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そんな気がする妄想

わたしたちが普段使っている「妄想」という言葉は病的なものではなく、「そう思う」「そんな気がする」程度の感覚を指していると思います。

妄想で思いつくのは「被害妄想」が多いでしょうか。

「どうしてこんな運が悪いことばかり」「さっきからチラチラ見てきて気持ち悪い」「あの人はわざと嫌味を言ってくる」など実際とは異なる悲観的な発言を「被害妄想」と言いますよね?

精神科の疾患である統合失調症では、妄想はよろしくない症状としてみられています。

実際に統合失調症の患者さんの中には、「あの人に物を盗まれた」「わたしの心の中を読みとっている」と言った発言が聞かれ、他の人とトラブルを巻き起こすことがあります。

被害妄想で生活に支障が出るようなら、投薬によって治えなければいけないものとされています。



想像・空想・妄想

どこからどこまでが妄想?と思うのではないでしょうか。

考え方や深さによって「想像」、「空想」、「妄想」と3つに区別されています。

■想像 頭の中だけで考えてることです。

【例】
「今日の夕飯はカレーだろうなあ」
「彼は落ち込んでいるのかな」


■空想 現実にはあり得ないことや、現実と関係ないことを思いめぐらすことです。

【例】
「電話に出ないってことは誰かと浮気しているのかも」
「このnoteの記事がヒットしてベストセラー作家になれそう」


■妄想 病的に抱く誤った判断や確信のこと、現実の生活にも影響します。

【例】
「私は神です。なんでもできます」
「あの人がワナをしかけて眠れなくさせているんだ」


想像、空想は訂正することができます。

妄想は確信しているため訂正はできません。



この区分から見ると普段「被害妄想」と言っているものは「想像」や「空想」のレベルであることが多いと思います。



想像や空想は良いものでは

被害妄想のように想像や空想はどちらかと言えば、悪いイメージが浮かぶかと思います。

わたしは思います。
「楽しい想像や空想はしてもいいじゃない」かと。


想像も空想も、自分の中で楽しむことに使うなら良いことなんですよね。

今日のことでも、明日のことでも、1年先のことでも、自分にとって楽しいことを考えるだけで、今の気持ちも楽しくなっていきます。


想像や空想は「夢を見ること」と同じように感じませんか?

「起業家になりたい」「モデルと結婚したい」「スポーツ選手になりたい」「南の国で生活したい」など

将来の夢は誰でも抱いていたことがあると思います。

子供の頃はあれほど夢を見ていたのに、今では現実的なことばかり考えてしまって夢とは疎遠になってきたように感じます。

夢を見れないのは、想像する力が衰えているからかもしれない。と思うんです。


年齢を重ねても想像や空想で夢を見られる人はキラキラと少年少女のように輝いています。

他の人が現実の厳しさに苦しんでいるときに、希望を与えて気持ちを和らげてくれるような人です。

楽しい未来が待っているからこそ、今が苦しくても頑張ろうという気持ちが生まれてきます。

楽しみは原動力です。そして楽しむ想像も空想も原動力です。


「夢ばかり見てないで現実を見ろ」そう言われるかもしれません。

厳しい現実を見ているだけでは、夢も希望もありません。それこそ楽しみが必要です。

楽しい気持ちは自分の周りにも伝わります。自分だけでなく、周りへの影響も大きいです。

他の人に迷惑をかけることではない夢のような『楽しい想像と空想』は、現実を生きていくうえで必要なピースの一部ではないかと思うのです。


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