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これなら脳がわかるかも!「世界一ゆかいな脳科学講義」を読んで



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海外の科学者が書いたものを、脳科学者の藤井直敬さんが監修した本です。

子供向けに作成されているようですが、藤井さんは読んで驚いたそうです。
「分かりやすく脳を知るために必要な範囲が全部網羅されている」と。

脳科学者がそう言うのならぜひ読んでみたくなりますよね。


気になる内容は全部で11章に分かれています。それをまとめますと

①脳の機能 (仕組み、働き)
②脳の発達 (胎児~高齢者まで)
③脳の病気 
④未来の脳

この4つになるかと思います。

今回はその中で『脳の発達、思春期』についてをお話していこうと思います。

自分でも思春期は経験しているのでなんとなくは分かってはいますが、なぜ思春期特有の行動は考えに至るのかは分かりません。

脳から見た思春期の説明は非常に分かりやすかったので、フォーカスさせていただきました。


思春期の脳

脳は最近まで10歳前後で発達が終わる考えられていました。

調べてみると脳の成熟は終わっていないどころか、10代の脳は大切な変化をむかえていることがわかったそうです。

男子の髭や声変わり、女子の胸のふくらみや生理などの体の変化があるように、脳も大きく変化する時期のようです。

この時期でも脳のネットワークの新しい繋がりが作られています。それ以上に不要で余分なネットワークを処分する、「クローゼットの整理」のようなことが行われています。

この整理作業で脳が慌ただしくぐちゃぐちゃなカオス状態のときが『反抗期』にあたります。


また思春期の脳は場所によって成長のスピードが異なるので、一時的にバランスが悪くなってしまいます。

情動や衝動をつかさどる脳の領域は一人前に成長しているのに、無謀な行動を思いとどまらせる脳の領域の成長がマイペースで遅いそうです。

「やっちゃえー」という衝動の感情を生み出す領域よりも、制御する領域の成長が遅いことが、若者が先のことを考えて行動出来ない理由になっています。

つまり

情動・衝動のコントロールする領域 = アクセル
無謀な行動を止める領域 = ブレーキ

アクセルだけが成長しているのでブレーキが効きにくい状態です。



なのでその場の感情に突き動かされ、目先のことにとらわれてしまいがちになってしまうそうです。



もちろん思春期は悩みだけではありません。

感情に突き動かされ、目先のことにとらわれしまうからこそ、新しいことへもチャレンジがしやすく集中できるメリットがあります。

脳も体も急激に成長する時期なので、情報を吸収し習得する学習能力も非常に高いそうです。

「やりたいことをやらせる」ことが能力を開花させる近道ですね。

思春期の子には、どんどん新しいことにチャレンジさせて可能性の扉を開いてあげるのが良さそうですね。



この本は子ども向けに書かれていても変に簡略化してないので、わたし自身も勉強になりました。ヘタな医学書を見るよりも勉強になったと思います。

簡単な言葉が使われてるのでどんどん頭に入ってきました。

「こんな風に説明すれば相手に伝わりやすいかも」と思えるような優しい文調で分かりやすさがあると思います。

脳のことを知るための入門書として大人にもおすすめできる本です。




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わたしはこんな人です(*'ω'*)



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