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HSP HSC「HSCの人一倍敏感な事」

こんにちは。 心理カウンセラーのじゅんさんです。

いつも記事を読んでいただきありがとうございます(^^) 

6月も折り返しに入りましたね。 

最近は雨が降ったり。

突然な夏日が続いたり。

そんな季節の変化が行ったり来たりなので。

なかなか気力と体力が追いついていかないなぁ。なんて感じています。

皆さんは大丈夫ですか?(^-^;

こういう時は、まず自分自身を休めることに集中したいなぁなんて思ってます。

ただ、昔の自分であれば。

「そんな考えは甘い考えだ」

と思っていました。

そんなあわただしい時期だからこそ。

無理していたことを思い出しました 。

それは甘えではなくて。

「自分を大切にすることで他の人に対しても余裕を持って接することができる」

ことになるんですよね。

まずはベランダにでも出て。

「フーっ…さてさて。」

と一呼吸して一日のスタートを切ってみる。

そんな昔の自分を少し思い出したり、今日はしていました(^^) 



今回は、【HSCの人一倍敏感な事】についてお話ししていきたいと思います。

目次
1.HSPについて
2.HSCの人一倍敏感な事

1.HSPについて

まず HSP についてお話ししていきますね。

1990年代にエレインアーロン博士によって高敏感性の研究がされていました。科学的な専門用語としては(感覚処理感受性)(SPS)と呼んでいます。

そして博士はその敏感性の値が高い人を

HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン)人一倍敏感な人。また、HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供と呼んでいます。

エレインアーロン博士自身もHSPで、博士の子供もHSCだったようです。

 
【HSP】
• HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン )人一倍敏感な人
• HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供
• HSS (ハイ・センセーション・シーキング )人一倍敏感な人・刺激を求める人



そして、博士によると全人口の15%~20%がHSPと言われています。

5人に1人がHSPということになります。

そしてさらにそのHSPの30%の人口の約6%が HSS(外向型・刺激追求型)という気質の人もいるとされています。

HSPは病名ではなくてあくまで気質というものになります。

さらに他の種族100種類以上にもHSP気質は存在したことを発見したそうです。

これらは生まれ持った脳機能に関係しているようです 。HSPの人は脳の扁桃体。危険を判断する部分の働きが、生まれつき強く不安・恐怖そんな部分を感じる神経回路も敏感に働くためだそうです。

【HSPの四つの性質】
①深く考え事をする
②常に刺激を受けやすい
③共感力が高く、感情の反応が強い
④些細な刺激を察知する

HSPについては、 たくさんの本、漫画。後はネット上で詳しく調べることができます。気になった方はそちらをチェックしていただけると良いと思います。

エレイン・N・アーロン博士のHPでHSPのチェックが可能です↓

今回は主にHSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)にフォーカスしてHSCの特性を探りながら、私自身も HSCだったことを踏まえて、その体験や経験をお伝えしていきたいと思います。

