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ギリギリまで我慢してませんか?『逃げる技術』を読んで②



前回の記事です


この本には「どうしたら逃げられるのか」「逃げるためのテクニック」が書かれています。

辛いことや我慢していることから「逃げる」ことを推奨しています。

逃げられない具体的なケースが書かれており、どのケースも誰もが経験しているような内容です。

わたし自身も逃げられずに我慢していたことがあるのだと感じました。


そもそも逃げてはいけないのか?

ということを考えながら読んでいただければと思います。



あなたはすぐに逃げていい

逃げていいと言われると躊躇してしまいますよね。

「本当にいいの?」「逃げてはいけない逆の意味でしょ?」と思いませんか?

しかも「何から逃げるの?」「どうして逃げなきゃいけない?」と思いますよね。


そもそも逃げるとはどのようなことを指してるのかですよね。

心理学の世界では逃げるという行為を

『今感じている感情から意識を逸らし、感じないようにすること 』と解釈します。


これだけ見ると逃げることは良くないことだと感じますよね。

この意味は否定的な意味ではないんです。


自分を守るため、大切な人を守るためには逃げた方がいいこともあるという意味が込められています。

つまりは

向き合うべき重要な感情 ➡️ 逃げない
重要性ではない感情  ➡️ 逃げてもいい

を提案しているということです。


逃げることを選択するには、向き合うべき重要な感情がどれなのかを判断する必要があります

そこで使われるのが『逃げる技術』です。

この技術の中で、特に逃げられない方が多いと思われる「弱さを認める 」そして「役割から逃げる」ことについてを説明していきます。



弱さを認める

これもまたインパクトある強い言葉ですよね。

「弱さを認めろ!」

これを言われたら屈辱感が強いですよね。

「わたしは弱くない」と認めたくない反発心が湧き出てくるのではないでしょうか。


自分が弱い存在であることをどれくらい受け入れられているか

これが弱さを認めるカギになっています。



そもそも「弱さは認めないといけないの?」と疑問視してしまいますよね?

生活のあらゆる場面で、自分の弱さを感じることがありませんか?

・やめたほうがいいとわかっていてもやめられない
・感情は思い通りにならず誰かとの関係を壊してしまった
・辛い別れを引きずってしまった
・誰かの期待に答えられなかった

上記のように感じたときに、今の自分を「ダメな人間」「こんな自分嫌だな」と思うでしょう。

そうすると「弱い自分ではダメだ。強くならなければいけない。」と自分に鞭を入れて頑張ろうとしてしまいます。

俗にいう「強がり 」です。


この「強がり」は頑張っている、努力している、ことではないそうです。

それは本当の強さではなく、自分の弱った心を「強がり」という仮面で隠しているだけにすぎないそうです。

そして、その弱い自分を陰で激しく攻め続けてしまう。

自分で自分を傷つけないように、『弱さを認める』ことが必要になります。


役割から逃げる

今のわたしたちには、いくつもの役割があります。

例えば大人、親、姉、上司、社会人、サラリーマンなどです。


このような役割を望んだ人もいれば、役割を課せられている状態の人もいますよね。

役割があることに変わりはないのですが、問題はそれが自分に合っているかどうかは別だということにあります。


詳しく見ていきましょう。

例えば
親が仕事をしていれば、忙しいときに料理を作れない時があります。そうした方にとって、「子供のために料理を作るべき」という思い込みは、親としての自分を否定することになってしまいます。


この子供のために料理を作るべき ➡ 親の役割 です。

仕事が忙しければ親の役割を同時に担うことは、かなりの負担になると思います。

大切なのは母親の役割から逃げてもいいということです。母親であることから逃げてもいいということを推奨しているわけではないということです。

親の役割 ➡ 逃げてもいい
母親であること ➡ 逃げてはいけない

ということになります。



そういった逃げられない方に対して著者は

「自分ができることとできない範囲の区別をちゃんとつけて、自分ができないことについては誰かにお願いするか、そもそもしなくてもいい 」

と伝えているそうです。

この考え方は、自己肯定感を上げるために重要な1つのパーツで

できないことで自分を責めることをやめることが目的になっています。



本の中では、より細かく丁寧に説明されているので、スッと頭に入ってくるように理解がしやすいと思いました。

この記事を読んだだけでも、逃げることに技術があることが、なんとなく分かったのではと思います。

技術ということはスキルと一緒で、料理や勉強、趣味のように磨けば上達するものです。

『誰でも学べば身につけることができる、だからやってみよう』といった思いが込められているのだと思いました。




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わたしはこんな人です(*'ω'*)



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