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2年も赤字が続いた事業が偉大な"単月黒字"を実現しました

ビジネス投資家・連続起業家の林周平です。繁盛経営アカデミーという経営塾の代表講師を勤めています。詳細プロフィールはこちら。


事業が一つ黒字転換しました!

僕が一番好きな言葉は「単月黒字」です。
事業企画において一番重要にしているマイルストーンです。

「経営とは利潤の追求である!」
なんて言葉を経営の教科書で習いましたが、でもそれは、ちょっと古い感覚だなと感じます。

僕はバリバリのビジネスマンに見られがちですが、実は全然そんなことありません。

会社を無限に大きくしたいなんて思ってないし、
スタートアップのノリに疲れた経歴ですし、
前向きにスモールビジネスを選択しています。

利潤の追求をしているか?と聞かれると、もちろんしているけど、それに魂を売るほどコミットはしていません。

この豊かな自己実現社会において、利潤を追求するかどうかは本人たち次第です。

ビジネスや人生の道は、個々が心の内側と向き合う哲学の道。

僕の関わっている事業や経営者たちにも、事業の成功よりもまずは個人の集団としての幸福を願っています。

自分の道を自分で決めて誇らしく生きていって欲しい。

ただ、1つだけ守って欲しい。

頼むからこれだけは言わしてくれ!

「単月黒字じゃなければその発言権はない!」

起業家の人生にオプションを授ける魔法の構造

スタートアップがドヤ顔で資金調達してチヤホヤされるこの世の中ですが、僕は「単月黒字」という言葉を信仰しています。スモールビジネスの十人です。

なぜなら、単月黒字というのは魔法の構造なのです。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、精神も安定して、心の余裕も持てて、未来も考えられるようになります。

変な安請け合いの案件を焦って拾うこともなくなれば、従業員やパートナーとお金でギスギスすることも減ります。黒字だからこそリスクが取れるようになるので、未来も明るく捉えられるようになります。

僕がビジネス投資家として一番大事にしていることは、起業家に安定的な単月黒字の構造を作るように導いてあげることです。

もし赤字だったら、それはいつかは沈む構造なので、無視できません。

起業家の個人的な思いやこだわりなんかも受け入れてあげたいけど、赤字だと「現実的な事情」を優先せざるを得ません。

「やりたいこともわかるけど、現実見てね」
「いや、まず足元なんとかしようね」
「とりあえず案件もらえないか知り合いに営業してきてくれる?」

だんだんこんな会話になってしまいます。

僕も投資家として楽しくないし、「林さんはケチくさくてうるさいんだよ」とか言われたくない。みんなで前向きに夢を語って青春したい。

だから、そのためにも単月黒字にしてくれ!頼む!

単月黒字でさえあれば、あとは何をやってくれてもいい。
余剰利益を全額投資してもいいし、全額報酬にしてもいい。
成長を目指してもいいし、目指さなくてもいい。

そのオプション(選択肢)を持てるのは単月黒字だからです。逆にいえば、単月黒字の状態はとても偉大なのです!

そんな偉大な転換点を1つの事業が迎えました

この度、僕のグループの小さな事業の1つが、単月黒字になりました。SEOのコンサル会社がありまして、そこで自社のメディアを育ててきていました。

たかだか30万円程度の売上を作るのに、これまで400万円ほど累積損失(投資)してきました。社内的には「原価」としていますが実際には投資分なので、人件費と原価を抜いても売上は継続します。

実際の資料はこんな感じです。

毎月10-20万円赤字が続いていましたが、ようやく黒転!よかったね!

でも、この事業はストック型の売上なので一度黒字転換したら、ここからの展開は堅いです。最近のSaasで赤字上場する会社(マネーフォワードなど)と同じで、今は赤字だけど投資をやめたらすぐに黒字化できるような状態です。

さぁ、ここから何を目指すかは彼次第。ここの会社の代表はこの度、偉大なタイミングに辿り着きました。

これまでこの事業をがんばってきた代表に乾杯!余剰の中からやりたいことにドンドン投資をする起業家人生を生きておくれ!


今回はここまでです。

僕はスタートアップではなくスモールビジネス型のビジネス支援をしています。まずは単月黒字の事業をしっかりと作り、その土台から次へのリスクテイクをして複数の事業ポートフォリオを築いていく道を提示しています。

興味がある方はこちらの記事も読んでみてください。僕の事業の考え方のコアをノウハウ的にまとめています。

↓こちらは私の詳細な経歴やプロフィールの紹介です。

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