03 いきなり塗るのはちょっと待って!養生・下地のすすめ
今回は「さぁ、いよいよ壁を塗るぞ!」と意気込んでいる方のための、養生・下地のお話です。
塗装をするときに最も大切なこと、それは塗りたくない場所の「養生」です。塗装の作業には、塗料が撥ねたり、垂れたりして意図しないところにペンキがついてガッカリ……という失敗談がつきものです。そんな失敗をしないためには、入念な養生作業が必要です。今回の記事では養生するのに便利な道具と、そのノウハウをお伝えします!
※賃貸住宅におけるDIY可能領域は、必ず管理会社にお問い合わせください。
養生ってどうして必要?
養生(ようじょう)とは、ペンキを塗らない(塗りたくない)場所を保護することです。DIYの際には必ず聞く言葉です。新聞紙やシート、マスキングテープなどを使います。丁寧な養生は塗装の仕上がりをきれいにするコツでもあります。
養生を制する者は、塗装を制す!
養生しないとどうなる?
では、養生を怠るとどうなってしまうのでしょうか。
みなさんは絵の具で絵を描いた経験はありますか? 注意をしていても、絵の具が手についたり、机に垂れたりしたことはありませんか?
壁の塗装は、絵を描くためのキャンバスの何倍も大きな壁に塗料を塗ります。当然、汚れてしまうリスクも高くなります。
また、家の中の壁を塗るわけですから、周囲には汚したくない家具・家電やインテリアの小物がたくさんあります。しっかり養生して万全の準備をしましょう!
養生に必要な道具って?
養生作業に必要不可欠な道具をご紹介します。もちろん、グッデイの店頭にも並んでいる商品です。
◇新聞紙/ビニールシート
床などの広い面を養生するのに使用します。新聞紙は残った塗料を捨てる時にも役立ちます。床に敷くビニールシートは滑りにくい加工が施してあるものがおすすめです。
◇マスカーテープ
テープに折りたたんだビニールシートがくっついたマスカーテープ。塗装の際には大活躍します。ビニールシートの幅が選べるので、養生したい範囲に合わせて購入しましょう。ビニールシートとテープの両方を用意する必要がなく、簡単に作業ができます。
◇マスキングテープ
養生作業のマストアイテム。ペンキを塗りたくない場所をマスキング(覆う)ためのテープです。粘着力が弱く、のりが残らないことが特徴。さまざまな幅があるので、用途に合わせて選ぶ必要があります。
◇養生テープ
ビニール製の貼って剥がせるテープです。仮止めなどにも使用できます。ハサミがなくても、繊維に沿って手で切れるのも、便利です。剥がし忘れがないように梱包用テープに比べて、とってもカラフル。
養生のポイント
さて、道具を揃えたら、いざ養生作業です。この時のポイントは、とにかくペンキをつけたくないところをすべて覆うこと! 壁のコンセントや塗装面近くにある家具、床、天井などあらゆる場所をしっかり確認します。
また、マスキングテープのラインが塗装面との境界になるので、線がゆがんで見栄えが悪くなってしまわないように、できるだけまっすぐな線を意識して養生します。(ただし、多少の失敗はDIYだからこその“味”です。失敗を過剰に恐れずに、どんどんDIYにチャレンジしてほしいです)
下地について
養生ができて、「さぁ塗装だ!」というみなさん、ちょっと待ってください。塗りたい壁の下地を整えることも必要です。下地に使う塗料はシーラーと呼ばれます。シーラーを塗ることで、塗料が余計に壁に浸み込んでたくさん塗料を使ってしまったり、色ムラになってしまったりすることを防ぐことができます。
シーラーも塗料も、塗る時の手順は同じです。
DIYの教科書には、上から下へ、左から右へ、奥から手前へ、狭く塗りにくい場所から、広く塗りやすい場所へという順番で塗る、とあります。
壁ならばフチから始めて、広い面に移ります。そして、上から下へと進んでいきます。この時、細かい場所を塗る時には刷毛を、広い場所を塗る時にはローラーを使用します。
そして塗り終わったら、養生のために貼っていたテープを剝がします。この時、塗料が完全に乾く前に剥がすことがポイント。塗料が完全に乾いてしまうと、テープと一緒に塗料が剝がれたり、ヒビが入ったりしてしまうので注意が必要です。
さて、今回は塗装に必要不可欠な養生の作業についてお伝えしました。
養生のことがわかって、適切な塗料を選べたら、あとはいざ実践です! みなさまのおうちの壁が素敵な色になることを祈念しております。
本日お伝えした養生に必要な道具は、グッデイをはじめとするホームセンターで販売されています。ぜひ店頭でチェックしてみてくださいね。
名島団地最寄りのグッデイ東福岡店をはじめ、グッデイ店頭では名島団地プロジェクトで使用した商品に、グッデイ団地のロゴが入った案内POPを設置しています。店舗にお越しの際には、下記のPOPを目印に商品をお探しいただけます。
実際にお部屋をDIYする際には、DIY可能領域を必ず管理会社にお問い合わせください。
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