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セカンドキャリアと風の音

こんな偶然ってあるものなのか。

そう思わずにいられないことがあった。
というか今しがた遭遇した。

私はいつも朝にフォローしている方の
noteを拝読している。

一通り読み終わった後に自分の記事を
書くようにしているので、
色んな方の記事を読みながら
何となく自分が書こうと思っている内容の
整理をしたりもする。

今日も書こうと思っていた内容を
頭に思い浮かべながら記事を読んでいると、
どういうわけか私がまさに書こうと思っていた
内容にぴたりと当てはまる記事に出会ったのだ。

その記事がこちら↓

私が仲良くして頂いているnoterさんの
うぉんのすけさんが書かれた記事である。

詳細はぜひこちらの記事を読んでみて欲しいのだが、
この記事の中でうぉんのすけさんが以前の職場の方と
同窓会を開催された話が書かれている。

その会に参加されていた女性の方が
今は仕事をやめて自分の道に進まれて
いるというのだが、
そのお二人の進んだ道がなかなか面白いのだ。

一般的に見れば変わった仕事ということに
なるのであろうが、
そんな自分のキャリアを見つけ、進まれた方に再開して
著者のうぉんのすけさんはパワーをもらったと
記事では書かれていた。

実際、私もこの記事を拝読して
記事越しながら、熱量が伝わってきた。

それと同時に、私が今日書こうと思っていた内容が
まさにこのことだったので驚いた。

と、非常に前書きが長くなったので
そろそろ記事の本題に入ろうと思うが、
今日私は何を書こうと思っていたかというと
まさに前述したような女性の
セカンドキャリアについてである。

私はX(旧Twitter)の運用をしているが、
プライベート用にFacebookとInstagramの
アカウントを持っている。

これらはあくまでプライベート用なので
取り立てて発信をしているわけではない。

ほぼ見る専用のアカウントである。

だが、Facebookでつながっている人は
現時点で560人ほどいる。

そんなに知り合いが多いのかと自分でも
驚くのだが、
前職で赴任していた工場は規模が大きく
実質2000人ほどが働いていたので、
その工場でかかわりのあった人からの
友達申請を承認していると
知らぬ間に人数が増えていたのだ。

これだけ多くのつながりがいながらも
自ら発信する人はごくわずかなので、
私は時々Facebookを通じて
知り合いの人たちの近況を見ていた。

すると、ある時から前職でお世話になった
先輩の方がご自身の描かれたイラストを
アップされるようになった。

その方は在職中からイラストを描かれており、
私が退職する時には私の似顔絵を
イラストにしてくださったほどである。

その方は私よりも4歳ほど年上で
高校を卒業されてから現場の作業者として
入社されていたので、非常に長く働かれていたのだが
お子さんの事情でその仕事もやめたことが
投稿には書かれていた。

だが、その頃をキッカケにイラストの
投稿が増え始めたのである。

そして、そこから2年ほどの期間を経て
その方は絵本作家としてデビューされた。

最初は自費出版のような形だったのだが
今では大手ではないものの出版社から
ちゃんと出版されるほどになり、
個展なども時々開催されている。

私が前職を退職したのが9年前なので
それまでは同じ職場で働いていたのに、
今では全く違うフィールドで働き、
その姿はとても輝いているように私には見えた。

全ての例を挙げていくと字数が多くなりすぎるので
紹介はしきれないのだが、
実はこの方以外にもFacebookを通じて
前職で作業員として働かれていた女性の方で数名が
とても変わったセカンドキャリアに
進まれていたのである。

ある方はビューティコンテストに出場して
今はインストラクターのようなお仕事をされているし、
ある方はスピリチュアルの勉強をして
今ではカウンセリングのような仕事をされている。

絵本作家になられた方も含めて
私にはセカンドキャリアに進まれたことが
とてもまぶしく映った。

何度も言うがどの人も元々は工場で作業員として
商品の検品などをされていた方である。

これだけの大きなキャリア変更に踏み切るには
大きな勇気が必要だった思うが
このような大きなキャリア変更をした事例は
不思議なことに40代以降の女性ばかりなのだ。

まさに冒頭に紹介したうぉんのすけさんの記事に
出てきたお二人の女性も40代以降の女性であるし、
著者のうぉんのすけさんもまさに今
大きなキャリア変更をされている真っ最中である。

もちろん男性でもキャリア変更をされた事例は
周りにいなくはないが、
これほど大きな変化ではない。

どうして40代以降の女性はこれほどまでに
大きなキャリア変更をするのであろうか。

そこには体の変化に伴う精神への影響なども
少なからずあるだろうと思うが、
私はこの変化はいい意味で
”周りを気にしなくなった”ことで
起こっているのではないかと思うのだ。

どうしても日常生活を送っていると
色々な人と接さざるを得ない。

そしてその中で私達は周りの人から
どう見られるかを意識してしまう。

特に若い頃はその傾向が強く
周りに合わせて自分の行動を合わせることが
ある意味で当たり前であった。

自分はいいと思った服でも
周りがダサいと言えば着なくなったし、
逆に気に入らないものでも流行りに合わせて
着たりもした。

だが、歳を重ねるごとにそのような
周りの目に合わせることが
何となくバカバカしく思えるようになった。

これには性別は関係ないと思われるかもしれないが、
女性の方が男性よりも社会性を重んじると
一般的に言われるので
女性の方が”周りの目”に対する抑圧が
大きいとは考えられないだろうか。

そうすると否応なく、自分の”好き”という感情を
抑圧してしまう。

偶然自分の”好き”が周りの人が認める分野ならば
いいのだが、
そんなケースはめったにない。

先ほど事例に出した絵本作家の方も
在職中からイラストは描かれていたが、
それはあくまで内輪の中だけで
されていたことである。

それはやはり周りの目が気になったからであろう。

だが、少しずつこの周りの目に対する
感性が下がっていく。

これはまさに車のブレーキから
足を離すような感覚である。

すると当然ながら車は前に進みだす。

こうしてセカンドキャリアに向けて
少しずつ進んでいった結果、
いつの間にかブレーキは0になり
気が付くと成果を出せるように
なっていたのではないだろうか。

実際今回上げた事例の方を見て
私はどの方もとても輝いているように見えた。

この輝きの正体は一体何かというと
まさにブレーキを踏まずに進むことで生まれる
風を切っている音なのである。

私も間もなく40代に突入する。

自分が踏んでいるブレーキの存在にも
色々と気づけるようになってきた。

もちろん家族を守り、子供たちを育てるという
大きなミッションは残っているが、
これからの人生はいかに自分のブレーキから
足を外していくかを考えてもいいのではないだろうか。

ブレーキを外した先にどこに向かうかは
まだはっきり見えてはいないが、
こうして記事に書いてみて
私自身ビュンビュンと風を切る音を
鳴らしたいと思う。

あなたのブレーキはどうだろうか。

もしブレーキを強く踏んでいると思うなら
ぜひうぉんのすけさんのこの記事を読んでみて欲しい。


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