三大教祖へ世界平和を祈っているうちに、古代文明について興味を持つようになりました。中学生の頃、エジプト文明やギリシア・ローマ文明など、世界の古代文明を特集しているテレビ番組を見付けると、勉強そっちのけで食い入るように観ました。
過去に人類は、世界各地で優れた文明を創造してきたが、ある段階で亡びてしまう。それはなぜだろうと疑問を抱いたものです。
文明や歴史への興味は、チャイナの中国思想にも及びました。高校に入学し、初めて図書室に入った日のことです。その大きな部屋を一巡りしながら、どんな本が収められているのか確かめました。
そして、中国思想全集のところに来た瞬間、全集の背表紙からビンビンとエネルギーを感じたのです。
『易教』『詩経』『書経』『春秋』『大学』『中庸』『論語』『孟子』『荀子』『韓非子』『墨子』『老子』『荘子』『孫子』『呉子』などと書かれて並べられている全集が光って見えました。
図書室の中の、その一角だけが輝いていたのです。
これらの本には世界を救うための大切な“秘伝”が書かれていると直観し、いずれ深く学ぶときが来るだろうと感じました。全集の中の一~二冊というのではなく、丸ごと全部が重要であるという感覚であり、中国思想を綜學として探究する萌芽が、そのとき既にあったのです。
綜學的に述べれば、
孔子や孟子の儒家は、「人物の背骨(バックボーン)」を築き、
老子や荘子の道家は、「人間の大きさや懐の深さ」を養い、
韓非子などの法家と孫子・呉子の兵家は、「左右の腕となって、組織を運営するための知恵や勝つための心得」を導きます。
この中国思想の綜學的解釈は、後で各論として述べることにします。
(続く)
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