優しい、でも優しすぎる?そう感じたらパターナリズムかもしれませんよ
優しい、でも優しすぎる?
頼んでいなくても、仕事を手伝ってくれる人っていますよね。
こちらが言わなくても、何でもやってくれる親もいますよね。
どちらも相手の優しさからの行為で、有り難いことですよね。
その手伝いによって助けられることが多々あると思います。
相手からの優しさが、時に度が過ぎるときがありませんか?
例えば
・留守のときに彼女が部屋の掃除をして模様替えまでしていた。
・進学する高校を親が決めた。
「そこまでしなくても自分でやるのに」「自分で決めたいときもあるから」など優しさはわかるけれども、そこまではお願いしていないと感じるときです。
その優しさはパターナリズムでは?
相手からの優しさを余計なお世話と感じたときには、優しさの中に「パターナリズム」が含まれているか可能性があります。
『パターナリズム』
強い立場の人が、自分より弱い立場の人の利益ためだとして、本人の意思を確認しないで介入・干渉すること
まるで「あなたのことは私がよく知っている。1番良い方法もわかっているから、あなたはそれにただ従っていればいいの」といったような考え方です。
弱い立場側は、自分の意見を尊重されていないので、余計なお世話と感じてしまうのです。
一家の稼ぎ頭である父親が、経済力のない自力では生活できない妻や子供の生き方をコントロールすることを批判するために使われはじめた言葉らしいです。
この「パターナリズム」の考え方は、相手を「コントロールししてやろう」という気持ちより、「やってあげたい」気持ちが強いのだと思われます。
それは心配だからやってあげたい。失敗してほしくないからコントロールしたい。
『過保護』になり過ぎている状態とも言い換えらます。
愛があるからこそのコントロールともいえます。
どう対応していけばいいか
パターナリズムをもつ相手に対してどう対応していけばいいのでしょうか。
「余計なお世話だから無視する」「相手にしない」対応だと、相手は愛情を踏みにじられたと感じ、傷ついてしまいます。
相手は過保護になっているだけです。だからコントロールしたいのです。
そもそもパターナリズムをもつ相手は、こちらの意見を尊重していないことに気づいていないのかもしれません。
なのでパターナリズムは、相手の行き過ぎ愛情表現と捉えると良いのではないでしょうか。
愛情への感謝は伝えますが、すべて相手の意見通りに行動はしない適度な距離感を保つことが大切です。
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