脳と体の最凶の敵「炎症」
今回も、「HEAD STRONGシリコンバレー式頭がよくなる全技術」の要約・解説をしていきます。
Chapter４より、脳と体の最凶の敵「炎症」について、一緒に勉強していきましょう！
前回、Chapter3で脳に良いことは、体にいい事だった！という気づきがありましたが、今回のChapter４で、この本の筆者も言っています。
”「頭の不調」も「体の不調」も原因は同じ”
Dr.Kのプロフィール
「炎症」ってなに？悪いもの？
そもそも炎症ってどんなものなのか知っていますか？なんか体に炎症があると悪いみたい！そう思っていませんか？本書を読んでいく前に、炎症について、お話していきます。
炎症とは
炎症の５兆候というものがあります。
「発赤、発熱、腫脹、疼痛、機能障害」
もっとわかりやすい言葉でいうと、
「赤く腫れて熱を持っていて痛い。(動かせない）」この状態のものを炎症と言います。
虫刺されを思い出してもらうと、わかりやすいかもしれません。
これは、体内に蚊の毒素が入らないようにするために起こる炎症です。
タンスの角に小指をぶつけたり何処か怪我したときも炎症は起こりますね！
炎症は、感染や有害物質の除去や全身に拡がることを抑える生体防御反応と、怪我などの組織修復という２つの働きがあります。
炎症が起こらないと、怪我も治っていかないし、感染も全身に拡がってしまいます！
体を守るために起こっている大切な反応なんですね！！
炎症には慢性炎症と急性炎症がある。
炎症は、その時間経過によって、「慢性炎症」と「急性炎症」に分けられています。
短期間に起こる炎症は「急性炎症」、一ヶ月以上続く炎症は「慢性炎症」として分けられています。
豆知識：整骨院で保険診療できるのは概ね２週間以内の”怪我”
整骨院で保険診療できるのは、急性、亜急性の原因がはっきりしている怪我に対してです。慢性的な肩こり、腰痛に対する施術は保険診療の対象外です。受ける側もしっかり理解した上で、正しく整骨院に通いましょう！
問題は慢性炎症！しかもそのことに気づいていないかもしれない
ニキビや湿疹、色々な病気、それらに共通していることの一つに炎症があります。下痢や便秘も腸の炎症があることが多いです。普段生活していても、体中の腫れぼったさや疲れ、忘れっぽさを感じることもあるかもしれません。そういう中にも、それを炎症と認識していないだけで、体中に炎症は起こっています。それが、短期間で経過できれば良いのですが、それと気づかず、負荷をかけ続けていると炎症が慢性化してきます。
そうすると様々な問題が起こってきます。
脳は体のどこよりも炎症に敏感
体中、あらゆるところに、慢性的に炎症が発生しているとき、真っ先に悪影響を受けるのは脳です。
炎症によって放出されるサイトカインという信号を伝達する物質が脳に悪影響を及ぼすそうです。
アルツハイマー病などの病気だけでなく、認知機能の衰え、記憶力、学習能力、注意力など脳機能の全ても炎症とその炎症によるミトコンドリア機能の低下が原因になっています。
体中の炎症を抑え、ミトコンドリアの機能改善をすれば、脳機能も改善して、頭にかかった霧はさっと晴れる！
”ウエストのはみ出し肉は脳のはみ出し肉の反映だった”
体中に炎症を起こす要因
・睡眠不足
・環境有害物質への曝露
・過剰有害照明への曝露
・加工食品
・慢性的なストレス
これらを避ければ、炎症を極力抑えることが出来ます。
睡眠不足
とるべき睡眠時間が取れないと、炎症をコントロールすることが出来ない。
環境有害物質への曝露
カビや様々な空気中の化学物質、排ガスなど普段生活しているだけで、多くの環境有害物質が体内に取り込まれたり、曝されている
過剰有害照明
ブルーライトなど、目からの過剰な刺激が体内に炎症を起こす
加工食品
添加物が含まれていたり、消化管に刺激を与える原材料を使っていたり、残留農薬や、様々な化学物質が含まれた食品が炎症を起こす
慢性的なストレス
慢性的なストレスは炎症状態と同じ、コルチゾールの慢性的な分泌を促す。
まとめ
・炎症は必要だけど、慢性化すると怖い！
・全身の炎症は脳に悪影響を及ぼす
・炎症を起こす要因を避ける
睡眠不足
環境有害物質への曝露
過剰有害照明への曝露
加工食品
慢性的なストレス
次回、炎症を抑える具体的な方法を確認していきます！
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