団地のくらしをアップデートする〈01 GooDay DANCHIプロジェクトはじめました〉
GooDay DANCHI プロジェクトとは
緑豊かな敷地に、ゆとりを持って立ち並ぶ建物。コロナ禍を経て、自分の生活空間に関心を持つ人が増えた近年、団地に再び注目が集まっています。
ホームセンターのグッデイでは、DIYを活用した空き家リノベーション事業「GooDayHouse（グッデイハウス）」を進めてきました。今回のリノベーション事業の舞台は、築50年以上が経過した団地です。
福岡県住宅供給公社（以下、公社）が運営する名島団地。福岡市東区千早エリアに隣接した名島団地は、徒歩圏内に駅やバス停、保育園や小学校もあり、利便性の高い立地です。しかしながら、居室のデザインや水回り設備などの古めかしさは、時代の移ろいとともに目立ってきています。
今回、公社のDIY事業にグッデイが採択され、「GooDay DANCHI（グッデイ団地）」プロジェクトがスタートしました。
なぜ団地でDIY？
団地は、日本が高度経済成長期に差し掛かったころに全国各地に建てられ、サラリーマンの夢の住まいとして、当時の日本人の憧れの的でした。ところが、時代が昭和から平成、令和へと移り変わり、人々の生活様式も変化してくると、団地へのイメージは一変しました。同時に建物の築年数は40～50年を超え、設備やデザインにも古さを感じるようになりました。
建物そのものの耐用年数はまだまだあるのに、団地は住まいとして選ばれにくくなってきています。名島団地でも空室率は高くなりつつあり、入居者の高齢化も進んでいるのが現状です。
そこで、自分で自分の住まいを改善するDIY（Do It Yourself）リノベーションに注目が集まっています。公社では数年前から住みながらDIY可能な賃貸物件の取り組みを実験的にスタートさせていました。申請書を提出すれば、一定のルールの範囲内で退去時の原状回復義務が免除されます。公社はこういった制度を整備しているものの、なかなか入居者に認知されず、さらにDIYに対する心理的ハードルもあり、制度の利活用は思うように進みませんでした。
一方、名島団地では、過去に近隣大学の大学生とともに、DIYリノベーションを実施。出来上がったリノベ済みのお部屋はすぐに入居が決まりました。DIYの完成お披露目のための内覧会では、DIYの力を目の当たりにした他の入居者さんから、「自分の部屋でDIYにチャレンジしてみたい」という前向きな声も聞かれました。
グッデイができること
ホームセンターのグッデイでは、10年以上前から店舗で実施するワークショップに力を入れてきました。グッデイのワークショップは徐々に広まり、今では店舗の外に飛び出し、近隣の学校や公共施設での出張ワークショップも開催しています。公社はそんなグッデイの強みであるワークショップと、豊富な商品知識に目をつけました。
GooDay DANCHIプロジェクトでは、グッデイのあまたある商品ラインナップから、DIY初心者の方でも簡単にお部屋の雰囲気を変えられるイチオシ商品をピックアップ。商品のことを知り尽くしたグッデイ社員が名島団地の一室をDIYリノベーション。そこをショールームとして活用します。ショールームでは使用した商品と、金額等を明示。間取りが画一化されている団地だからこそ、ショールームで気に入ったものは、すぐにご自身のお部屋に取り入れることができます。名島団地の近くのグッデイ店舗と連携しているので、スムーズにDIYに必要な材料を買い揃えることができます。
さらに、実際に名島団地の中の空き室を利用して、ワークショップ形式で使い方をお教えします。DIYアドバイザーの資格を持つグッデイ社員とともに、実際に商品に触れてみながらやり方を学んでいきます。一度練習していれば、いざ自宅で実践するときにも安心です。ワークショップ会場となった空き室は、すべての箇所のリノベーションが終わり次第、入居者を募集して行く予定です。
団地のくらしをアップデート
かつての高度経済成長を支えた団地は、時を経てそこに住まう人々によるDIYで生まれ変わることができます。同じ間取りでも、ひとたび扉を開けば、自分だけの空間に。“自分らしいくらし”を演出するには、DIY可能な団地は有力な選択肢となります。ホームセンターグッデイは、DIYを通じて従来の団地のイメージをアップデートします。
noteではくらしのアップデートのためのDIYのアイデアを解説します。
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