ヤンツーさん

明治安田生命J1リーグ再開を待望み
世永アナ、堀アナがコンサドーレの魅力を「#すごい選手がいるんです」というテーマで書かせて頂きました。
ここからはHBCのコンサ愛が強いメンバーで盛り上げていきたいと思います。

今回は、

【テレビ編成部　Ｈ 】
2000年台初頭に仕事で関わって以来の縁。
できればメイン上段から俯瞰で見たい派。
あまり当たらないアディショナルタイム予想が趣味。

グッズ的なものはほぼ買ったことがないのに
なぜかこれだけは通販で購入した（しかもいい値段）ヤンツーTシャツが発掘されました。

　　　（監督）
2000　岡田武史　J1昇格
2001　岡田武史　J1残留
2002　柱谷哲二ほか　J2降格
2003　ジョアン・カルロスほか　J2のまま
2004　柳下正明　J2のまま
2005　柳下正明　J2のまま
2006　柳下正明　J2のまま

大迷走の2002~03を経て
更地からスタートした2004シーズン

普通は断りそうなチームをなぜだか引き受けたのが
ゴリゴリのジュビロDNAの柳下正明監督（ヤンツーさん）でした

ないない尽くしでひたすら苦しいチームを率い
敗戦後の会見でメディアに繰り返したのは
「次に向けてトレーニングしていく」

あまりにそれしか言わないので
いつしかヤンツーさんの象徴ワードと認知され
こんなTシャツになったのでした
（やや自虐グッズの趣もあります）

当時のチームは端的に言って弱かったけれど
それでも「こんなきっつい札幌やってくれてありがとう」的文脈で
サポーターに愛された監督だったように思います

その柳下監督が就任時に持ち込んだフレーズが
「アクションサッカー」でした

攻撃も守備も自分から動き出し、連動し、ゲームを作っていく
と説明されても見ている側は
どういう事かよくわかっていなかった気がします

後年ふと、当時ジェフを率いていたオシム監督のサッカーを
標榜していたのではないかと思い至り

勝手な思い込みかもしれないのに
それ前提で言ってしまうと

そのオシムさんと同じ
旧ユーゴ出身の監督に率いられた札幌はいま
J1で堂々とパスサッカーを展開しています

かつて鹿島あたりと対戦して
永遠に埋まらないと思っていた格差を
いま感じることは（あまり）ありません

16年前にヤンツーさんが言いたかったもの、あるいは近いものを
いま見ている気がするのです

2020年7月22日
想定外に遅くなった今季ホーム開幕が
ようやくやってきます

最終ラインから足元でつなぐ
当時は想像もできなかった札幌のプレーを
例のTシャツとともに見届けようと思います

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