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「良い自分語り」と「悪い自分語り」の違いって何だろう。

こんばんわ。ハザクラです。

今日は、「良い自分語り」と「悪い自分語り」の違いについて考えてみようと思います。

2つの「自分語り」

「自分語り」というと、ついうい自分の事をしゃべりすぎてしまっている、自意識過剰なつまらない人…みたいなイメージがありますよね。捉え方は人それぞれですが、「自分語り」にプラスのイメージを持っている人は少ないと思います。

しかし僕は、すべての「自分語り」がマイナスかと言うと、そうではないと思います。一見、負のイメージが強い「自分語り」ですが、正の側面も負の側面も持ち合わせている。
つまり、一口に「自分語り」と言っても、「良い自分語り」と「悪い自分語り」の両方があるということです。

そしてこの記事では、授業で生徒のウケがいい(ちゃんと聞いてくれて、授業内容にもつなげやすい)タイプの自分語りを、「良い自分語り」。
反対に、生徒の興味や関心を引かない、教師の自己満足になるような自分語りを、「悪い自分語り」だとして考えてみます。

「良い自分語り」は、失敗談。

では早速ですが、「良い自分語り」とは何でしょうか。

授業内容の具体例、或いは単純に生徒の注意を引きたいときに、自分のエピソードを話すことは、わりとよくあることだと思います。
そんな時、ある時はウケたのに、別の時はつまらなそうな顔をされた…なんてことありませんかね。

単刀直入に言うと、「良い自分語り(=生徒にウケる教師のエピソード)」とは、失敗談だと思います。

失敗談を話すと、それはつまり「同じような失敗をするなよ」という教訓になります。成功よりも失敗から学べることの方が大きい…なんてよく言いますが、そういうことです。生徒は、教師の成功談を聞くよりも、失敗談を聞いた方が「なるほど」と聞き入ってくれるケースが多い気がします。

また、失敗談は「笑い話」でもあります。だから、聞き手(生徒)のウケを狙いやすい。逆に成功談は「自慢話」になってしまうので、話し手の自己満足に陥りやすく、聞き手はつまらなくなりがちです。
「先生が電車にギリギリ間に合った」という自慢話より、「先生が電車にギリギリ乗れず、校長先生に怒られた」という失敗談の方が、明らかに面白いしウケますよね。そういうことです。

ということで。
生徒に聞いてもらえる(何ならウケも狙える)ような、「良い自分語り」の条件は、「失敗談」でした。

授業中に自分語りをしたくなったら、自虐的な失敗談がおススメです。

「悪い自分語り」は成功談。

「良い自分語り」のところでほぼほぼ説明してしまいましたが、改めて言うと、「悪い自分語り(=生徒にウケず、聞いてもらえない話)」は、教師の成功談=自慢話です。

自慢話をすると、話し手はどんどん気持ちよくなって喋りすぎてしまいますよね。そして、聞き手にとって、他人の自慢話ほどつまらない話はありません。やっぱり、これが自分語りのトラップです。

ただし、話すのが上手い方や、相当なエピソードがあるときは、自慢話でもウケることはもちろんあると思います。あくまで傾向的な話で、ケースバイケースな側面があることはお忘れなく。

「良い自分語り」と「悪い自分語り」の違い

というわけで、同じ「自分語り」でも、やっていい自分語りとやっちゃダメな自分語りがあるよ。って話でした。

端的に言うと、「成功談・自慢話ではなく、失敗談をするべし」ってことです。

「自分語りをすると急に生徒の注意が逸れる」と言う方は、意識してみてください!

今日も最後までありがとうございました!
ではまた。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。 「自分にない考えが増えたな」と感じたら、ぜひフォローしてください!今後の学びに繋がるはずです。