私の主観でお話していくこともあります。そのように聴いて頂けると嬉しいです 。

2.HSCの人一倍敏感な事


HSPではない人は、HSPほど周りを気にせず、思った通りの行動をとることができます。

HSPは生まれつき脳の気質の反応が強いので、状況の変化に気がつきやすく、深く考える傾向があります。

そのことから行動に対して、 躊躇したりしてしまいます。

そのため子供の時から共感力が高く、聡明だったり、直感が鋭く、創造性も豊かで、とても思考深く慎重な人が多いようです。

よって、その行動の先に、

「間違ったらまた自分は不快を感じてしまうんだろうな」

と予測してしまって、行動しづらくなるということになると思います。

私自身小さい時外で遊ぶことがとても好きでした。

特に誰もいない公園などでブランコに乗ったりベンチに座ったり。

広場の地面に絵を書いたりしていました。

その際に他の友達と遊ぶことももちろんありました。 

「次はこれしようあれしよう」 

「次は鬼ごっこをしよう」

というように、自分のペースではなくて周りのペースに対応することに疲れてしまうんですよね。

そうすると一人で遊ぶほうがじっくりと楽しめると思い。

次第に一人で遊ぶことが多くなっていったと感じます。

このようにHSPは気質であって、HSP=内向的ではないということ。

HSPの気質を通して、内向的な性格に後々なっていったと考えることができるんですよね。

また、大きな音や大量に一度に入ってくる情報にも圧倒されやすいですよね。

そのような反応を周りの大人の人が見た場合は、

「多分臆病で内気な子だから」 

「神経質なこなんだな」

「みんなの輪に溶け込めない子なのかな」

とか思われたりします。

HSPは注意力が高いですが、皆が同じように五感感覚が発達しているわけではありません。

これは個人差があるので、どこかの感覚が極めて鋭くなっている方もいるとは思います。

HSPは脳の情報を徹底的に処理するところが特徴的なんですね。

反射と言われる脊髄神経を介して起こる反応のスピードが早く。

痛みや刺激を受けやすいため薬にもすぐに反応すると言われています。

また免疫システムもとても敏感であるため。

アレルギー反応が出やすい傾向があると言われています 。

身体全体で物事を敏感に感じ取っているということになるんですよね。

私は小さい時身体が弱く小児喘息を持っていました。

ホコリや花粉などにも反応しやすかったです。

私自身も全身で反応していることがよくあったなと感じます。

アーロン博士は小さい時に家族とガラス工場に見学に行った時に。

その工場の大きい音。工場内の暑さ。

あちこちで炎が上がることに圧倒されて。

泣いてしまったという経験があったようです。

アーロン博士はHSCの脳の仕組みはこのように例えていました。

例えば、オレンジの選別する工場で流れてくるオレンジを分類するのに三つの種類がある穴があるとしますよね。

これをHSCの脳の場合に当てはめてみると。

さらにそのオレンジの大きさ質量・色などの選別をする穴を。

15種類ほど持っているような感じだと話しています 。

なので、瞬時にその流れてくるオレンジを15通りに選別しないといけなくなります。

そのことで一度に流れてくる情報に混乱してしまったりとか。

疲弊してしまうということになるとアーロン博士は言っています。

このことからHSCは騒がしい場所や賑やかな人が集まっている空間。

動きの速さを求められるチーム競技への参加などが苦手だったり。

またその中で発言することが苦手だったりすると言われています。

私は昔、プレゼント交換会という小学校の行事に参加した時 。

そのプレゼントを作っている時はとても楽しかった思い出があります。

学校から帰ってきてお裁縫箱を家から探し出して。

フエルトを持ち出して。

夜になってもずっとそのフエルトをアニメのキャラクターに切って中に綿を入れて詰めるといったように。

プレゼント作りに熱中していたことを思い出します。

そしていざ、プレゼント交換会のその日になった時は全く楽しめず落ち着きがありませんでした。

それは教室の中でみんなで椅子を輪ようにして座って、プレゼントを回していくんです。

友達のプレゼントの回し方が乱暴だったりとか。

自分のプレゼントを開けてがっかりする友達の顔を想像したりしていると。

心臓の鼓動が早くなってハラハラしていて全く楽しめませんでした。

このように、HSCは状況を予測して微妙な違いを察知する能力があるんですね。

ただ、得意な部分としては自分が集中できる空間であれば。

とてもそのことに対しては取り組みやすいという特徴もあると思います。

なので親や子供に関わる大人は、

「その子がどんなことに集中している時楽しいのかな」

「学校の行事は楽しめているのかな」

「どんなことを行事を通して経験したのかな」

と優しい目で視てあげるのも良いのかなと思います。

学校での行事などを行った後、家で帰ってきた後どんな様子なのか。

その微妙な反応をした部分。その子の内向的な振る舞いや様子に注目して。

 もしそこに何か感じるのであれば、HSCの特徴に似た部分が在るのかもしれません。

優しく寄り添ってあげると繊細なHSCはとても安心できて良いのかもしれません。

今回は【HSCの人一倍敏感な事】についてお話しさせていただきました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまたお逢いしましょう (^-^)

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アーロン博士のHSCの本です↓

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