補水液「OS-1」飲むべきタイミングを見極めよう!
厳しい暑さが続きますね。
それに伴い熱中症の患者も増えているのが現状です。予防にはこまめな水分摂取が必要ですが、場合によりそれでも足りないときがあります。
そんな時にと言われるのが「経口補水液OS-1」です。
今回はそんなOS-1について解説していきましょう。
経口補水液の成分について
名前の通りただの水ではないのです。
まずは大塚製薬さんのHPから情報を引用させていただきます。
オーエスワンは、脱水症のための食事療法(経口補水療法)に用いる経口補水液です。軽度から中等度の脱水症における水・電解質の補給、維持に適した病者用食品です。下記の状態等を原因とした脱水症の悪化防止・回復、脱水症の回復後も下記の状態等における水・電解質の補給、維持にご利用ください。
● 感染性腸炎、感冒による下痢・嘔吐・発熱
● 高齢者の経口摂取不足
● 過度の発汗
また、脱水を伴う熱中症にもご利用ください。
このように脱水症状や電解質の補充に用いることができる水なのです。
構成成分は水のほかに電解質である
・ナトリウム
・カリウム
・マグネシウム
・リン
・塩素
など含まれます。
ミネラル分は体内で水分調節や筋肉の動きなど様々な場所で活躍するため、水分と合わせて必要です。
他の電解質を補充できる水分との違い
コンビニではアクエリアスやポカリスエットなども販売していますが、何が違うのでしょうか?
OS-1と比較してみましょう。
アクエリアスはナトリウムやカリウムなどのミネラル分の含有量は少なめですが、エネルギーとなる糖分は多めに入っています。
またクエン酸やアミノ酸なども追加で含まれているのです。
なのでより運動などに特化した構成となっていると言えます。
ポカリスエットはアクエリアスより多くナトリウムやカリウムが入っておりますが、OS-1よりは少なめです。糖分もアクエリアスより多く入っており3つの中で1番カロリーが高いです。
しかしクエン酸は含まれていません。
クエン酸の効果についても付け加えましょう。
クエン酸は運動時に体内で作られる乳酸の分解を促進し、疲労感を和らげてくれます。
さらにエネルギーを作る経路の手助けもしてくれます。
つまりクエン酸が含まれる方が運動時のサポートに向いていると言えますね。
まとめるとこうなります。
汗などにより脱水状態となっており、原因が運動でない、体力が十分にある場合は「OS-1」
運動が原因で脱水や疲労感がある場合は「アクエリアス」
運動はしていないが体力がなくなっている場合は「ポカリスエット」
OS-1はどのタイミングで使うべき?
以上のようにOS-1は脱水症状が強い場合に使用すべきであり、日常的に使用するものではないのです。
先述した通りナトリウムなどの塩分が含まれているため常用すると塩分が過剰になってしまいます。
比較として「OS-1」一本あたりの塩分量は味噌汁1杯分にもなります。
量に換算すると1.5g(小さじ1/4)くらいです。日本人の平均塩分摂取量に1.5〜3gが加算されるとなると過剰と感じますよね。
なので喉の渇きを少し感じる程度であれば通常の水の摂取が勧められますが、頭痛やめまいなどが起これば危険なほどに脱水していると言えるでしょう。そうなったら「OS-1」の出番です。
ですがそうならないように水分やミネラルなどを定期的に摂取することが大原則なのでお忘れなく。
参考文献
https://www.os-1.jp/products/os1/petbottle/#nutrition-facts
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